2024-050 GⅠ 天皇賞春 レース回顧 | 競馬を楽しむには

競馬を楽しむには

予想は重賞の過去データと、調教診断から独自の指数を算出し、対象馬を6頭以内に絞り込み、配当状況に応じて馬券を組み立てて購入しています。また各重賞毎に資金を決め、事前に買目と資金を発表しています。全てが無料で公開していますので、安心してお立ち寄りください。

【レース回顧】

テーオーロイヤル、3連勝でG1初制覇!

 

■レース結果
第169回天皇賞(春)は菱田裕二騎手騎乗の1番人気テーオーロイヤルが先団追走から、直線でしっかりと脚を伸ばして抜け出し、見事に勝利を飾った。勝ち時計は3分14秒2(良)。鞍上の菱田騎手は嬉しいG1初勝利。本馬を管理する岡田稲男調教師もJRAのG1は初勝利となった。

2着は2馬身差で菅原明良騎手騎乗の5番人気ブローザホーン。3着は半馬身差で幸英明騎手騎乗の6番人気ディープボンド。なお、2番ヒンドゥタイムズは出走取消。そして18番ハピは1コーナー手前で外に逸走してしまい、そのまま競走中止となった。
 



■レース展開・総括
全馬ほぼ揃ったきれいなスタート。11番マテンロウレオが飛び出して前へ。6番ディープボンドも気合いを入れられて前へ行き、12番ドゥレッツァも先行。14番テーオーロイヤルも外目からいいポジションを取りに行き、出脚が鈍かった10番サヴォーナもすぐに挽回して前目のポジションを取った。その後ろの集団に8番ゴールドプリンセス、1番サリエラ、16番チャックネイト。中団馬群の先頭に3番プリュムドール。1馬身差で7番タスティエーラ、9番シルヴァーソニック、1馬身半差で4番ワープスピードと5番ブローザホーン。1馬身差で13番スカーフェイスと17番スマートファントム。3馬身差で後方2番手に18番ハピ。1馬身差で最後方から15番メイショウブレゲ
という隊列になった。

1000m通過は59秒7。マテンロウレオが6馬身ほどのリードを取り、正面スタンド前を通過。2番手にディープボンドとドゥレッツァが並ぶ形。その後ろの列にサヴォーナとテーオーロイヤルが並んだ。その後ろは少し離れてサリエラ。中団にはタスティエーラやワープスピードらがかたまった。なお、1周目のゴールを過ぎたところでハピが外に逸走してしまった(競走中止)。

向正面直線に入り先頭はマテンロウレオ。ディープボンドが単独2番手となり、3番手にドゥレッツァ。4番手にテーオーロイヤルで、以下あまりは動きはないが隊列は縦長。2周目の3コーナーでその隊列がやや縮まり、マテンロウレオのリードも1馬身ほど。残り800mを過ぎてペースが速くなり、ドゥレッツァの手綱が少し動いた。対照的にテーオーロイヤルは持ったまま、抜群の手ごたえでドゥレッツァの外から進出。サリエラもそれについていくが、ジョッキーのムチを入った。

4コーナーではドゥレッツァが苦しくなり後退。ディープボンドは手綱が動きながらも、勢いをつけて最後の直線に入っていった。マテンロウレオは脚色がいっぱいになり、テーオーロイヤルとディープボンドが並んでの叩き合い。その後ろでサヴォーナが食い下がるが、少しずつ離された。テーオーロイヤルは内ラチ沿いに入り込みながら脚を伸ばし、残り200mでは完全に先頭。2番手になったディープボンドは懸命に粘るが、外からブローザホーンが凄い脚で飛んできた。ブローザホーンはディープボンドを交わして2番手に上がったが、テーオーロイヤルが悠々と先頭でゴールを果たした。

勝ったテーオーロイヤルは3連勝で待望のG1初制覇。一時期成績が良くなかったが、昨秋のアルゼンチン共和国杯(10着)で復帰し、その後は芝3000m以上の重賞で立て続けにいい走りを見せていた。休む前よりも確実にパワーアップしている印象があり、G1の舞台でそれを証明してみせた。

2着ブローザホーンは京都芝で決め手を発揮。ディープボンドは得意の距離で自分の走りを取り戻し、地力があるところをあらためて見せた。ドゥレッツァはすぐに折り合いがついて、イメージ通りの競馬はできたように見えたが、2周目の4コーナーでは手ごたえがなかった。

(JRA-VANより)

 

購入馬券

娯楽予想表

偏差値結果

調教結果

血統結果

各馬総括

着順

払戻金

通過ラップ