雨風が去ったベランダには
風に折り散らされたゼラニュウム。

元のプランターの土に差した、
根付いてくれればいいなと願いながら。



今日のランチはハンバーグ定食。
冷凍してあるタネを解凍して焼き



トマトソースをかけて目玉焼きをプラス。



田舎風野菜スープ

と勝手に名付けたコレは

蕪、セロリ、じゃがいも、ズッキーニをバターで炒めチキンコンソメを加えて煮込んだもの。


仕上げにパルミジャーノレツジヤーノのスライスをトッピング。




小さな白パンには

林檎バターとクリームチーズを塗って食べる。



こんなごはんでエネルギーチャージし

生協の品を受け取った後

徐に出かける。


うさぎうさぎうさぎうさぎうさぎうさぎ



ひと足お先に夏へ。


美しい白が目に飛び込んでくる。

ご近所の玄関先のカシワバアジサイ。







今年も会えた❣️



そんな感慨が湧くのは


いつも庭や玄関から花々が溢れんばかりで


"どうぞご覧ください"とばかりに

珍しい木や花には名札まで付けられて





其処を通るのが愉しみだった

そのお宅に

"販売中"の札が掲げられているのを見たからだ。


先月は

ブラシの木が色鮮やかだったものの

門や雨戸を固く閉ざして

まるでひと気がなく心配だったそのお宅が


ついに"売り家"となってしまった。




「その主とすみかと、無常を争ふさま、いはば朝顔の露にことならず」


そんな『方丈記』の一節を思う。


どうも好きになれない鴨長明だが

其処で言うところは普遍である。



うさぎうさぎうさぎうさぎうさぎうさぎ



気を取り直し行く、

目指すは堀ノ内妙法寺。


盛りに先立って

ひと足お先に紫陽花見物のつもり


変わらぬ佇まいに

こころの波が鎮まるのを感じる。






珍しく祖師堂裏の庭に一群の人たち。

デイサービスか高齢者施設の高齢者と介護者とわかる。



声高にお喋りに興じる彼らは

花とも緑とも無縁の世界の住人らしい。



私はただただ上を見上げ

ようやく白い大きな花を見つけた。





首が痛くなるほど見上げた高みに白い花❣️



そして同じく高みに白い蕾。




拡大すればぼけてしまうが

それは

今しか会えない泰山木の花だ。



さらに奥へと進むと





墓所への門に至る。





其処は

色とりどりの紫陽花に彩られて

目を喜ばせてくれる。





予想通り

花の盛りにはまだ少し早いが

咲き初めたばかりの花たちが

昨日の雨に洗われていっそう鮮やかだ。



















紫の眺めを

卒塔婆の故人たちと一緒に愉しむ。






造園のプロたちは

花菖蒲の手入れに余念がない。


紫陽花に花菖蒲が咲き揃うと

其処は紫の別乾坤になる。





藤棚の下にしばし憩い

心ゆくひとときを過ごした。













帰路を辿る





少し廻り道してうさぎ堂(二十三夜堂)を抜けて







行きは上ばかり見ていた其処には

躑躅が今花盛り。









涼やかな風が渡る木陰でひと休み。










うさぎうさぎうさぎうさぎうさぎうさぎうさぎ




帰路の参道の紫陽花たち。

カシワバアジサイと隅田の花火が並び立つ。






其処彼処の花々が通りを彩り


こじんまりとした庶民的な家々が並ぶ通りながら

こころ穏やかな暮らしが伺える。








母の介助介護のために

此処に移り住んで10年ほど、


いい本屋やお洒落なカフェが

あらばや…と思いながらも


この街に親しむ自分を感じている。


参道にたった一軒あるカフェで

今年初めてのかき氷を

…と思っていたが…





都合で早めの閉店準備中ということで


ひと足お先にかき氷❣️

とはいかず

ちょっぴり残念な散策になった。



うさぎうさぎうさぎうさぎうさぎうさぎ



今年初めて袖を通したブラウスはなんと十年もの。

今日の陽気にはぴったり。






伊勢丹Re Style で購入したAULAのもので

例によって一目惚れだった。

スタッフが黒より紺❣️と押した通りにして

よかったと思っている。