目の前の幟に唆されて
今年の初かき氷をいただく❣️
コレは"ロイヤルミルクティ"味のかき氷。
ほろ苦い紅茶の味に
練乳が優しさを添えて…絶妙。
「お子さまには分からないオトナの味ね。
私もどちらかというとオトナだから…」
そう言うと店主はちょっと笑った。
カウンター内にいる彼が
双子のどちらかは判然としない、
比較的口数が少ないからたぶん兄の方か。
冷たい余韻の中帰ろうかと少し迷って
当初の目的だったホットドッグを注文、
チーズあり、ケチャップあり、マスタードあり
の焼き立てを頬張る。
特別なパンを特別な窯で焼くからか
芯までアツアツの逸品である。
(コレを食べたらファストフードのなんてとても食べられない…と私は思う)
冷たい氷に熱いホットドッグ、
お腹はビックリかもしれないが
大満足である。
さて本日の第一部、
片っ端から試してみる。
コロナ禍以来
口紅やアイシャドウなどの色選びは
対面でBAさんのアドバイスを受けてではなく
こんな風にAIで試して自分で決める孤独な作業になった。
もっとも
心置きなく試せて
買わずにスルーすることも出来る利点もある。
ちなみに
洋服に合わせるなら304と思ったが
あいにく✖️ソルドアウト。
着物ならば303もよさそう…
そんなお遊びをしているうちに
予報通り雨が上がった。
明日孫が来訪することになり
一週間遅れの成人の祝い膳を
供することにした。
そんなわけで好物など買いに
ちょっと街まで出かける。
服はUNIQLOのプリーツワンピース、
定価で買ったが
今はセール価格になっているようだ。
サイズが合えばコレはオススメである。
イヤリングは
minneで購入したアナベルを模したビーズ製。
小さな白があるだけで顔周りが華やぐ(気がする)
セットアップにできるパンツは購入せず
手持ちのワイドパンツを合わせた。
タケ感やスリットがちょっとアオザイ風の組み合わせ。
雨上がりの道にはところどころ水溜り。
こんな日は着物は避けたい。
明日の分ばかりでなく
およそ一週間分の食材を買い込んで
当日配送をお願いして手ぶらで帰路に就いた。
その帰路、
バスを一つ手前で降りて
妙法寺さんへ。
ここからが第二部である。
さてそもそもは
雨に濡れた紫陽花たちを見に立ち寄ったのだが、
思いがけず
ステキな出会いがあった❣️
泰山木の花である。
画像のような白く大きく美しい花だが
高みに咲くから間近に見ることは叶わない。
前回其処を訪ねた時は
見つけることができず
諦めていたのだが。
見上げるほど高いところに
それは白い蕾を膨らませていたが
湿った重い空気のせいか
私のところまで
その爽やかで甘やかな香が届いた。
首が痛くなるほど見上げて
なんとか三輪ほどの花を確認することができた。
高みから香りとなってしあわせが舞い降りた
…そんな時間だった。
ちょうどやって来た保育園児たちと先生に
「ほら!泰山木の花❣️」
と示したが、
彼らの目ではそれは確認できなかったようだ。
人は見たいものしか見えないようにできているらしい。
もちろん紫陽花たちは今が盛り。
雨の雫も彼らのアクセサリー。
鉦の音や読経の声を聞きながら
混雑どころかひと気もほとんどなく
紫の世界を独り占め
…なんとも贅沢なことだ。
いつも挨拶なしで通る御門の仁王さま方。
そして第三部のおまけ。
くちなしの花たちも
雨に濡れながら香り高く咲いていた。
こんなにも白いくちなしの花の
その実が鮮やかな山吹色の染料となる
…なんとも不思議なことだ。
お時間があって
古文など一つとお思いならば
くちなしに因む過去記事をどうぞ。