2022 毎日王冠(予想と買い目) | 競馬解読教室

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 ハナを切るのは好枠を引いたレッドベルオーブだろう。そのレッドベルオーブは、前走の小倉日経OPでは5F57.6のHペースでで引っかかり気味に逃げて、そのママ押し切ってしまった。勝ち時計1.45.5(34.7=34.7=36.1:落差ー1.4秒)は、小倉芝1800mのOPのデフォルトの1.46.0(35.7=35.1=35.2:落差+0.5秒)に比べて、テンが1.0秒速く、中盤が0.4秒速く、上りが0.9秒遅く、勝ち時計が0.5秒も速い優秀な時計だが、あの一本調子な競馬っぷりでは・・・。この馬は、古馬になって、3歳の頃よりも短距離志向が強くなっている趣。追切でもひっかかり気味だったところを見ると、今回も前走のような大逃げになる可能性が高い。引っかかれば、幸騎手は無理に抑えずに行かせるだろう。しかし今回は前走とはメンバーが違う。しかも舞台は直線の長い東京。あのような折り合いを欠いた逃げでは、東京芝1800mは逃げ切れない。

 

 レッドベルオーブが大逃げを打つと予想する場合の馬券の急所は2つ。一つ目は、逃げ馬が直線半ばで止まる可能性が高い以上、過去10年の毎日王冠の傾向から言って、馬券的には上り最速を記録しそうな差し馬が有利だということ。もう一つは、レッドベルオーブの大逃げによって、勝ち時計は1分44秒台に突入する可能性がある。持ち時計のない馬は厳しいだろうから、Hペースの持続力比べ&時計勝負に強い馬を狙うべきだということ。以上2点を重視して馬券を組み立てたい。

 

 本命は◎サリオスとした。この馬は、2歳時の朝日杯FSを見ても判るとおり、もともとキレる脚を使うタイプではなく、スピードの持続力に秀でたタイプであり、時計勝負&Hペースの我慢比べに強い馬。今年の安田記念のように、Sペースからの上り勝負だと、ソングラインやシュネルマイスターにはキレ負けしてしまう。そういう意味で、レッドベルオーブの作るHペースの恩恵を最も強く受けるのはサリオスだろう。3歳秋の毎日王冠以降未勝利が続いているが、復活を遂げるなら、ここだろう。追いきりの動きも悪くなく、状態は持ち直していると思う。相手筆頭に狙いたいのが〇ジャスティンカフェだ。距離はマイルがベストだと思うので、正直、1800mは1ハロン長いと思う。しかし、レッドベルオーブがHペースで引っ張ってくれる流れなら、距離はこなせるハズ。道中最後方から直線勝負に徹すれば、メンバー最速の上りを駆使できるのはこの馬。キャリア10戦中6戦でメンバー中の上り最速をマークしている切れ者であり、前残りの展開でも差しきれるこの馬の末脚は、Hペースの前崩れの展開なら、更に活きるハズ。まだ重賞未勝利で、現時点では格下の立場ではあるが、毎日王冠は上り最速をマークする馬が強いレースでもあり、格下のこの馬でも通用するハズだ。3番手は▲ダノンザキッドを狙いたい。2歳冬のホープフルS以降7戦未勝利でスランプが続いているが、一時の不調は脱している。前走関谷記念は③着に敗れたが、あれは超Sペースに引っかかったものであり、度外視していい。東京芝1800mは、2歳時の東スポ杯で強いパフォーマンスを見せた舞台であり、この舞台で復活を遂げる可能性はある。秋のGIを目指すためには、ここで賞金を加算する必要があり、陣営の本気度は高い点もポイント。以下は押えの評価になるが、追いきり快走の△ノースブリッジ、追いきり?だがレッドベルオーブの作る流れが味方しそうな△レイパパレまで。

(結果)

◎サリオス (①着 1人気)

〇ジャスティンカフェ (②着 3人気)

▲ダノンザキッド (③着 4人気)

△ノースブリッジ

△レイパパレ

 

 

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