Salone di Diana サローネ ディ ディアナ の kei です。
では、宝物殿へ
宝物殿
国宝「北野天神縁起絵巻」など、皇室をはじめ、公家や武家より奉納された当宮の宝物を収蔵・公開しています。
そして、
北野天満宮に奉納されているのが 源氏の重宝、兄弟刀の一振り、
髭切
ここは撮影可能なんですー
髭切
髭切
たぶん、わたしはこの刀が一番好きだと思う。
姿、シルエットが好きですね~
反りのバランス、若干、茎寄りから反る感じの曲線美
そして長さとのバランス。
細さときらびやかさ。
最高
切っ先の細さ。
なんて雅な刀
また髭切もいろいろ名前が変わっています。
またの名は鬼切丸
髭切→鬼切丸→獅子の子→友切
渡辺綱は一条通りの堀川にある「一条戻り橋」を通ります。その橋の真ん中で、ひとりの美しい女性に「家まで送って欲しい」と声をかけられ、夜更けに女性のひとり歩きは危険だと家まで送ることにしました。
しかし、送る途中に女性は恐ろしい鬼へと姿を変え、渡辺綱の髻(もとどり:頭上で束ねた髪)を掴み上空へと連れ去ってしまいます。「北野天満宮」の上空に差し掛かったときに、渡辺綱は佩いていた髭切の太刀で鬼の腕を斬り落し、逃げることに成功。鬼は斬られた腕もそのままに、住処にしている愛宕山に逃げ帰ってしまいます。残ったのは白い毛が隙間なく生い茂った、毛むくじゃらの腕だけでした。
渡邊綱の灯籠
源頼光の四天王の一人「渡邊綱」が寄進したと伝えられる石灯籠
一条戻り橋の鬼退治で、後日、渡邊綱が北野天満宮の神様のおかげと、この灯籠を寄進したと伝えられています。
日本においての刀狩りと言えば、
秀吉、
そして明治新政府による廃刀令、
そして第二次世界大戦終結時にGHQによる武装解除の一環。
GHQの検閲ののち、美術的価値が認められた刀剣に関しての許可証
北野天満宮に遺された美術刀剣としての申請とその許可書
日本が刀剣の美術的価値を強調して交渉し、
保持することを認められました
膝丸は儀式用刀剣として、
髭切は美術刀剣として、
二振りは多くの人々の尽力により刀狩りを乗り越え、現代に伝世したのです
バスツアーの最後は、
京都の老舗の和菓子のお店、亀屋良長さんのオリジナル、
今回の刀剣ツアーの髭切&膝丸をイメージした烏羽玉
モンブラン風味と抹茶風味
刀剣を模したモナカ付き
お抹茶と一緒にいただきました~
グッズも豊富に売っていました(笑)
今回、
初めて刀剣をじっくりと鑑賞しました。
見ているときは、これがあの有名な〇〇なんだ、
とか、よく斬れそう~という感じですが、
もちろんもっと勉強して、
刀剣鑑賞のポイント、姿、刃文、地鉄、を見比べることも楽しいと思うし、
今になっていろいろ調べながらブログを書いていると、
こんないわれがあったとか、
誰が持っていた、誰に譲られた。。。
そして今、こうやって現代に伝わったんだとか。。。
そういうことを感じるのが好きかもしれない。
とても感慨深いです
次また刀剣を鑑賞するときは今よりももっと違う角度からみることができそうです。
-2022.9-
All my love,
kei
美と癒しの時間
Salone di Diana (サローネ ディ ディアナ)
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