※追記

情報の訂正や漢字の間違いなど、コメントでのご指摘、いつもありがとうこざいます。書いた後に見直すなどして注意してアップしてはいるのですが、どうしても見逃してしまう場合があります。それによって不愉快な思いをさせてしまったみなさん、この場を借りて、申し訳ありません滝汗
また、皆さんのご指摘を戴いた際は、なるべく早急に直すようにしています。そういう意味でも、ここで発信しているレポートは皆さんによって支えられています!今後ともよろしくお願いしますアップ






GW真っただ中の今日は、天候にも恵まれ、絶好のサッカー観戦日和でしたね♫



プレナスなでしこリーグ2部 第7節 スフィーダ世田谷FC vs ちふれASエルフェン埼玉 の一戦を取材に行きました。
場所は、味の素スタジアムの隣、味の素スタジアム西競技場。


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2連勝中のスフィーダ(2勝2分3敗)と、開幕から6試合負けなし(4勝2分)で2位につけるちふれASエルフェン埼玉。


スフィーダ世田谷は、小学生・中学生・高校生・ママさんまで、育成年代も含めて170名が所属する女子サッカーでは屈指のビッグクラブ。
各選手がブログで様々な日常、サッカーの話を発信しています(http://www.sfida.or.jp)。遠征時の珍道中!?や、選手同士のやりとりなどもリンクしていて面白いですね。
2部で唯一の東京のチームという強みもあり、地元、ウルトラマン商店街をはじめとしたサポートも強み。

今季すべて1点差以内の接戦を演じ、4節では首位ノジマにも1点差での粘りを見せました。川辺監督は、
「継続してやっている守備のところから入るところを徹底しよう」
と、選手たちを送り出したそうです。

一方、昨シーズン1部で戦いながら降格の憂き目に遭った埼玉ですが、今季はオフに大型補強。
伊藤香菜子選手(INACから移籍)、荒川恵理子選手(ベレーザから移籍)をはじめ、高校、大学、ユースと、様々なカテゴリーから選手を獲得。今季指揮官に就任した元井監督は
「経験のある選手もあれば、若手で伸びしろのある選手も多いので、コンディションが良い選手を見極めて、競争してもらいたいと思っています」
と話していました。

スフィーダ世田谷は、私自身も地元ということもあり(総監督兼GMの川邊さんの妹さんと小学生時代に同じチームでした)、これまでにも何度か試合を観戦していますが、いつ見ても「地元から盛り上げていこう!」という勢いを感じさせるチーム(ひいき目ではありませぬ)。
入場曲は、スフィーダ世田谷オリジナルアンセム。応援歌は、ウルトラマン!サポーターと連携のとれた会場の雰囲気づくりは、一朝一夕では作れないもの。一見の価値ありです。

両チームのスタメンは…


【S世田谷】

  村山百花   橘木友理恵
      森仁美
中村ゆしか       山本菜桜美
      島田綾子
伊藤侑菜 田中真理子 田中麻里菜 永田真耶
     高橋美春



【埼玉】

   高橋彩織 相沢優里

古谷茜音       伊藤香菜子
    高野紗希 中野里乃
奈良美沙季 松久保明梨 松岡沙由里 薊理絵
     船田麻友



主導権を握ったのは埼玉。
伊藤選手、薊選手を中心に、右サイドを起点にチャンスを作ります。一方、世田谷はカウンターからチャンスをうかがいます。

5分 埼玉 右サイドでスローインを受けた高橋佐織選手がペナルティエリア付近から振り向きざまのシュート。精度を欠きますが、ストライカーらしいシュートでした。

7分 埼玉 右の裏のスペースで受けた伊藤選手が、左足に持ち替えて、角度のない位置からGKとゴールの隙間を狙ったシュート。GK高橋選手がパンチングで逃れます。

14分 埼玉 薊選手から伊藤選手への縦パス。伊藤選手が裏に絶妙のベルベットパス。決定機を迎えますが、オフサイドの判定。

17分 世田谷 右CKから。島田選手のクロスに田中(麻)選手がヘディングで合わせますが、枠の右へ。

20分 埼玉 直接FKの場面。伊藤(香)選手のキックから、クリアミスを見逃さなかった薊選手がヘディングで決めて先制!サッカーボール1-0
さらにその1分後。右サイドで高橋選手が仕掛けて倒され、PKを獲得。高橋選手が自ら決めて、早くもリードを2点に広げます。サッカーボール2-0

23分 埼玉 左サイドで相沢選手が2人を背負いながらも強引にしかけてシュート。バーを越えてゴールならず。

26分 世田谷 右サイドバックの永田選手のクロスがゴール前に入り、3人が飛び込みますが、位置が高く合わず。

27分 埼玉 相沢選手が仕掛けて、マイナス気味の落としを受けた中野選手のミドルシュートはGK正面。

31分 埼玉 中盤で奪いますがショートカウンターを選択せず、丁寧につないで分厚い攻撃。伊藤(香)選手のパスを受けた高橋選手がGKの位置を見極めて見事なループシュートを決め、追加点サッカーボール3-0

32分 世田谷 縦に出たボールを中村選手が全力で追ってギリギリで残し、森選手が角度のない位置からシュートを打ちますが、サイドネット。

44分 埼玉 ゴール前の混戦からこぼれてきたセカンドボール。薊選手が迷わず左足を振り抜きますが、ボールはゴールラインギリギリを横切ります。

埼玉が3点リードで後半へ。

後半は一進一退。
後半風上に立った世田谷は前半よりもラインを上げて前線からプレスをかけてチャンスを作りますが、最後のシュートが精度を欠き、なかなかゴールを奪えません。

61分 世田谷 島田綾子→花桐なおみ

69分 世田谷 村山百花→長澤優芽

72分 埼玉 中野里乃→下川沙織

均衡が破られたのは、73分。 左サイドのFK。伊藤(侑)選手のキックを森選手がヘディングで競り、最後は山本選手が右足で押し込み世田谷が1点を返します。サッカーボール1-3

81分 埼玉 右サイドでフリーで受けた伊藤選手がドリブルで仕掛けてシュート。これはGK高橋選手が体を投げ出してクリア。

82分 埼玉 高橋彩織→鈴木薫子

84分 世田谷 ゴール前で長澤選手が仕掛け、強烈なシュート!交わすところまでは完璧な流れでしたが、シュートは枠の上へ。

88分 埼玉 高野選手のループシュートは枠の上。

88分 世田谷 山本菜桜美→長谷川葵

89分 埼玉 相沢優里→土居明日香

ここで試合終了。
埼玉が7試合負けなしで2位の座をキープしました!


埼玉は前半風上をとり、早い時間帯にゴールを奪えたことで試合の流れを引き寄せましたね。
中盤では、ベテラン選手たちのプレーの選択のしたたかさや駆け引きの上手さが光りました。特に、ボールをつなぐ際のリズムの作り方、狭いスペースでのボールタッチの技術とタイミングの合わせ方などは、1部のプレッシャーの中で培われた経験が生かされているところだと思います。

「ボールを動かす技術があって、キャプテンとして良いリーダーシップも発揮してくれています。経験をチームのプラスに出来る選手なので期待しています」と元井新監督も信頼をおくキャプテン、伊藤選手は、3-0という結果にも満足していませんでした。

「今日は風上だったので、前半にその勢いで3点をとって優位に進められましたが、これが逆(前半風下)だったら、また違った展開になっていたかもしれないですね。今季は、相手を裏返したり、裏を積極的に狙って(相手陣内に)押し込んだ中で中盤の選手が前を向いて攻撃できるような形にトライしています。ただ、中盤でもう少し動かしたいと思うこともあるので、それを伝え合って擦り合わせをしている段階ですが、試合中はその意図がちぐはぐになってしまったりボールを失うこともあり、バランスの難しさも感じています。単純に前にボールを運べばシュートが増えるというわけでもないので。でも、ノジマとは勝ち点「4」離されてしまっていますし、全部勝っていくつもりです」

と話していました。

一方のスフィーダは、ボールを奪った後の出しどころがなく、どうしても前向きにプレーする機会を増やせなかったのは残念でした。ただ、その中でも右サイドの中村選手、トップ下の山本選手はボールを奪った後の反転や体の使い方が上手く、特に山本選手は167cmの長身を生かしたプレーはダイナミックで迫力がありましたね。

今季、コーチから監督に昇格した川辺監督は試合を振り返って、こう話していました。

「入り方が良くなくて、耐えていたんですがミスがらみで失点して持ちかえせない間に3失点してしまいました。選手に対しては、守備から入るところを徹底しようと伝えていましたが、左サイドを崩されたところで後手を踏んで修正に時間がかかりました。チームとしては、一貫して同じことを言い続けてきているので、それをいかに表現するか。昨年までのサッカーをベースに、さらに積み上げている段階です。一番上げたい精度は最後の得点のところ。今日もあったチャンスを生かしきれませんでした。
(コーチから監督に昇格して、指導の中で意識していること)
試合中の共通理解を深めるために、短い言葉でも『今、こういうことを要求しているんだな』と選手たちに共通理解が生まれるようなキーワードを言うようにしています。たとえば、『前向きに』と言ったら、プレーの選択肢を前に向けていこう、ということ。『パワーを持ってかかわれ』ということもあります。女子選手の特徴として、バックステップをした時にパワーダウンしてしまって、ワンステップで強いボールを蹴れない。芝が長いとボールスピードが落ちたりもするので。前向きにボールを受ければ、前に体重がかかっているので強いボールが蹴れるし、長いボールも蹴れる。だから、バックステップをする機会をなるべく選ばないように伝えています。そうやって動きの質から改善していくことを意識しています」

一つ一つの細かい動作や意識が、ピッチの上では大きな違いを生み出すことがありますよね。その共通意識が形になった時、”スフィーダ流”の迫力ある攻撃が見られそうです。
他に気づいたこととして、スフィーダはユースの選手がチケットの販売をしていたり、グッズ販売をしていたり、会場の様々な運営のことにも携わっていました。試合中はスタンドで大勢の選手が真剣に試合を見ていました。アカデミーも含め、100名を超える大所帯ならでは。

「スフィーダは独特のやり方があるので、それを継承していければいいかなと考えています。テクニックを重視しているので、パス&ゴーや、連動して動く部分で局面の中で特徴を出していきたいと考えています。それはアカデミーから続けていることです。昇格に向けて、これからが大切です」(川辺監督)

来週、埼玉(2位)はノジマステラ神奈川(首位)との頂上決戦を迎えます。

「昨シーズンまで1部で戦っていたとはいえ、(2部でも)ほとんどの試合で苦労しています。自分たちの立ち位置をもっと謙虚に捉えて、一戦一戦やらなければいけないと思っています。自分たちより上のチームに対して、チャレンジャーとして、自分たちに矢印を向けてできることをしっかり表現したい。ノジマはまだ失点していないので、僕らが最初に得点したいという気持ちもあります」
(埼玉・元井監督)

ノジマは、ここまで7試合を戦って16得点「0」失点。得点力もさることながら、堅守は今季の強さの理由の一つですね。


次節、首位ノジマと2位埼玉の大一番は5/8(日)川越運動公園陸上競技場で13:00~キックオフです!





柄にもなく、スタバの新作を試してみました。

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メロンフラペチーノという。

スイーツ好きには堪らないと思いますよ酔っ払い