2023 スレイプニルS(予想と買い目) | 競馬解読教室

競馬解読教室

競馬を解読する
GIを中心に予想します。今週は東京優駿です!

 今日の東京のメインは、ダ2100mで行われるスレイプニルS。この条件は一年を通じて重賞の設定がなく、最高額条件でもOPまで。そのOPも一年に3つ(ブリリアントS、スレイプニルS、ブラジルⅭ)しかない。ゆえに、東京ダ2100mを得意とする馬たちは、この3つのレースを最大目標として年間ローテーションを組み、状態を整えてくる。今年のスレイプニルSも現役のダ2100m巧者がズラリと揃い、メンバーレベルはかなり高い。このレースは毎年フルゲートになるし、馬券的にも非常に面白いレースだ。このレースの予想上の重要ポイントは、ブリリアントSとブラジルⅭはハンデ戦だが、このスレイプニルSだけは別定戦だという点。ブリリアントSやブラジルⅭでは軽ハンデ馬の好走を警戒しなければならないが、スレイプニルSは別定戦だけに、能力に着目して、近走の着順を気にせず、純粋に一番強いと思う馬を選ぶべき。それが的中への早道だと思う。

 

 本命は◎レッドファーロだ。前走は3勝クラスの丹沢Sを①着。その勝ち時計2.09.4(42.7=36.2=50.5:落差ー7.8秒)は、2022年の東京ダ2100mの3勝クラスのデフォルトの2.10.6(42.7=38.0=49.9:落差ー7.2秒)よりも、テンが0.0秒速く、中盤が1.8秒速く、上りが0.6秒遅く、勝ち時計が1.2秒速かった。このレースは中盤が速く、条件戦にしては非常にタフなレースだった。後方から先行勢を一気に差しきったレッドファーロのパフォーマンスは素晴らしかった。特に強調したい点は、この馬は3~4角から大外を回って既に動き出しており、合計すると500m以上長く良い脚を使っていたということ。それなのに、ゴール前でも脚勢は全く衰えず、②着馬との差は、むしろ更に広がりつつあったというところ。このパフォーマンスなら、OPに昇級しても十分通用する。昇級して相手が強化され、道中の流れがタフになればなるほど、この馬のタフな末脚の威力は更に増すだろう。この馬が自信の本命だ!

 相手本線には、東京ダ2100mで好成績を残すキングカメハメハ産駒を狙いたい。〇テンカハルはダート転向後、②着、③着、①着と好成績が続いている。ダート戦でも完全に軌道に乗った今なら、大いに期待できる。初ダート戦になった金蹄Sではダノンラスターにクビ差負けしたが、砂の素質はこちらが上。軌道に乗った今なら逆転できる。▲バイシュラバナは去年のブラジルⅭで55キロを背負って②着した実績がある。前走は56キロを背負ってブリッリアントSで⑨着に敗れているため人気を落としているが、昨年来のOP経験や斤量経験は、今回の競馬に生きるハズ。前走55キロでブリリアントSを勝ったばかりで、今回初の58キロを背負うディクテオンより、バイシュラバナの経験の方を買いたいと思う。以下、実力馬の△ダノンラスター、△ディクティオン、そして最後に、今回が初ダートになる△カウディーリョまで押えたい。

(結果)

◎レッドファーロ (③着 1人気)

〇テンカハル

▲バイシュラバナ

△ダノンラスター (①着 2人気)

△ディクティオン

△テンカハル

PVアクセスランキング にほんブログ村