啓projectです。
今日は久しぶりに色彩のお話。
薄暗くなってきたときに見えやすい色
についてです。
細かい話まですると、難しくなるので、
できるだけ難しい言葉を使わずに
カンタンにお話していきますね!
明るいときはどの色も見えてますよね。
その中でも赤や黄、緑などはよく見えていると思います。
そして暗いときは、明暗のみを感じます。
目の中には色を感じる細胞と、明暗を感じる細胞があります。
明るいときは色を感じる細胞が元気に活動してくれていて、
暗いときは、明暗を感じる細胞ががんばってくれています。
急に暗い部屋に入ったりすると、
何も見えなくなりますが、
徐々に見えてきますよね?
それは明暗を感じる細胞ががんばってくれるからです。
(暗順応と呼ばれます)
薄暗くなってくると、
赤や黄などはくすんで見えてきます。
逆に鮮やかに見えてくる色は、
「青」
です。
ちょっとだけ難しい話になってしまいますが、
薄暗いと、色を感じる細胞と明暗を感じる細胞が
どちらも働くことになり
見えやすい色が変わってくるという現象が起こります。
ちなみにこれを
プルキンエ現象と呼びます。
この現象が使われていると言われているものがあります。
それは、
道路の支持標識や案内板です。
左に曲がると○○とか書いてある、
あの矢印などです。
薄暗くなっても青は鮮やかに見えるため
見落としにくいと言われています。
しかし、
青は明るいところでは、
寒色ですし、逆に感度が低いため、
緊急・危険を表す標識は
赤や黄が使われています。
赤や黄が使われる理由は他にもあると思います。
また、青を使っている理由もどこまで正しいかは
わかりませんが、考慮はされていると思います。
ただ、難しいことは置いといて、
薄暗いときに見えやすい色は、
「青」
だと覚えておいてください☆
ちなみにこの内容は色彩検定2級の
テキストに載っています。
それでは!

