2.超高齢社会への対応について
(3)介護と両立できる職場環境の整備について
【質問】
高齢化が進む中、介護を理由とした離職は年間10万人にも及ぶと言われています。相模原市においては介護休暇制度についてある程度対応できる仕組みがある事は承知しておりますが、親の介護は長い間続きます。例えば正規職員が長期にわたって週2~4日勤務にできる仕組みや、1日4時間勤務ができる仕組みが今後必要になると考えますが、本市の考え方を伺います。
【答弁】
本市では、職員が家族を介護する場合の休暇といたしまして1年につき5日間、取得することができる有給の短期介護休暇のほか、無給にはなりますが、最大で6ヶ月間取得可能が可能な介護休暇の制度を設けているところでございます。
高齢化の進行により、家族を介護する職員も多くなっており、その仕事と家庭の両立支援は喫緊の課題であると認識しております。
職員が安心して働き続けることができるよう、今後も国の動向等も踏まえながら、制度の充実に向けた検討を行ってまいりたいと考えております。
【要望】
国の動向を見なければいけないというのは分かりますが、政令指定都市になった以上は、九都県市やその他自治体と連携しながら率先して国に働きかけて頂くよう要望致します。
これから益々高齢化が進む時代において、介護か仕事かを選ばなければいけない社会では成り立たないと考えます。介護と仕事の両立が出来る事で、家族の介護を施設任せ、他人任せではなく家族で介護出来るという選択肢が産まれます。そのためにも最大半年とかではなく、市職員も教職員も労働時間に応じた給与体系にしながらも、長い期間働ける労働環境の整備に努めて頂きますようお願いいたします。また、育児休暇の際には臨時的任用職員の配置をされるなどの仕組みが整っていると聞いておりますので、介護と両立する職場環境を整備される際には、非常勤一般職の配置をするなど現場の負担軽減も併せて考えて頂きますよう要望しておきたいと思います。