いつも大変お世話になっている
大尊敬のＹ．K．さんからお誘いいただき、歌舞伎座での歌舞伎を見に行ってきました。
※下のほうに白雪姫コンプレックスの母親と、その娘のトラウマについて書いています。
しあわせ！の一言に尽きる時間。
こんな時間があったなんて。
もっとこんな時間が欲しい
とても不思議なのですが・・・
少し前に、テレビで玉三郎さんが新作「白雪姫」について語られていいて、歌舞伎に全く興味がない私が珍しく手を止めて見入ってしまい、「いいなぁー」と思ったのです。
で、その少し後にＹ．K．さんから
「今度の約束、ランチじゃなく歌舞伎はいかがですか？」
と、チケットとチラシの写真が送られてきたではありませんか！
ビーックリです！
一つ目の演目は
「神霊矢口渡」頓兵衛住家の場
セリフも古典なのに良く分かり、衣装の美しさや、楽器の演奏も、歌謡いの方も、何もかもに目が釘付け！
福内 鬼外 作、ですが、平賀 源内 (1728 - 1780 医者であり蘭学者であり洋画家で・・）の別名なのだとか。
中村梅枝さん演じた「お舟」は
娘役の大役と言われるそうですが
イナバウアーのようなエビ反りが
凄い見応え！
「歌舞伎ってたぶんつまらない」
と、何の根拠もなく思っていた自分が恥ずかしい・・・。
二本目の演目が玉三郎さんの
「本朝白雪姫譚話」
本当に素晴らしかったのです！
12月にピッタリすぎるほどピッタリ。
幕が開くなり
ズラリと並ぶ楽器奏者の音楽に驚き
舞台装置の素晴らしさと
美しさには最後まで圧倒されました。
三人の琴の演奏の
（白雪姫 ：玉三郎さん
母親の野分の前 ：児太郎さん
鏡の精 ：梅枝さん）
あちこちで笑いを取るストーリー！
そして７人の小人ならぬ「妖精」
パステルカラーの７色の妖精衣装は、一人一人の帽子の作りがちょっとずつ違い、そんなところまで楽しくなります。
その子たちの演技もそうですが、歌のなんとまぁ上手いこと。
最後のシーンは
見惚れるほど美しかった～！
（緞帳）
私にとっては「白雪姫」は
別の意味でも意味深いのです。。。
ここでちょっと白雪姫を心理学的に解説。
母親が娘に抱く嫉妬心を
白雪姫コンプレックスといったりします。娘を愛せない母親です。
私たちは白雪姫の話を、継母に邪険にされる娘の話として知っていますが、実はグリム童話では、実母による娘への憎悪の話なのです。
「毒親」とも言われますが、昔は良い親のふりをした悪い親という意味合いでしたが
最近は解釈も広がっていて、子供を傷つける親、全般を指すようになったでしょうか？
少し前にNHKで放映されていた
「お母さん娘をやめてもいいですか」
というドラマがありましたが、ご覧になっていましたか？
娘を愛し、良妻賢母というスタイルで、実のところ娘の考え方や好みや選択肢まで支配し、深層心理では娘の幸せを妬む母親の話です。
斉藤由貴さんの母親役は、凄かったです！
https://www.huffingtonpost.jp/yumi-yamashita/drama-meets-life_b_14839590.html
白雪姫コンプレックスの場合、あからさまに娘に嫉妬心を向ける場合もありますが、「教育熱心な母親」や、「厳しく躾をする母親」として娘をコントロールし、外向きには良いお母さんを演じたりします。
私が苦しめられた母もそうでした。
また、「自分の感情のお守りをさせて娘が幸せになることを許さない母」も案外多いですね。
大抵の場合、母親の所業を、「自分への嫉妬心」だとはなかなか気づきません。
私もなかなか気づけませんでした。そして、娘を愛せない母親の心理が嫉妬心だと知った時には、とても脳内がスッキリしたのを覚えています。
私が悪くて苦しめられるわけでもなく、母への不信感が間違っているのでもなく、娘に嫉妬し憎悪する母親が実際にいるのだと納得できたからです。
母が何故、私から全ての喜びを剥奪しようとするのか、やっと理解できたのでした。
「どんな母親でも恨まずに見捨てずにいられるか」という神様から与えられた試練のように感じていましたが、それが「私の罪ゆえ」なのか、一体何なのか分からずに、どれだけ苦しんできたでしょう。
セラピストを長年続けていると、この「白雪姫コンプレックス」の母親に苦しめられ、大人になって母親から離れていても、その精神的呪縛から解放されていない方々が多く、
私のところにセラピーにいらっしゃいます。自分の生きづらさの原因がそれとは気づいていなくともです。
毒親からのトラウマを解放し自分の人生を取り戻した私のところに、かつての私と同じ問題を抱えた方が沢山いらっしゃることは、偶然では無いのでしょう。
その苦しみも、その解放の仕方も、よく知っているのですから。
玉三郎さんの「白雪姫のセリフ」に
鏡の精から母親の野分の前への言葉として次のような内容がありました。
「あなたは見た目の美しさばかりにとらわれているが、白雪姫の美しさは姿ばかりではなく、その無垢な心です。その美しさは大宇宙の真理なのです」
セラピーにいらっしゃる方々も、母親に苦しめられながらも、心優しく清らかな方が多いことに、驚きと安心を感じます。
白雪姫コンプレックスの母と、その娘のトラウマについてはまた別の機会に詳しく書かせていただくこととして・・・。
歌舞伎の世界は
今年一年のご褒美のような時間でした。
神様ー！
Ｙ．Ｋ.さん！
ありがとうございます。
胎教と子育 ノウハウ
具体例 声あり
おねしょの意外な原因！！
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シルバーバーチとマインドフルネス瞑想
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代表 SORA・KEIKO
20年の実績
産業カウンセラー 心理カウンセラー
健康リズムカウンセラー(文科省後援 資格）
