歌舞伎を観ていると思うこと。
“古典” の大切さ。
“人” がやってきたことを“なぞる”ことの大切さ。
その難しさ。
“個”という概念が、あるようでないこと。
ないようでいて、悲しいまでに重んじられること。
“マネ” なんて言葉では片づけられない、
“真似” の真意。
定められた道を、みな、歩んでいる。
“生きなければならないように”生きるということ。
菅原伝授手習鑑。
仁左衛門のそれは圧巻でした。
「筆法伝授」
あぁきっと、左遷される菅原道真も、
「私が“生きなければならないように”」
と思ったのかなと、思いました。
まだまだ、道は長い。