書が好きなあなたへ
こんにちは。
二週間ぶりのブログです。
今日は、厚真町でやっている書道教室の日です。
ずっと、ずっと書きたいなと思っていた記事ですが、今日はさらに確信しました!
それは、素直な心が一番成長するってことです。
これは、大人でも、もちろん子どもでも同じなんだなーと今日子どもの教室をしていて思いました。
私の教室の生徒さんは初めて筆を持つ方が多いです。
だから、何にも知らない状態で、私から指導されるわけです。
「筆を立てよう」「左手で紙を抑えて」に始まり、その人が何となくしてしまう筆運びを直していく指導を出来るだけ声をかけてしています。
その際、言い訳をせずに、素直に筆を立てたり、左手で抑えたり、しっかり話を受け止めて実行することができる人は成長が早いなーと、つくづく感じました。
言われたことも意味を自分なりに捉え直して実行することが大事なのだと思います。
大人コースの生徒さんは、書道を始めたばかりなので筆使いに大きな癖がありません。ちなみにこの生徒さん、60歳を過ぎて初めて書道を習い始めた人です。私の祖母も60過ぎてから書道を始め、師範を取る直前まで行ったけれど、その意欲に感服しています。
だけど、人それぞれもともと持っているちょっとした筆使いの癖ってどうしてもあります。
だから、縦画を書くときの癖、横画を書くときの癖、転折の時の癖を見て、こうすると腕を使って書けますよと書いている様子を見て、客観的に伝えるようにしています。
この生徒さんは、たった3ヶ月しかしていないのだけれど、筆使いが格段に上手くなっているのです。
何でなのかなーと私なりに考えてみると、私の言ったことを素直に受け止め、「あっ、またやってる。」「こうして‥」と呟きながら、やるときもあるのです。
私は、「書きながら、私がさっき言った自分の書き方の癖に気づけたこともすごいですよ!」と伝えましたが、この生徒さんは一度言われたことを自分なりに書くという行動を見直しながら、自分のもの(技術)にしていっているのです。
初めてだから治るのもとても早いのも一部あると思うのですが、そこに素直な心がなかったら、きっとこんな急成長はないでしょう。
私はこの生徒さんを見て、私は素直な心をもちながら書けているかな?と、自分を見直すきっかけにもなっています。
そして今日の子どもコースでは、小学校3年生の生徒さんと会いました。
人それぞれ、集中する時間は違うので、この生徒さんには、枚数を決めて書くいう風にしています。集中力が切れたら少し休憩してまた一枚書くということもしています。
でも今日は最初から最後まで一緒に書いたのも含めて3枚書いたのですが、休憩を挟むことなく書き切りました!すごいー
3年生は学校の授業でも、書写が始まったばかりだし、本当に筆の使い方はピカピカの一年生とおんなじ状態です。
でも、天性の筆使いが体得されてるのか、始筆でトン!としっかり入ることが最初からできていた子です。
この子も、成長がまあ速い!
一対一で指導しているのもありますが、私の声を本当によく聞いているのです。
まだ文字の認識って小学校3年生くらいでは難しいところもあるので、「ここは、画と画が狭いよ」「そこは、止めるよ」と一緒に書きながら、要点を伝えると、「ここは狭いんだよね」と確認することもできるようになり、今日は私のお手本を見ながら書けるようになってたー←これ、意外に難しいことなんです。特に注意が1つにしか向かない子には。
その成長っぷりに驚き
でも、子どもにとっては当たり前なのだと思います。まっすぐな心で受け止めることを標準装備しているのが子どもだから。
あー、見ていて羨ましいと思いました。
きっと、どんな子も能力は無限大で、それを周りにいる大人が信じ、支えていくことがその子の成長になるんだろうなと思いました。
だから、私も一大人として、一書道の先生として、その子の書のよさを一人一人大事にしていきたいなと思いました。
なんだか、長くなってしまいましたが、言いたいことは↓
年齢関係なく、素直な心が一番大事!
ということです。
そう思わせてくれる私の大切な生徒さん達です。
目の前の生徒さんの上達を目指して、
そして、私も上達する時の楽しかった気持ちを忘れることなく、日々精進しなければと思った次第です。
この後の大人コースも楽しみです
大好きなことをしていく毎日を大切に。
今日もステキな一日になりますように。
Keifu