リオデジャネイロ五輪予選まで、あと5日間。
なでしこジャパンの選手は毎日ハードな練習をこなしながら、最後の調整に入っていますね。

明日はいよいよ、20名の最終メンバー発表!
楽しみですね天使の羽(左)



U-20日本女子代表トレーニングキャンプの取材に来ています。

幕末のリーダー、西郷どんを生んだ、鹿児島県西郷さん

砂蒸し温泉でも有名な指宿市です⚽️

写真などはJFA のサイトでもチェックしてみてください。

昨日は大雨で気温も10℃に満たない寒さでしたが、今日は快晴チュー

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まっすぐ空に伸びた椰子の木が、町の至るところに生えていて、南国気分全開です。

寒いけど(10°C前後)…



2014年のU-17ワールドカップ優勝メンバー、昨年のAFCU-19アジア選手権(2016U-20女子W杯アジア予選を兼ね、日本が優勝)を経て、昨年11月に、新たにU-20日本女子代表として立ち上がったチームです。


その中で、新たに招集されたメンバーもいて、U-19予選(2015年8月)からは、半数のメンバーが入れ替わりました。

U-23とU-20の高倉麻子監督は、

「ワールドカップに向かう中で、今まで呼びたくてもタイミングが悪くて呼べなかったり、まだ難しいかなと思っていた選手も今回は呼びました。その中で、何人かは十分にやっていけるなというレベルの選手が数多くいるので本当に嬉しいですし、組み合わせも頭の中でいろいろと広がっています。競争は横一列ですが、全体的にはAFCのU-19の予選の時よりは個人のレベルが上がった印象です」

と、手応えを得たそうです。

また、高倉監督と共にU-15のトレセンから各年代代表を指導してきた大部由美コーチも、各選手の特長や、育成年代で女子選手の伸びしろを知り尽くしていて、この年代は13歳から見てきていています。

「年間を通じて、なでしこチャレンジやリーグ2部も含めて視察を続けながら見てチェックして、なるべく多くの選手にチャンスを与えながらチームを作っていくという、U-15の時からの(高倉監督との)お互いの共通認識があります。佐々木監督とも情報交換をしながら、名前が多く上がってきた選手を選んでいます」

と話していました。

そして、毎日驚いているのは練習メニューの豊富さと面白さミネラルウォーター
頭と体を使う実戦的なメニューで、楽しさの中にもぴりっとした緊張感があります。
私自身、3日間「サッカー」を学ぶ貴重な機会になっています。



選手に話を聞くと、それぞれの所属クラブとはまた違ったメンバーや練習メニューをこなして、刺激を受けている選手が多いですね。

今年のインカレ決勝で1年生ながら決勝ゴールを決め、今回初招集となった河野朱里選手(早稲田大)は
「(今年)大学で日本一を取ったんですけれど、ここに来て監督がミーティング中に、『世界をリードするようなサッカーがしたい』と言ったんです。自分は、日本の中でしか考えていなかったんだなと。自分の中で、勝手にゴールを決めていたんだなと。もっと上があるんだな、と改めて気づかされました」

途中で何度も、「なんていうんだろう…」と、言葉を慎重に選びながら話す、河野選手の実感のこもった言葉が印象的でした。


メンバーが変わるごとに、新たな連携を構築しなければならない難しさはありますが、新しい選手が持ち味を発揮できるのもこの年代の特長かもしれません。
プレーも性格も多彩な個性がまとまり、ピッチ上に起こる化学変化を見るのは本当に楽しいです。
オフザピッチでは、ムードメーカーが何人いるのか分からないほど手描きふうクローバー

その点は、「強烈な個性も選ぶ」という、明確な選考基準を持った高倉監督と大部コーチの方針の賜物かもしれません。

自分とは違う個性、その「違いを認める」という点で、精神面でも選手たちの成熟を感じます。


籾木結花選手(日テレ)は、
「新しい選手は自分のアピールを一番に考えてほしいですし、その選手が特長を出してくれることで、自分たちもその選手がどんな選手なのか分かります」
と話していました。



今日は、鹿児島県の鳳凰高校とのトレーニングマッチ(30分×3本)⚽️
11人で2チームを作り、前後半で総入れ替えし、多くの選手は、2日前の、鹿児島情報高校とのトレーニングマッチ(●3-4)の時とは違うポジションで起用されました。

結果は2-1で逆転勝ち天使の羽(左)
ゴールは籾木選手のクロスに白木星選手(レッズL)が飛び込んだ形と、籾木選手の豪快なミドルシュートで勝利。

チームとしての守備面での連動や攻守の切り替え、個人では動き出しのタイミングやボールコントロールの技術など、全体的にプレーの質が上がったことに、高倉監督も手応えを得ていました。


女子サッカーの未来に向けて蒔かれた種が、大輪の花を咲かせる日が楽しみです花

花花花花花

今日、よく知る「日本代表TV」ディレクターMさんがキャンプ地へ。
Mディレクターは鹿児島出身なので、せっかくだから一緒にランチを食べよう!ということになったのですが…なんと、Mさんのお父様が鹿児島では知る人ぞ知るサッカーの指導者で、今日の練習を見に来ていて…

「せっかく鹿児島に来たんだから、美味しいものを食べていきな」
ということで、知り合いの鮮魚店まで行き、オススメのお店を教えてもらうことに。

すると、その鮮魚店の大将がまたいい人で!
「後ろについてきな」
と、車で走ること約15分。

その鮮魚店で魚を卸しているという、とれたてのカツオが食べられるお店で、まさに採れたてのカツオを食べさせてくれたのですラブ


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このカツオが美味しすぎました。
全然生臭くなくて、身が柔らかくて、適度な脂がのっていて。

前置きが長くなりましたが、人のつながりってすごいな…と改めてしみじみ思ったのでしたラブ