幸せを紡ぐ絵
アート作家・アート講師
松本圭です
私は絵画教室をやっていたり、
最近はストアカでアートの入口的な講座を
開催したりしていますが、
「透明水彩と不透明水彩が~」
と言った話をすると、
「水彩絵の具って種類があるの」
と驚かれることがあります
アート仲間でも
水彩を使っていない人には
結構聞かれたりします
個別の絵の具の特徴など、
詳しくはまた改めてご紹介するとして、
今回は
「透明水彩と不透明水彩の違い」
についてです。
透明水彩絵の具と不透明水彩絵の具
アクリル絵具なども水性の絵の具ですが、
今回は簡単に
一般的にいうところの水彩絵の具
ということでご説明しますね
水彩絵の具には
「透明水彩」と「不透明水彩」
があります。
透明水彩はウォーターカラー、
不透明水彩はガッシュ
ガッシュというのは不透明な絵の具の総称なので、
不透明水彩絵の具はガッシュ、
不透明なアクリル絵具はアクリルガッシュ、
となります。
小学校で使っている水彩絵の具は
使い方としては不透明ですが、
透明水彩の要素も兼ね備えていまして、
「半透明水彩」とか「学校絵の具」
と言ったふうに区別して呼ばれています。
透明水彩と不透明水彩の違い
どちらも顔料とアラビアガムを
混ぜ合わせたものですが、
その比率と顔料の種類によって、
透明水彩か不透明水彩かに分かれます
使い方の違いはたくさんありますが、
私が思う大きな違いの1つは
「白い絵の具」を使うか使わないか
ではないかと思います。
透明水彩絵具は、基本的には
白を使いません。
では、白はどうやって表現するの?
っていうと、
白にしたい部分には絵の具を塗らずに、
紙の白を塗り残します。
【白にしたいところ】
- 透明水彩→紙の白を塗り残す
- 不透明水彩→白い絵の具を塗る
絵の具の色の濃淡
透明水彩は絵の具の色の濃淡も、
白を使わないで
混ぜるお水の量で調整します。
透明水彩絵の具を初めて使う人は、
「こんなに水っぽくていいの?」
と驚くことがあります。
不透明水彩絵の具は
白い絵の具を混ぜることで
色の濃淡を作ります
つまり、色の薄い濃いに関わらず、
絵の具液の濃度(混ぜる水の分量)は
一定になりますね。
【絵の具の色の濃淡】
- 透明水彩→水の量で調整する
- 不透明水彩→白い絵の具を混ぜて調整する
白を使うか、使わないか
によって、
描き方は大きく違ってきます。
・・・・・
自分の世界をどのように
どの画材で表現するのか
絵の具の特徴を知ることで
描く世界が広がります
読んでくださり
ありがとうございました
幸せを紡ぐ絵
大人向けアート講座・展示のご案内
創作・アートについてのあれこれ
松本圭公式ライン