啓projectです。
今日は、こんな逸話をひとつ。
いつものようにWikiを参照しながら
ざっくりとお話していきますねw
昔、豊臣秀吉に仕えていた、
曽呂利 新左衛門という人がいました。
あるとき秀吉から褒美がもらえることになり、
希望は何かあるか?と聞かれました。
そうすると、新左衛門はこう言います。
---
1日目に米1粒、2日目はその倍の米2粒、
3日目はその倍の米4粒、
このように倍になるように100日分ください。
---
と。
これを聞いてどう思いますか?
このぐらいなら大したことないな。
と思いますか?
それとも、
これには裏があるんじゃないかな。
と思いますか?
そうです。裏がありますw
かなりすごいことになります。
これは、2の何乗かという話になるので、
以前した、紙を折って月まで届かせるという
お話にも似ています。
それだけ、べき乗の計算って増え方がものすごいんです。
ちなみに、
10日後には1024粒
20日後には1048576粒
です。
ちなみに米一俵が、約60kgで
200万粒から300万粒あたりだそうなので、
21日~22日後には米一俵分もらえます。
その後はさらにその倍になっていくので
そこから先はたいへんなことになりますよね。
100日後は2の100乗ということになるので、
普通の電卓ではできないと思いますが、
桁あふれのしない関数電卓なので計算してみてください。
関数電卓ではべき乗の計算もできますし、
パソコンにも最初から入っていますのでw
ちなみに計算してみると、
1267650600228229401496703205376
らしいです。
もう意味がわからないぐらい大きな数字ですw
このお話では、
途中で膨大な量になることに気づき、
別の褒美に変えてもらったそうです(笑)
数学にちょっと詳しいだけで
こういう発想もできるようになります。
その後、江戸時代に入ると、
算術、和算と呼ばれるものが
流行しています。
今、「趣味は数学です」と言うと
変な人扱いされてしまいそうですが、
昔は一つの趣味として確立されていたようです。
学校で習うだけでは
全然おもしろくないかもしれませんが
いろいろな知識だったりと組み合わせると
数学はとてもおもしろいですよ!
それでは!


●ホームページ●
啓project|福岡|生涯学習|ホームページ制作