啓projectです。
今回は久しぶりに慣用色名のお話。
新橋色(しんばしいろ)です。
この名前の由来は、
明治の終わりごろ、
東京・新橋の芸者衆が好んで着用した
着物の色から名付けられたそうです。
明治末から大正にかけて流行った色だそうです。
和名で地名がつけられている色は
少ないと思います。
(洋名だと、マゼンタなどもあります)
さてさて、どんな色かイメージできましたか?
検定などには
知っていないとわからないようなものが出題されます。
名前から連想されやすいものは
勉強してなくてもわかってしまいますしねw
色の名前と自分の中でのイメージが
一致できたらそれでOKです。
それでは、答えいきますよー!
系統色名:明るい緑みの青
マンセル値:2.5B6.5/5.5
です。
毎度のことながら色見本は載せません。
Webカラーは実際の色と違うことが多いので、
印刷物や染め物で確認してください。
新橋色は「青系」だったなと覚えておいてください。
少し緑が入ったような水色ですかね。
そんなイメージができていたらOKです。
とてもきれいな色ですよ!
この色の着物はカッコいいと思います☆
ちなみにこの色は、
明治の中期に輸入された化学染料を使って
染められる色だそうで、
新しいもの好きの芸者衆の間で流行ったとか。
いつの時代も流行というものがあったんだなあ
と思うと、なんかおもしろいですねw
「新橋色」は色彩検定2級のテキスト巻末に載っています。
それでは!

