昨日、今日と、なでしこリーグ2節が開催されました⚽️
今週は、伊賀ホームの伊賀FCくノvs INAC神戸レオネッサ戦の取材に。
会場の上野運動公園では、桜が美しく咲いていました
桜の写真じゃないんかい
伊賀のフラッグがカッコ良かったので。
桜は撮り忘れたので、うちの近所の桜で失礼します
試合の振り返りです。
伊賀は開幕戦はジェフLと対戦し、0-0のスコアレスドロー。
今節のスタメンは…
小川志保
杉田亜未
福丸智子 下條彩
那須麻衣子 櫨まどか
畑中美友香 大橋実生 宮迫たまみ 武田ありさ
久野吹雪
FW小川選手、DF宮迫選手、MF櫨選手、MF那須選手、GK久野選手と、かつてINACに所属した選手も多い伊賀。お互いに特徴を知る選手の多い古巣対決は毎回見物です。
今シーズンは得点力不足解消を掲げ、オフにはノルウェー1部リーグから期限付き移籍で、FWのサラ・ジャクソン選手(米)と同じくFWのローレン・ボハボーイ選手(米)が加入。ここ数年、米リーグが終了後の9月から、選手補強がありましたが、短期間でチーム戦術を体得する難しさはありますよね。今季はシーズンを通して2選手がどのような活躍を見せてくれるのかが楽しみです。
一方、ホームで迎えた開幕戦は、コノミヤ(高槻)に3-1と勝利を飾ったINACのスタメンは前節と同じ顔ぶれに。
高瀬愛実 大野忍
中島依美 川澄奈穂美
杉田妃和 チョ・ソヒョン
鮫島彩 田中明日菜 三宅史織 近賀ゆかり
武仲麗依
初お披露目となった今季のアウェイユニフォーム(グレーと白の横縞グラデーション)がかっこ良いですね!
前節はボールを支配しながらも、縦への意識が強く感じられたINAC。
松田監督は「相手(の出方や守り方)を見つつも、サイドばかりではなくて真ん中を崩していく意識も強く持っている」と話していました。
昨年から大きく変わった点は、ダブルボランチ。杉田選手と新加入のソヒョン選手がコンビを組んでいますが、相手のハイプレッシャーに対しても個で打開できる能力、状況に応じて裏を狙う戦術的な駆け引きも見られました。経験の浅さは川澄選手、近賀選手、鮫島選手、田中選手がバランスを取ることによって安定感をもたらしている印象です。
風が強く吹く中、前半風上のピッチをとったのはINAC。
試合はそのINACペースでスタート。
伊賀は大橋選手を中心に丁寧にラインを整えながら、狙いどころを定めてカウンターの機会をうかがいます。
3分 INAC CKのこぼれ球を中央で収めた大野選手が反転してシュートに持ち込みますが、寄せられてミートせず。
16分 INAC 右サイドを三宅選手と川澄選手と近賀選手の連携で崩し、最後は川澄選手がゴール前にクロスを上げますが、高瀬選手には合いません。
17分 伊賀 プレッシャーから奪った伊賀。櫨選手が左足でミドルシュートを打ちますが、サイドネットに。
19分 INAC ソヒョン選手が中盤で奪って川澄選手に預けて右からオーバーラップ。角度のない位置から上げたクロスは久野選手が弾きます。
21分 INAC ゴール前で高瀬選手が落とし、大野選手がシュートをちますがGK正面。
27分 伊賀 バイタルエリアで櫨選手が奪って杉田(亜)選手に預け、ショートカウンターのチャンス。しかし、パスがずれて合いません。
29分 INAC 左サイドからソヒョン選手が内側に回転をかけたグラウンダーのパスをゴール前の高瀬選手に通しますが、伊賀守備陣がしっかり寄せてクリア。
35分 INAC 杉田(妃)選手が大きく右に展開。サイドで高い位置をとった川澄選手が大野選手とのワンツーからマイナス気味に折り返し、杉田選手が左足でミドルシュート!左上のポストを弾いてゴールならず。
38分 INAC 右サイドで崩し、抜け出した大野選手にスルーパスが通り、FKと1対1を迎えますが、シュートは枠の上へ。
43分 伊賀 右サイドの高い位置で下條選手が受け、クロスを送りますが、武仲選手が飛び出してキャッチ。
44分 伊賀 下條選手のクロスに福丸選手が飛び込みますが、高さが合わず。
45分 伊賀 ゴール前30mぐらいの位置からのFKを小川選手が折り返しますが、福丸選手が触る前に田中選手がクリア。
48分 INAC 右CK 混戦から3度シュートを打ちますが、伊賀が3たびクリア。
50分 INAC 右サイドからソヒョン選手がライナー性のクロスを送り、大野選手が頭で合わせますがゴール上へ。
51分 INAC 右からのパスを受けた杉田(妃)選手がダイレクトで縦に入れ、裏で受けた中島選手がフリーに。しかし、シュートは枠の左。
55分 INAC 左サイドで大野選手と中島選手のワンツーから、最後はオーバーラップした鮫島選手がダイレクトのミドルシュートを打ちますが、枠の上。
57分 INAC 右サイドから川澄選手のクロスをソヒョン選手がスルーし、高瀬選手がダイレクトで合わせますがボールは枠の上。
58分 INAC 中島依美→増矢理花
60分 伊賀 福丸智子→サラ・ジャクソン
INACは、交代で入った増矢選手がドリブルでアクセントをつけ、攻撃に変化を与えます。61分には個人技でドリブルで崩し、オーバーラップした鮫島選手へ。鮫島選手のシュートは角度がなく、GK正面。
64分 INAC 左CK 田中明日菜選手がニアで逸らし、ファーサイドの大野選手が冷静に合わせてINACが先制!⚽️1-0
1点を取りにいかなければならなくなった伊賀は、サラ選手をターゲットに、積極的に前線にロングボールを送ります。
しかし、なかなか高い位置で奪えず、風の影響もあってかロングボールの精度が定まらず、崩しきれません。
70分 伊賀 下條彩→ローレン・ボハボーイ
72分 近賀選手から縦の川澄選手へ。川澄選手が斜め前方のスペースに走りこんだ増矢選手が受けると、マイナス気味のクロス。フリーで受けた大野選手の決定的なシュートでしたが、バーに弾かれます。
74分 INAC 高瀬愛実→京川舞
75分 左サイドでボールを受けた増矢選手が大きなタッチで抜け出して1人抜き、マイナス気味に大野選手へ。相手のプレッシャーをいなして横に流し、走り込んだ杉田(妃)選手が決定機を迎えますが、シュートは枠の上へ。大野選手自ら打つこともできる状況でしたが、優しいメッセージのこもった絶妙のアシストパスでした。
77分 伊賀 櫨選手のクロスに小川選手が飛び込みますが、武仲選手が飛び出してクリア。
85分 INAC 左CK 川澄選手のボールに、田中選手がニアで再び飛び込み、クリアボールを京川選手が身体を倒しながら左足ボレー。これが決まってINACが追加点!⚽️2-0
87分 伊賀 小川志保→竹島加奈子
89分 INAC 大野忍→仲田歩夢
90分+アディショナルタイム 川澄選手から、縦に抜けた増矢選手へ。増矢選手が身体を反転しながら打ちますが、シュートはサイドネットへ。
ここで試合終了。
終始試合を支配したINACが開幕2連勝を飾りました!
伊賀は前半の守備は効いていただけに、後半の失速は残念でした。サイドでも中央でも、奪ってから攻撃に転じた時の精度が高まれば、櫨選手のシュート技術や小川選手のスピードなど武器も生かしたゴールが生まれそうな予感はあります。
一方、試合を支配してもう少しゴールが決まってもおかしくなかったINAC。風下に回った後半はパスが丁寧になったこともチャンスに直結した印象です。2得点はともにCKから生まれたものでした。どちらもニアに飛び込んだ田中選手の動きが囮になってゴールにつながる形。前節も同じ形のゴールがあり、CKで今シーズンすでに3得点に絡んでいる田中選手は、
「セットプレーのチャンスは絶対に点が取りたいという気持ちで飛び込んでいます」と話していました。
前半から大野選手と高瀬選手が裏に抜ける動きを繰り返していましたが、出し手とのタイミングが合わず。このタイミングが合ってくると相手には脅威ですね。
単調になりがちだった攻撃のリズムは、後半の増矢選手の投入によって変化がついた印象です。
増矢選手自身、「前半は外から試合を見ていて、攻撃が単調になりがちなところもあったので、出たらドリブルを入れたり、シュートを積極的に打とうと思っていました。常に味方や相手を見ることを意識して取り組んでいて、ファーストタッチも意識しています。今も余裕はないんですが、去年に比べると少しだけは余裕が出てきたかもしれません…(小声)」
と。謙虚に話していましたが、切れのいいドリブルで会場を沸かせていました。
CKで2得点をアシストした川澄選手は、
「前半は相手のやり方に慣れるのに時間がかかりましたけれど、前半の終わりぐらいからリズムが掴めてきました。流れからの得点が欲しい中で、後半は決定的なシーンも作れていました。CKを取れるということはそれだけ相手陣内に入れていることなので、そこも抜かりなく続けていきたいです」と話していました。
他会場では、ベレーザがアウェイでジェフを3-1で下し、AC長野が高槻に5点を奪ってホーム開幕戦勝利。
新潟はアウェイで浦和を2-0で下し、湯郷ベルは2-1でベガルタに競り勝ち、ホーム開幕戦を勝利で飾りました。
2試合を終えて、2勝がINACだけと、すでに混戦の様相を呈していますね⚽️
現在得点ランキングは、昇格1年目の長野のエース、横山久美選手が3ゴールでトップに。分かっていても止められない怖さは頼もしいですね
昨日から移動続きでスタミナ切れ…
ということで!
夜は…
梅田阪急グランドビル内の「イルカポン」というお店です
素敵な夜景を見ながら、分厚いステーキとワインでデートを楽しみたい肉食系カップルにオススメです