7つのゼロへの挑戦~駒場苑の取り組みを見て~ | けいあいの郷 緑園のブログ

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こんにちは梅雨入りしないまま真夏日が続きますね晴れ

コロナ禍の中、体調管理には十分お気をつけくださいねひまわり

 

さて昨日緑園では「7つのゼロへの挑戦」を掲げ尽力されている、特別養護老人ホーム駒場苑の坂野施設長をZOOMでお招きし施設の取り組みについてお話を伺いましたビックリマーク

 

まず「7つのゼロ」とは何ぞや?という話ですが、、、

7つのゼロとは駒場苑の方針である、寝かせきり・オムツ・機械浴・脱水・誤嚥性肺炎・拘束・下剤ゼロの7つの取り組みのことですウインク

 

とはいえ駒場苑では全てゼロにすることを目的としている訳ではなく、あくまで介護が必要な方に最後まで気持ち良く、主体的でその人らしい生活を過ごしてもらえるように支援することにあり、「寝かせきり、オムツ、機械浴が当たり前になっているこの業界において、介護をする上での本来の方向性を示すために、あえて7つのゼロ、という振り切ったケア目標を掲げています。大事なのはゼロにすることではなく、

ゼロを目指していくような方向性で利用者様と関わっていく、という過程であり、関係性なのです。」と

坂野施設長は語られました

 

講義はZOOM形式で行われましたPC

 

参加スタッフ一同、真剣に坂野施設長のお話に耳を傾けています耳

 

講義後は質疑応答が行われ、取り組みをどのように進めていったのか?

苦労されたことは?等気になる質問が飛び交いました唇

 

最後に印象に残った坂野施設長の言葉を掲載します

どんな施設にも理念はあり、その理念は、非常に抽象的な言葉で作られています。

「尊厳を尊重します」「笑顔を大事にします」「寄り添います」等々

しかし、どんな崇高な理念も、実際やってることが違っていれば何の意味もありません。

問題なのは、理念と実践を繋ぐ、「具体的な目標」がないことなのです。

だからこそ、理念と実践との間に必ず具体的な目標をたてようと考えました。

7つのゼロなら道標を示すことが出来ます。寝かせきりに出来る限りしないことが尊厳を

尊重するということ、オムツに出来る限りしないことが尊厳を尊重するということ、拘束を出来る限り

しないことが尊厳を尊重するということですよ、と。

 

「尊厳を尊重するということ」

この意味を改めて考えさせられる良い機会を頂きました。

坂野施設長、駒場苑のスタッフの皆様。お忙しい中、本当に有難うございました!!

 

うお座