京極寺町通りには
リピートしている喫茶店があって
鳩居堂さんを覗いて
東京では買えない品々を買い物した後で
ふらりと立ち寄るのは
上島珈琲店。
京都には
珈琲の名店が数多くあるが
この珈琲店をこころにかけているのは
卒業生のひとりが
大学卒業後、そこに就職したからだ。
真面目だが不器用な彼が
神戸にある本社のことや京都での就職面接でのことを熱く語っていたのが忘れられない。
長身におじいちゃん譲りという黒いマントコートがよく似合っていた。
もちろん店舗では姿は見られないが
なんとなく応援気分で。
過去記事にその彼のことを書いている。
その生真面目ぶりたるや‼️
京都らしい奥の深い造りで
混雑や煩い客も少なく
実に静かな落ち着ける場処だからだ。
小一時間の間、近くの客の異動もなく
店のスタッフが客に干渉もしない。
これで商いとして成り立つのか…
ちょっと心配になるほどだが
大きな珈琲チェーンだからフラッグシップとして其処にあるのかもしれない。
柔らかな灯の中で
ゆったりと過ごしていると
こころも脚もほぐれていく。
京都二日目から読み始めた本は
500ページの大作だったが此処で読み終えた。
お肉気分は依然として続き
Takashimayaのレストラン街をのぞいて
惹かれるままにとんかつやさんで
海老と巻き巻きカツ定食
料理の前に運ばれてきたキャベツと漬物は
おかわり自由。
揚げ油の鮮度が信用できないので
外では揚げ物は食べないことにしているけいあゆだが
久しぶりの揚げ物はさっくり揚がって
とても美味だった。
ご飯も漬物もなかなかいい。
もちろんおかわりも楽しんだ。
美味しそうなものがたくさんある通りだが
お腹がいっぱいなのでただ歩くのみ。
折しもジムからメッセージが入って
「お元気ですか?
お待ちしています」
というので
兎にも角にもよく歩いてすこぶる元気…
と答えておいた。
戻ったら京都土産を手に顔を出すことにしよう。
京都では
京料理ばかりでなく
すこぶる美味しい町中華も食べ
食いしん坊としては大満足だが、
そろそろ
自分のごはんも恋しくなってきたところだ。