勝者がいれば、敗者がいるものですが、それが応援しているチームだと、心のどこかで「絶対に、最後は勝つ」と、他人事のように信じてしまうことがあります。

そうしないと、見ていられないからです。


だからこそ、この結果は衝撃的でした……。


AFCフットサル選手権ウズベキスタン2016


5番目のワールドカップ出場権をかけ、プレーオフ1回戦でフットサルキルギスタン代表と対戦し、2-6で敗れて出場権を逃すこととなってしまいました。


それを受けた、稲葉洸太郎選手のブログに心を打たれました。


結果が出ないと環境は良くならないというのも現実ですが、熱い想いが代表を強くし、環境を変えていくものだとも思います。


この結果を受けて、ミゲル監督が辞任を発表しました。


以前、日本代表監督に就任されてまだ間もなかった時期に、インタビューをさせていただいたことがあります。
確かな情熱と理論を持った素晴らしい指導者だと思いました。

ドキュメンタリーで指導法が取り上げられ、フットサルに限らず、育成において日本がミゲル監督から与えてもらったものは多かったのではないかと思います。

本当に、お疲れ様でした。




昨日まで、沖縄県中城村で行われていたなでしこジャパントレーニングキャンプの取材に行ってきました。

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連日13℃前後で、まだ肌寒かったです。



今月から29日から行われる、リオデジャネイロ五輪2016の出場権をかけた女子サッカーアジア最終予選に向け、実戦形式を多く取り入れていました。


男子高校生や大学生との練習試合は、オーストラリアや北朝鮮など、フィジカルの強い相手に対するシミュレーションに。


今回は、予選に出場するメンバー20名を選考する最終段階という要素もあり、紅白戦や練習試合では、個々のアピールも光りました。

個人としてアピールする部分と、チームとして連携を深めなければいけない部分は相反するものがありますが、競争意識も良い意味でコミュニケーションを高めているように感じました。

予選で起こり得る様々な場面を想定して、流れの中からの攻守やセットプレーなど、新しいことに取り組む場面も。




今回の予選は、日本、オーストラリア、韓国、中国、ベトナム、北朝鮮の6チーム(対戦順)で戦われ、出場権は2枠。

しかも、10日間で5試合という超過密日程!
だからこそ、1人で複数のポジションをこなせることが選考の上での一つのポイントになります目

そして、1月から計2回の沖縄合宿を経て、昨日の段階で、最終候補メンバーは25名まで絞られました。

⚽️GK
福元美穂(岡山湯郷)
山根恵里奈(ジェフL)
山下杏也加(日テレ)

⚽️DF
近賀ゆかり(I神戸)
上尾野辺めぐみ(新潟L)
岩清水梓(日テレ)
鮫島彩(I神戸)
有吉佐織(日テレ)
田中明日菜(I神戸)
熊谷紗希(リヨン/フランス)
村松智子(日テレ)

⚽️MF
宮間あや(岡山湯郷)
川澄奈穂美(I神戸)
阪口夢穂(日テレ)
川村優理(仙台L)
中島依美(I神戸)
杉田亜未(伊賀)
猶本光(浦和L)
増矢理花(I神戸)

⚽️FW
大野忍(I神戸)
大儀見優季(1.FFCフランクフルト/ドイツ)
菅澤優衣香(ジェフL)
高瀬愛実(I神戸)
岩渕真奈(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ)
横山久美(長野L)



過密日程の条件は、他のチームも同じ。

サイドバックの近賀ゆかり選手は

「今いるメンバーの中で、経験した中ではどの大会よりも厳しい予選になると思います。ただ、他のチームはどうか分からないけど、日本はチームとしての層が厚いとなれば、過密日程も他のチームよりプラスに転じることができるかもしれない」

と話していました。
体格げ近く、日本の研究も進んでいるアジアで戦う厳しさは、ワールドカップやオリンピックとはまた違う難しさがありますが、国際舞台で結果を残してきたベテラン選手の経験と技術、ならではの臨機応変さや器用さも、アジアで戦う上で大きな武器になり得ると思います。


今回の合宿で、キャプテンの宮間選手をはじめ、何人かの選手がリーダーシップを発揮していましたが、サイドバックの近賀選手も積極的に周囲に声をかける場面が目につきましたお願い


チーム全体でのコミュニケーションについては、
「アジアの大会で結果を出さなきゃいけない中で、若い選手には思い切って力を出し切ってほしい。若い選手にとっては、ガチガチになっていいことはないけれど、変にプレッシャーをかけたくないという反面、責任感と緊張感はやっぱり違うものなので、責任を持ってやる必要があるということは伝えなきゃいけないという難しさもありますね」

と。

今回メンバー入り下若い選手の中では、DFの村松智子選手(日テレ)が、

「ギリギリのラインだと思いますけれど、今回はセンターでもサイドでもできることをアピールできたと思うので、選ばれなくても悔いはないです。若手がもっと頑張らなければいけないと思いますし、このメンバーの中に自分たちが入り込んでいくことが大切だと思うので、絶対にメンバーに入りたいと思います」

と、強い自覚を感じさせる言葉が頼もしかったですウインク


毎日のトレーニング前には、映像でポイントを共有していたそうです。
ディフェンスリーダーの岩清水梓選手は、
「映像で共有することで、たとえばアップの時間もタダのパス練習ではなくて、(試合の中で)共有する絵が描けました。今回はテレビでも全部放送していただいて、予選も通過するだろうと思われてやるというのはなかなか厳しいところがありますけれど、チームでそういうプレッシャーも分け合ってやりたいと思います」

と話していました

集中した合宿を終え、いよいよ初戦まであと9日後に迫りました!


今回、予選は日本(大阪)で行われます。
ホームの大声援をバックに戦えるというアドバンテージがある反面、アウェイで戦うことが多かったなでしこにとっても未知の要素は少なくありません。


しかし、どんな壁も乗り越えて、勝たなければいけないのがアジア予選。

ここで負けたら、女子サッカーの歩みを止めてしまうのではないか、という不安と責任感を背負って選手たちは戦っています。


残り僅かな準備期間を充実させて、最高の状態で当日を迎えてほしいと思います!



沖縄では、レンタカーを借りて、久々に運転。
バイクの運転に慣れていると、右車線に寄る傾向があるそうて、車幅感覚を取り戻すリハビリのようなものですニヤニヤ

沖縄の道は気持ち良かったデレデレ

バイクや、自転車でも走ってみたいなぁと。

あとは、沖縄料理を満喫。


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沖縄の伝統的な造りの古民家のような外観のお店に、穴場の名店は多いものです。

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練習場近くの「ちゅるげーそば」の沖縄そばは絶品でした!

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とんこつに近い、マイルドなスープと、細麺、軟骨ソーキの組み合わせが抜群。
味のしみたじゅーしい(沖縄の炊き込みご飯)も美味しかったラブ