【レース回顧】
アーバンシックが追い比べを制して重賞初制覇!
■レース結果
中山競馬場で行われたG2・第78回朝日杯セントライト記念は、C.ルメール騎手騎乗の2番人気アーバンシックが優勝。道中は中団の内を追走し、直線では馬群の間から鋭く伸びてゴール前で鮮やかに抜け出した。勝ち時計は2分11秒6(良)。鞍上のルメール騎手は2018年レイデオロ、昨年のローシャムパークに続く本競走3勝目、本馬を管理する武井亮調教師は本競走初勝利を飾った。
1馬身4分の3差の2着は1番人気・M.デムーロ騎手騎乗のコスモキュランダ、2馬身2分の1差の3着は3番人気・岩田康誠騎手騎乗のエコロヴァルツが入った。これら上位3着以内には菊花賞の優先出走権が与えられる。
■レース展開・総括
ややバラついたスタート。6番エコロヴァルツが先頭に立って、1コーナーへ向かう。2コーナーで10番ヤマニンアドホックが外からハナを奪って、2馬身のリード。2番手に控えて6番エコロヴァルツ。1馬身差で内に2番タガノデュード、外に14番タンゴバイラリン。1馬身差で3番エコロレイズ。半馬身差の内に1番アーバンシック。1馬身半離れて9番アスクカムオンモア。4馬身離れて8番コスモキュランダ。1馬身差で内に4番ルカランフィースト、外に5番サルヴェージワーク。その外から12番スティンガーグラスと11番パンジャが上がっていく。1馬身半差で7番ログラール。2馬身離れた最後方に13番アスクハッピーモアという隊列で進んでいく。
前半1000m通過60秒5とやや緩めの流れで、ヤマニンアドホックが先頭。3馬身のリード。2番手にエコロヴァルツ。2馬身離れてタガノデュードが3番手。3コーナーを過ぎてエコロヴァルツが徐々に先頭との差を詰めていく。馬群の外からコスモキュランダがマクるように先頭集団に取りついていく。ヤマニンアドホックの外からエコロヴァルツ、コスモキュランダが並びかけて、4コーナーから直線へと入っていく。
直線に向いて、逃げ粘るヤマニンアドホックの外からコスモキュランダが交わして先頭に立つ。馬群の間から抜けたアーバンシックが鋭い伸びで前に迫っていく。3番手争いはヤマニンアドホックとエコロヴァルツ。先に抜けたコスモキュランダの外からアーバンシックが迫って、ゴール前で交わしていく。アーバンシックが鮮やかに抜け出して先頭ゴールイン。2着コスモキュランダ、3着エコロヴァルツの順で入線した。
前走日本ダービー組の上位人気3頭で決着した。アーバンシックは中団の内でしっかり脚を溜められたのが大きかった。直線手前でも慌てずに馬群の間を突いたルメール騎手の判断も素晴らしかった。次走3000mの菊花賞も距離は持つだろうが、勝負所で瞬時に反応できるかどうかがポイントになる。コスモキュランダは長く脚を使って2着。スタートからスムーズに追走できれば本番でも楽しみになる。エコロヴァルツも先行して3着。春の実績馬がそれぞれ力を示した一戦だった。
(JRA-VANより)
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