絶賛時差ぼけ中で、朝7時にならないと眠くならない毎日ですうーん

時差ぼけってどうやって治すのでしたっけニヤニヤ
知っている方いらっしゃったら教えてくださいませ〜DASH!DASH!




昨日の試合の取材レポートです。

花花花花花


フクダ電子アリーナで行われたジェフユナイテッド市原・千葉レディース vs 日テレ・ベレーザ戦を取材してきましたサッカーボール





スタメンは…

カップ戦は2位までが決勝Tに進出できるレギュレーションで、残りは2試合。
グループリーグ3位のジェフは勝って逆転に望みをかけたい一戦でした。

【ジェフL】
カップ戦3連勝中のジェフですが、
6月末の前回対戦(リーグカップ4節)では、ベレーザに0-4と敗れています。

     安齋結花  菅澤優衣香
 深澤里沙             小澤寛

     鴨川みほ 瀬戸口梢
上野紗稀   磯金みどり 櫻本尚子  千野晶子

       根本望央

日テレ・メニーナ出身のGK根本望央選手は古巣対決。山根選手が代表で抜けていた2試合も完封し、出場試合は3試合全勝中と好調です。
根本選手の起用について、三上監督は
「カップ戦の中で良いパフォーマンスを見せてくれていたので、調子の良さをを考えて送り出しました」
とのことでした。


【ベレーザ】

前節、代表メンバー6人を欠きながらも2-0と勝利し、カップ戦を5勝1分とした首位のベレーザ。
5試合で27得点1失点と、自慢の攻撃陣が爆発しています。
引き分け以上で、1試合を残して勝ち上がりが決定。

    田中美南 籾木結花
長谷川唯       上辻佑実
   中里優 阪口夢穂

有吉佐織 土光真代 岩清水梓 清水梨紗

    山下杏也加


スウェーデン遠征帰りの代表メンバーも6人中5人が先発。カップ戦では若手や新戦力を積極的に起用している森監督ですが、フルメンバーを起用した理由について
「次はINAC戦なので、そこも見据えてうまくフィットできるように起用しました。試合の入り方はしっかりして、(得点が入って)余裕が出てきたら若い選手も起用したいと考えています」(森監督)
と話していました。



18時のナイター開催でしたが、それでも29度、湿度67%という蒸し暑いコンディションでのキックオフとなりました。


8分 ベレーザ 岩清水選手のロングフィードのこぼれ球を上辻がミドルから打ちますが、ミートせず。

11分 ベレーザ 鴨川選手がベレーザの高いラインの裏を狙って、中盤の底からロングフィード。小澤選手が受けて長い距離を走ってきた千野選手が受けてクロスを上げるものの、同じ距離を全力で戻った長谷川選手がクリア。

17分 ベレーザ 左サイドで田中選手がドリブルで仕掛けて中へ切れ込み、最後は長谷川選手が折り返しますが、中には合わず。こぼれ球に反応した中里選手のミドルシュートは相手に当たってCKへ。

21分 ベレーザ 籾木選手からオーバーラップした有吉選手へ。交差するように縦で長谷川選手が受けてクロス。ブロックされたこぼれ球を有吉選手がダイレクトで打ちますが、枠を捉えずサイドネットに。

22分 ジェフL 右サイドで菅澤選手がプレッシャーをかけて奪い、個人技で持ち込み角度のない位置からシュート。GK山下選手が難なくキャッチ。

30分 籾木選手のパスをゴール前受けた上辻選手が、ワンタッチで長谷川選手へ。見事なトライアングルから抜け出してフリーになった長谷川選手がアウトサイドでダイレクトで打ちますが、根本選手が飛び出して弾きファインセーブでピンチを救います。

41分 ベレーザ 有吉選手の積極的なプレッシャーから得た左CK。上辻選手の蹴ったボールにファーから飛び込んだ阪口選手がヘディングで合わせ先制サッカーボール1−0

阪口選手は、前回対戦でも同じくCKからヘディングで2得点を決めています。

「前回も同じセットプレーで失点していたので、トレーニングを入念にしていたんですが…同じ人に3回やられることはあり得ないので、チームとしてしっかり修正したいです」と試合後に話したのは上野選手(ジェフL)。
ディフェンスリーダーの櫻本選手は、「本当に相手(阪口選手)が上手かった。もっと身体を当てたり、マークで補うところでチームで守るというところを修正したい」と、阪口選手の入り方の上手さにも触れていました。

HT ベレーザ
土光真代→村松智子
上辻佑実→隅田凜

「0−1で点を取りにいかなければならない状況の中で、勇気を持ってラインを上げてもう少し前からボールを奪いにいこうと送り出しました」という三上尚子監督(ジェフL)と、
「前でボールを取る回数が少なかったのは気になって、後半は高い位置でボールを取れるようにと話して送り出しました」(森監督)というベレーザ。ともに同じ意図を持って臨んだ後半でしたが、ベレーザペースは変わらず。

47分 ベレーザ 中央で田中選手が惹き付けて右の隅田選手へ。右から中に切れ込んだ隅田選手の左足のシュートはミートせずGK正面。

55分 ベレーザ 左サイドで長谷川選手のヒールパスを受けた有吉選手のクロスは枠の上へ。

56分 ベレーザ PA内右隅にこぼれたボールに走り込んだ隅田選手が倒され、PKを獲得。自ら、短い助走でGKの逆をつく技ありのPKを決めて追加点サッカーボール2-0

58分 ジェフL 村松選手のトラップミスを見逃さず、前線から奪った菅澤選手のシュートは枠外へ。

59分 ベレーザ 中盤で奪った田中選手のパスを受け、オーバーラップして右サイドで受けた清水選手のミドルシュートはGK正面。

59分 ジェフL 安齋結花→若林美里

62分 ベレーザ 長谷川選手と籾木選手の連携で左サイドを崩し、グラウンダーのパス。囲まれた田中選手が強引にシュートに持ち込みますが、枠外。

65分 ジェフL 瀬戸口梢→西川彩華

70分 ベレーザ
田中美南 → 植木理子
長谷川唯 →三浦成実

76分 ジェフL 小澤寛→佐藤瑞夏

87分 ジェフL 右サイドからのFK。鴨川選手のキックに千野選手が高い打点で合わせましたが、ボールは山下選手の正面へ。

ここで試合終了。


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試合後恒例の、勝利のラインダンス。





ボールを支配しながら、流れの中からもチャンスを多く作ったベレーザ。
前線から人数をかけて奪い、そのまま分厚い攻撃に持ち込む場面は多かったですが、攻め急がずに落ち着かせたい場面のプレーの選択も明確でした。

緩急の手綱を握り、長短のパスでゲームを作っていたのは阪口選手。前半はいつもより低めの位置で、攻め急がないようにゲームを落ち着かせていました。

「若い選手が多いぶん、勢いがあるんですけど、悪い流れになった時にも同じサッカーをしてしまうところがあるので、そういうところを落ち着かせるのは自分の役割だと思っています」
という阪口選手。時間帯、点差によってもピッチ上での「役割」「キャラクター」を変えることにトライしているそうです。

また、セットプレーやここぞという場面では前線に上がり、長谷川選手や上辻選手、中里選手など、周囲が自然とスペースをカバー。阪口選手自身は「要求しているわけではないので、みんなが周りを見て自然と埋めてくれる」と感謝していましたが、あうんの呼吸で前後左右のポジションを流動的に変えていけるのも強みですね。

対ジェフ戦ではCKからヘディングで合わせる形で今季2試合で3ゴール。
トップスピードで入ってきて点で合わせられる、その技術について聞くと、
「ボールが良かったんです。頭を出したら入るんです。目をつぶっていましたし、こんな感じで。当たれ!と願うんです」

・・・と、後半は完全にごまかされていますが(笑)
ボールが落ちてくるところを読むのは昔から得意だったそうです。


また、豊富な運動量で攻撃のアクセントとなった長谷川選手。有吉選手と籾木選手との左サイドでの連携は、ベレーザの強力な武器になっています。

「代表の選手がいない中で、全員が揃う機会は他のチームより少ないと思うんですが、その中でも同じサッカーができているのはチームの強みだと思います。(前線でワンタッチプレーが多かったですね)周りのサポートが良いので、その中で判断してワンタッチ(パス)を使えています。相手がプレッシャーをかけて来ない中で縦パスを入れていかなければいけない状況もありますが、そういう場面ではワンタッチが効果的で、相手をひっくり返せた印象があります」(長谷川選手)

相手のプレッシャーがある中で、ワンタッチパスを何本も繋げる理由について、籾木選手の答えは明確でした。

「いつもの練習のアップでボール回しをするんですが、4対1や3対1など少人数で、『ダイレクトしか使えない』などの制限がある中でボールを回しているので、ダイレクトパスは意識していますし、それを出来る技術があるのがベレーザで、連戦でもワンタッチプレーを使える理由じゃないかなと思います」(籾木選手)

通称「鳥かご」と言われるパス回しのアップはいろいろなチームが取り入れているので、練習見学する際は注目してみると面白いと思いますぽっ


一方、ジェフLは攻撃の起点となる菅澤選手へのパスコースを消された中で、攻撃の糸口を作れず…
前線から奪えた場面も何度かありましたが、逆にギャップをつかれて崩される回数の方が多かった印象です。
それでも、失点は両方ともセットプレーからで、流れの中から崩されなかったのは4失点で敗れた前回対戦からは守備面の成長とも言えます。

「いくつかあったCKの中で、しっかり守れていた場面もあって改善できているなという部分もあったのですが、やっぱりその回数が多くなればなるほど、相手(ベレーザ)の精度も良くなるので、もっとコーナーの回数を減らしたかったです」(三上監督)

ともに攻撃的な、ジェフの左サイドバックの上野選手とベレーザの右サイドの清水選手のマッチアップは見応えがありました。

上野選手は失点の場面について「自分が2点目のPKを与えてしまいましたが、もっと良いポジションを取れていたら、ああいう結果にはならなかったと思います」と反省しつつも、

「読みを効かせたディフェンスは苦手なんですが、ひとつ前(のポジション)に上がると、一つ目の読みが外れてももう一回追えばディフェンスに行ける。そこは結構自由にやらせてもらっています」

と、サイドハーフのポジションへの手応えも口にしていました。

途中から入り、流れを変えるべく奮闘を見せた西川彩華選手。
「ベレーザの選手は個々が上手なので、少しの当たりでもぶれることがなくて、人数をかけて奪いにいかなければいけないなと思いました。優衣香さんにボールが入った時にボランチ2人が後ろからのスタートになってしまっていたのは攻撃面の課題です」(西川選手)


3位のジェフLと2位INACとの勝ち点差は「1」。
決勝トーナメントに勝ち上がるためには、次戦のコノミヤ戦で勝った上で、ベレーザとINACの上位対決の結果次第ということになります。

「守備で良いプレーがあっても、失点という結果がすべてなので。決勝T進出は他力になってしまいますが、自分たちは勝つということ。内容もそうですが、アウェイでも自分たちが勝って上に行くんだという気持ちをしっかり表現したいと思っています」(櫻本キャプテン)
「(次戦コノミヤ戦)成宮さんがキーマンになっていると思うので、ボールが入らないようにして、優勢にゲームを進めたいです」(西川選手)




一方、Bグループも混戦を極めていますね。
長野Lが湯郷ベルに勝ち、2位に浮上。1試合少ない3位の浦和Lが今日、首位の仙台Lと対戦。その結果を受けて、来週の直接対決(長野Lー浦和)で決勝トーナメント進出チームが決まります⚽️



今日も猛暑になりそうですが、ぜひスタジアムへ〜ぽっ