2023 フラワーC(予想と買い目) | 競馬解読教室

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 昨年の勝ち馬スタニングローズは秋華賞、一昨年③着ユーバーレーベンはオークスを勝ち、GIウィナーとなっている。フラワーCというレースは、昔から桜花賞との関連性は薄いのだが、近年は牝馬の出世レースとして注目されているレース。今年はやや小粒なメンバーに見えるが、案外、この中からオークス、秋華賞の有力馬が出てくるかも知れない・・・。現在の1番人気は、唯一の2勝馬エミュー。実績を考えれば当然と言えば当然だろう。前走のデイジー杯の勝ち時計1.50.3(37.8=36.8=35.7:落差+2.1秒)は、2020~2022年の第1~3回中山の3歳1勝級の芝1800mのデフォルトの1.49.1(37.2=36.4=35.5:落差+1.7秒)に比べて、テンが0.6秒遅く、中盤が0.4秒遅く、上りが0.2秒遅く、勝ち時計が1.2秒遅かった。レースレベルは・・・道中のペースが遅かったとは言え、勝ち時計が遅いことを見ても、決して高レベルとは言えないだろう。しかもこのレースは、4角出口で馬群が大きくヨコに開いたように、明らかに差し馬向きの流れだった。4角で大外を回っていたとはいえ、エミューは「流れに恵まれた」という印象が強い。時計面のみならず、レースの内容面から見ても、レースレベルが高いとは思えず、エミューには触手が動かない。ならば軸は1勝馬の中から選ぶしかないが、前走内容に注目するなら、◎ココクレーターが一番魅力がある。前走の勝ち時計1.34.3(35.2=24.1=35.0:落差+0.2秒)は、2020~2021年に行われた東京芝1600mの3歳未勝利戦のデフォルトの1.35.2(35.8=24.5=34.9:落差+0.9秒)に比べて、テンが0.6秒速く、中盤が0.4秒速く、上りが0.1秒遅く、勝ち時計が0.9秒も速かった。このレースは前半も中盤も速く、差し馬向きの流れ。先行して差しきったココクレーターは強かった。直線では前がカベになり、追い出しが遅れ気味になったが、前が相手からの切れ味は素晴らしかった。フラワーCというレースは瞬発力が求められるレース。瞬発力という面からみれば、ココクレーターが一番だと思う。相手本線は〇パルティキュリエだ。前走は未勝利戦としては、かなりのHペース。あのレースを先行して押し切れるということは、あと1Fの距離延長は問題ない。それほど切れるタイプではない。鞍上が横山武騎手であることを考えると、好位先行から早目に抜け出す戦法をとるハズ。あとはココクレーター他の差し馬の急襲をどこまで抑えきることができるかどうか、だろう。3番手は実績に敬意を表して▲エミュー。以下は押えの評価になるが、△ヒップホップオウル、△ゴールデンハインド、△ドナウパールまで。

(結果)

◎ココクレーター

〇パルティキュリエ

▲エミュー (①着 2人気)

△ヒップホップソウル (②着 8人気)

△ゴールデンハインド

△ドナウパール