【レース回顧】
ディヴィーナが大接戦を制し逃げ切り勝ち!
■レース結果
東京競馬場で行われた第71回府中牝馬Sは、1番人気でM.デムーロ騎手騎乗のディヴィーナが優勝。大逃げを打ち、後続の追撃を際どく振り切った。勝ち時計は1分46秒1(良)。鞍上のM.デムーロ騎手は2016年クイーンズリングに次ぐ本競走2勝目。本馬を管理する友道康夫調教師は09年ムードインディゴ以来となる2勝目を挙げた。また本馬はエリザベス女王杯への優先出走権を獲得した。
2着にはハナ差で、後方から脚を伸ばした4番人気・横山武史騎手騎乗のルージュエヴァイユ。そしてクビ差の3着には、中団から10番人気・戸崎圭太騎手騎乗のライラックが入った。なお4番ストーリアは競走を中止した。
■レース展開・総括
各馬揃ったスタートから7番ディヴィーナと1番コスタボニータが先頭でしばらく併走していたが、ディヴィーナが掛かり気味に単独で逃げる形に。好位から中団に3番ルージュスティリア、9番アンドヴァラナウト、8番ライラック、4番ストーリア、11番シンリョクカ。後方を6番プレサージュリフト、5番ルージュエヴァイユなどが追走した。
先頭に立ったディヴィーナは後続をぐんぐんと離す大逃げになって前半の1000m通過は60秒0。3コーナーにかかるとストーリアが中団から後退して競走を中止。ディヴィーナと後続との差が少しずつ詰まりはじめて4コーナーを通過した。
直線に向くと逃げるディヴィーナを目がけて中からアンドヴァラナウト、外からルージュエヴァイユなどが脚を伸ばし、さらに内めから進路を切り替えてライラックもこれを追った。逃げるディヴィーナのリードは残り200mで3馬身ほど。この差が一気に詰まりゴール前ではディヴィーナとルージュエヴァイユが並んだが、わずかにディヴィーナが残して重賞タイトルを獲得した。
優勝したディヴィーナはオープンでしばらく苦戦が続いていたが、5月のヴィクトリアMで4着に食い込むと中京記念、関屋記念と連続2着に入り、ここで重賞初制覇。母ヴィルシーナなど多くの活躍馬が出ている牝系から、また楽しみな馬が1頭誕生した。優先出走権を獲得したエリザベス女王杯ではなくマイルCSへ向かう手もありそうで、陣営の判断が注目されるところだ。
(JRA-VANより)
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