なでしこリーグ第14節！

8月に行われた東アジアカップとU-19アジア選手権を挟んで、中断していたなでしこリーグが1ヶ月ぶりに再開しました⚽️

リーグ戦も残り5節。
ここからはエキサイティングシリーズの上位（6位以内）と下位（7位～10位）も見えてきますね

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新潟市陸上競技場では、アルビレックス新潟（5位）vs INAC神戸レオネッサ（首位）が対戦。
ホームの新潟は、中断前の2連戦で浦和Lとベレーザから勝利をあげて3連勝がかかる一戦。

対する首位のINACは3連勝中と、好調の2チームの勢いがぶつかり合う一戦となりました

この試合ではケガで離脱していた澤選手が復帰

澤選手の背番号でもある「8」にかけて、8月8日には澤選手の入籍が報じられる嬉しいニュースもありましたよね

前半3分新潟は左サイドの佐伯彩選手が中に切れ込んでミドルシュート！
枠を捉えますが、海堀選手が正面でキャッチ。

前半10分左サイドで受けた高瀬選手が切れ込んでミドルシュート！飛び出していたGK小金丸幸恵選手の上を越えて豪快にネットを揺らし、INACが先制

高瀬選手は5試合連続ゴール

⚽️1-0

限られた時間の中で結果を出す、頼もしいストライカーぶりが光ります。

前半17分新潟は小島美玖選手が中盤で3人に囲まれながらもキープしてチャンスを作ります。
小島選手は細身ながら体幹がしっかりしている印象で、プレーの判断も早く、東アジアカップ直前のケガで離脱してしまった小原由梨愛選手（ユニフォームがベンチに飾ってありました）の穴を埋めていました。

ヤングなでしこ世代の増矢選手、三宅選手とのマッチアップも、「絶対に負けたくない」という気持ちが入った球際の攻防は面白かった

また新潟の左サイドバック、渡辺彩香選手は昨年までINACに所属。
チームの紅白戦でマッチアップし、「上手さは良く知っている」という、同サイドの近賀ゆかり選手、川澄奈穂美とのスピード対決、川澄選手と上尾野辺めぐみ選手の幼なじみ対決も見応えがありましたね

18分山田頌子選手のミドルシュートは枠のわずかに左へ。

30分、新潟は前線でのパス交換からスルーパスがINACのディフェンスに当たったこぼれ球がゴール前へ。絶好の位置で拾った大石沙弥香選手のシュートは力なく、海堀選手の正面。

37分 INACは増矢選手が右サイドで受けるとDFを振り切って強引にシュート！
ボールが浮いてしまい、枠を捉えず。

40分新潟は山崎選手が左の高い位置で裏でフリーで受けると切れ込んでシュート！完璧なドリブルのコース取りだったように見えましたが、海堀選手が片手で弾くファインセーブ。
43分にも左からのクロスを山崎選手がヘディングで合わせますが、シュートは枠の上へ。
前半終了間際、三宅選手から増矢選手にロングボールがきれいに通り、増矢選手は切り返してシュートを放ちますが、枠を捉えず左サイドネットへ。

後半、INACは中島依美選手を投入して攻勢を強めます。

63分その中島選手からライナー性のスルーパス。

人の間を縫うようなパスが右サイドの高い位置にいた近賀選手に通り、近賀選手のクロスにゴール前で3人飛び込みますが…タイミングが合わず。

65分には今季INACに加入し、韓国の次期エースとしても期待されるチャン・スルギ選手が今季初出場。

68分新潟は上尾野辺選手が高い位置まで持ち込んで絶妙の浮き球クロス

小島選手がヘディングで合わせますが、ミートせず、枠を捉えません。

直後、新潟は阪口萌乃選手、73分には八坂芽依選手を投入。

70分川澄選手からのクロスを左サイドの高い位置で受けたスルギ選手が増矢選手に落とし、増矢選手のクロスに大野選手が合わせますが、ミートせず。

76分 INACはスルギ選手のドリブルの仕掛けから、最後は大野選手がシュートし、こぼれ球に増矢選手が詰めて決まったかと思いましたが…小島選手が最後のところで身体を投げ出してシュートブロック‼︎

1点が遠い新潟は久保田麻友選手を投入して全員攻撃。
INACは南山選手を投入し、中盤のバランスを整えます。

試合はこのまま動くことなく、１－０でINACが勝利。

全体の印象としては、新潟はボールを持っていない選手がしっかりと動き直してパスコースを作り、一人一人の判断も早いのですが、あとは最後のシュートの精度とタイミングさえ合えば…という感じでした。

INACは中断前に比べて、一人一人のタッチ数が減ったことに加え、大野選手や高瀬選手、増矢選手などがバイタルエリアで積極的なドリブルを仕掛けることで攻撃のパターンが増え、新潟も守備を限定しにくくなっていると感じました。