啓projectです。
今日は久しぶりに
慣用色名の話をしますね!
色彩検定までも少し時間があるので、
色彩検定のテキストに載っていない色を一つ。
テキストにもたくさん載っているんですけど、
載ってない色もたくさんあります。
だからたまには
載ってない色もいいかなと思ってw
今日の色は
「承和色(そがいろ)」
名前からはイメージしにくいかもしれませんが、
イメージしてみましょう!
赤っぽい?
青っぽい?
黄色っぽい?
緑っぽい?
などのイメージだけでも大丈夫ですよ!
イメージしてみることが大事だと思います☆
イメージできましたか???
それでは答えです。
イメージとして、
少しくすんだ黄色です。
テキストに載っている色ではないので、
マンセル値などはやめときますね。
そしていつものことながら、
色見本も載せません。
やっぱりWebカラーでつくられた色は
ちょっと違います。
数値があっていたとしても
ネットに載っている色には、けっこう違和感が
あるものが多いです。
ネットに載っているからと
鵜呑みにしないでほしいと思っています。
やはり、
印刷物や染め物で確認してください。
特に着物などに使われていると
日本の色は美しいです。
というわけで、
「黄色」ということなんですけど、
「黄菊の色」だと思ってください。
菊のイメージです。
それでは「承和色」のお話を少ししていきますね!
この色は、
第54代天皇 任明天皇に由来していると言われています。
桓武天皇の孫にあたる人です。
この方が黄菊を愛し、
黄菊色の衣装も召されていたということで
宮中で流行したそうです。
それがなぜ「承和色(そがいろ)」
と呼ばれるようになったかというと、
この天皇のときの年号が
「承和(じょうわ)」
それが「そが」になり、
「承和色(そがいろ)」
になったと言われているそうです。
いろんな色がありますけど、
やっぱり和名の色はおもしろいですよね!
そしてなにより美しい色が多いです!!
この話は、以前にブログにも書きましたが
以下の本を参考にしています。
とてもおもしろいです!
- 暮らしの中にある日本の伝統色 (ビジュアルだいわ文庫)/大和書房
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それでは!

