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2013年7月18日わたしの運命の歯車はまわった。
その日、第80回 世界一周するクルーズが横浜港大さん橋から出航した。
偶然か必然かは分からないが、
ちょうど私の生まれた日であり23歳の誕生日を船で迎えることになった。
私はそのとき鍼灸学校を卒業して1年と半年、鍼灸師として未熟な私だったが以前から乗りたい
といっていた船の鍼灸院のお仕事と
太極拳講師を、任せていただけることになった。
他のクルーズのスケジュールと比べて85日という短い期間だったから試しに載ってみないか
と言われて、瞬間天に上るくらい嬉しかったのを覚えている。
枠が限られているので鍼灸師として乗れる人は通常は一人だったのだが、
初めてということもあり何回も乗っているMさんに途中まで乗船してもらうことになった。
乗船当日船が陸から離れていく瞬間、
見送りに来た人の声援と音楽で一気にお祭りモードになった。
不安と期待の半々があり
うまく言葉にならない気持ちではあったけど、
私はこれから船の中で唯一マッサージ室のスタッフなんだ
と思ったら今更ぐだぐだ言うわけにいかない。
いい、悪い、好き、嫌いがはっきりしているので、
自分自身がぐだぐだしていることが嫌なのだ。
そう思い気持ちを切り替え、