yahooに記事を寄稿しました。


キャプテンマークに込められた思い。21歳のCB、村松智子の覚醒に膨らむ期待



ベレーザのセンターバック、村松智子選手です





土日はなでしこリーグ取材の他に、2競技の取材に行きました。


一つ目は、ゴールボール日本女子代表の強化合宿。
リオ・パラリンピック出場が決まっている女子日本代表チームは、代表選手も内定しています。


ゴールボールとは? (歴史・ルール)


3対3で、アイシェード(目隠し)を使用し、鈴入りのボールを使用し、幅9m、高さ1.3mのゴールを狙い、12分ハーフでゴール数を競う競うゴールボール。

横に倒れながら全身をダイナミックに使った守備、スピード感溢れるシュート、ボールの鈴の音でコースを予測する反応の速さなど、目を見張るような迫力でした


守備の抜け目なさ、守備から攻撃への切り替えの速さも勝負の分かれ目。


この日は、リオ本番で対戦するアルジェリア代表とのシミュレーションで、男子選手との合同トレーニングでした。


エースの安達選手のシュート力とコースどりには唸りましたし、浦田選手の守備時のしなやかな身体の使い方にも、地道なトレーニングの積み重ねを感じました



華のある競技で、ロンドンパラリンピックでは強豪・中国を破り、初の金メダルに輝いた実績もありますアップ



リオ本番まで、あと2カ月とちょっと。
連覇に期待しつつ、引き続き注目しています



もう一つの取材は、FID(知的障害者スポーツ連盟)ジャパン・チャンピオンシップ卓球大会。

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極限の集中力の中で行われる試合は、観る方もかなりの集中力が求められます


リオパラリンピックに内定している選手や、日本チャンピオンもいて、そのレベルになると、1点ごとの凄まじい駆け引きに息を呑みます…お願い


体育館にピンと張り詰めた緊張感。その空気を切り裂くように、選手が自分を鼓舞する声。


私は小学校から大学まで卓球部でしたが、「観る」スポーツとしての面白さもかなりのものだと改めて感じました。


パラリンピックの卓球競技は、障がいのクラスによって 分かれていて、1~5が車いす、6~10 が立位。数字が大きくなるほど障がいは軽く、11~が知的障害のクラス。

障がいによって出来ないプレー、使えない体の場所があるため、プレースタイルは選手によって違い、障がいがある中で工夫しながら体を使うため、ボールが意外な場所や回転で返ってくることもあるそうです。


今回私が取材したFIDジャパンの大会では、竹守彪(たけもりたけし)選手が優勝。
あらゆる場面に対応できる総合的な実力の高さが印象でしたが、ベスト8ぐらいからは本当に、繊細な要素が明暗を分けていたと思います。


特に、準優勝の加藤耕也選手は自分のペースに相手を引き込む時間の使い方に特徴があって、相手を呑むほどの気迫十分の声や、「間」を作るための様々な動きや仕草が印象的でした。

土俵の力士が取り組むまでに時間をかける間合いにも似ているかもしれませんね目アップ