遅ればせながら…

日本日の丸 vs ドイツドイツ戦のレポートです。


【スタメン】

スタメンは



        増矢理花(10)  千葉園子(6)

田中陽子(12)                       中里優(7)

        猶本光(8)  佐々木繭(15)

三宅史織(5)高木ひかり(4)村松智子(3)葛馬史奈(13)
                        林﨑萌維(1)


陽射しが出ていたので、キックオフ時の気温は高め。


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陽が沈む7時過ぎからは一気に寒くなります。



キックオフと同時に、ドイツは前がかりにプレッシャーをかけてきます。
ドイツの選手は見た目170cm以上はある選手が多く、体も強い。ただ、守備時は体をぶつけて止めるしかない場面もあり、球際の攻防も見応えがありました。



1分、カウンターから右サイドを突破されますが、三宅選手と村松選手が対応。

3分 中里選手が右から増矢選手へ。増矢選手が左へ流し、走り込んだ田中陽子選手が右足で左隅に流し込んで先制!サッカーボール1-0

4分 ドイツの攻撃。最終ラインで人数をかけて対応しますが、最後はGK林﨑選手が飛び出して交錯。ボールがゴールの方にこぼれますが、村松選手が戻ってクリア。

10分 中盤でカウンターを受けますが、葛馬選手がクリア。 

11分 左サイドからミドルシュートを打たれますが、枠の上へ。

15分 田中選手のミドルシュートは枠の外へ。

19分 中里選手がゴール前で落として佐々木選手が右に展開。オーバーラップした葛馬選手のクロスは相手GKがキャッチ。

22分 中盤で奪われ、ドリブルからミドルシュートを打たれますが、枠外。

攻められ、ドイツペースの苦しい時間帯でしたが、粘り強く守り、得点を許しません。
「うしろでしっかり回して、ボールを(中盤)出し入れしよう。必ず間が空いて来るから」(大部コーチ)という指示通り、ピッチを広く使ってボールを動かし、攻撃のタイミングを伺います。

24分 日本がカウンター。千葉選手が落として、トップスピードで走り込んだ猶本選手のミドルシュート。GKが左手ではじいてCKへ。

27分 猶本選手から右の葛馬選手へ。葛馬選手が戻すと、猶本選手はノールックで前方への浮き球パス。裏に反応していた千葉選手が抜け出しますが、パスが少し長くなり合わず。

30分 右CK。キッカーは田中選手。相手がヘディングでクリアしたセカンドボールを佐々木選手がミドルシュート!これは浮いてしまい枠の上へ。

守備ではトップの選手からのゾーンディフェンスのマークの切り方を細かく修正しながら、攻撃ではシュートで終わることでカウンターを受ける機会が減り、流れは日本へ。

33分 ドイツのミドルシュートは枠の左へ。

35分 田中選手から前方へ浮き球のパス。走り込んだ猶本選手がバウンドした落ち際を叩きますが、ボールはゴールの右上へ。

38分 佐々木選手から、左をオーバーラップした三宅選手へ。ワントラップからクロスを送ると、千葉選手が走り込みますがオフサイドの判定。

39分 ドイツが前がかりになったところで、葛馬選手が前方の増矢選手へ。増矢選手が裏でフリーで受けてシュート!タイミングは良かったのですが、シュートは右に逸れてしまいます。

40分 右のCK。田中選手がグラウンダーのボールを送り、猶本選手がトラップで左に落とし、すかさず左足でミドルシュート。鋭いボールが飛びますが、枠の左へ。

1-0で前半終了。

後半開始早々、ドイツのCKが2本続きます。
高さのあるドイツに対し、体をぶつけて空中戦に持ち込ませない日本。


50分 ドイツが右からクロス!林﨑選手が飛び出してキャッチ。

55分 佐々木選手が右に展開。受けた中里選手からのスルーパスを、完全フリーの状態で受けた増矢選手がシュート!
GKが脚に当てて弾かれますが、増矢選手のマークを外す動き、相手DFの間に入る動きが光りました。

57分 中里選手から葛馬選手へ。葛馬選手のスルーパスを受けた増矢選手が左足シュート!浮いてしまいます。

63分 前線で千葉選手と増矢選手がコースを限定し、三宅選手が飛び出してきてカット。そのままトップスピードでワンツーから左足ミドルシュート。しかし、これもDFの脚に当たって外へ。

不明 田中陽子→大矢歩 大矢選手が右SHに入り、中里選手が左SHへ。


69分 中里選手のスルーパスを左で受けた増矢選手が、GKとDFの間に送った絶妙クロスに千葉選手が合わせますが、ミートせずゴール右へ。

75分 増矢選手と中里選手のワンツーから、中里選手が2枚に挟まれながらも強引にシュート。枠の左へ。

76分 ドイツのカウンター。右からクロスをあげられますが、林﨑選手がキャッチ。

79分 三宅史織→三橋眞奈 三橋選手がボランチに入り、佐々木選手が左SBへ。

80分 千葉選手の横パスを猶本選手がシュート!シュートが弱くGK正面へ。

82分 1点が欲しいドイツのパワープレー。右からクロスを入れられますが、林﨑選手がキャッチ。

84分 ペナルティエリアの右外からミドルシュート。枠を逸れたかに見えましたが、ボールはバーを直撃。はね返ったボールをドイツのFWがシュート。強いボールがゴールに飛びましたが、林﨑選手が咄嗟にパンチングで弾き出し、DFがクリア。

再び苦しい時間帯に。日本はリードを守るリスクマネジメントもしつつ、すきあらば攻撃の機会を伺います。

86分 日本のカウンター。増矢選手のスルーパスを受けた大矢選手がシュート!GKに弾き出されます。

90分+アディショナルタイム 右サイドで2枚のDFをはがされて突破され、角度のない位置から至近距離でシュートを打たれますが、林﨑選手がパンチングで弾き出します。


ここでタイムアップの笛あっ

1-0で日本が勝利しました!


シュートの数を考えても、ほとんどの時間帯で日本のペースでしたが、ドイツも1発の勝負強さを持っている選手が多いので、やはりトップチーム同様に怖い存在ではありますね。
今回、ドイツは20歳以下のメンバーで臨んで来ていました。この年代の育成に力を入れているということでもあると思います。


試合後の監督、選手コメントはJFAサイトにて!


大会を振り返ってみると、3試合で7得点無失点という結果もさることながら、内容も堂々たるものでした。
なかなか活動の機会が限られるU-23日本女子代表ですが、やはり国際経験は選手の自信と力になりますよね。

ちなみに、今回からU-19の大会も同時進行で始まったようです(U-23の大会と隔日開催)。
来年も同じレギュレーションであれば、U-19に本女子代表も出場できるといいですねラブ


試合後、ピッチ脇にて。

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分かりやすくていいですねミネラルウォーター


花花花花花


試合会場は、ラマンガクラブという、広大なリゾートの中にあります。
サッカー場だけで、A~Gコートまで!
ゴルフ、テニス、サッカー、その他諸々。車がないと移動できないぐらいの広さです。

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試合後、泊まっているところまで70km近くあるので、まず運転して帰るのが結構大変でして…

毎日往復140km!くるま6
練習場への道のりも含めると170kmぐらい…

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練習場の隅に飼われていたロバ?と毎日挨拶しました。


この生活にもようやく慣れてきたのですが、明日帰国です飛行機


今一番したいことは…

お箸を使ってお米を食べたいです。
やっぱり日本人ですねはにわ


帰国後は、リオ五輪予選の取材に向かいます。