東アジア杯第2戦 対韓国戦韓国


初戦で北朝鮮に2-4と敗れた日本は、優勝するために絶対に勝たなくてはいけない試合でした。

日本のスタメンは…


   有町紗央里    田中美

柴田華絵  猶本光  上辻佑実 中島依美
  
薊理絵 村松智子  田中明日菜   京川舞

     山下杏也加


有町選手と京川選手を除いて、先発9人を入れ替えて臨みます。
GK山下選手、CB村松選手、左SH柴田選手は初招集で代表デビュー戦天使の羽(左)

日本が若手を中心に起用し、W杯メンバーは田中明日菜選手だけ。
たのに対し、韓国は10人がW杯メンバー。



前半は日本も韓国も、パスを回しながら相手を動かしてじっくり攻めようという意識が窺えました。

前半17分、有町選手の横パスを受けた猶本選手がミドルシュート!
これはゴール上。

25分、有町選手が自ら仕掛けてシュートまでもっていきますが、相手のチェックも厳しく、シュートはゴール枠右へ。


28分、CKの流れから、こぼれ球を中島選手がミドルシュート!
相手DFに当たったボールがゴールに吸い込まれ、日本が先制サッカーボール1-0

その後は両チームともパスミスが目立ち、攻撃のリズムを掴めないまま1-0で後半へ。

後半、韓国はINACでプレーするチャン・スルギ選手が登場。


後半開始早々、田中美南選手が強引なドリブルで仕掛けてチャンスメイク。


50分、韓国のくさびのパスからターンでシュートまで行かれますが、山下選手ががっちりキャッチ。
山下選手はチーム最年少ながら、表情も存在感も落ち着いていましたねしゃきーん


このあたりから徐々に韓国ペースになってきたところで、54分。
中盤のパスが弱くなったところを奪われ、チョ・ソヒョン選手に中盤をドリブルで切り裂かれてそのまま決められ、同点にサッカーボール1-1


63分 上辻佑実→川村優理

69分、柴田選手からのアーリークロスに有町選手が飛び込みますが、オフサイドの判定。


71分 薊理絵→菅澤優衣香
有町選手が左SHに入り、中島選手が左SBへ。

80分 有町紗央里→横山久美


85分、くさびのパスを受けた田中選手のターンは力強かったですね!倒された得たFK。
中島選手のキックは枠の上へ。

アディショナルタイム、20mぐらいの位置からチョン・ガウル選手に見事なFKを決められ、逆転を許します…サッカーボール1-2


1点をリードされた日本ですが、残り時間は少なく、そのまま試合は終了。
2連敗で、優勝の芽はなくなってしまいましたガクリ


攻撃では何回かサイドからの良い攻撃も見られましたし、ラストパスやクロスの精度がもう少し高ければ、という場面もありましたが四葉
「勝負強さ」という点では、初戦、第2戦ともに相手が上だったのだと認めざるを得ませんね…。


フィジカルで劣る相手に対しては、パススピードを上げることと、足元へのパスの精度を上げることが大事だなぁと、初戦と同じ印象を持ちました。

とはいえ、初戦からメンバーもガラッと変えた中で連携を作る時間もなく、パスが弱くなってしまうのはある程度必然かもしれません…。
そこを見逃さないところは、さすがだなとぐすん
韓国はW杯メンバーが10人を占めた中で、絶対に負けられない意地もあったと思います。

というか、そもそも代表戦で負けて良い試合なんてないはず日本代表ユニホーム01
選手達は当然、勝ちに行っていたと思いますし、その意味では代表経験の浅い選手、デビュー戦となった選手達にとって、今日の敗戦は強烈な体験になったと思います。

その体験から何を持ち帰るかが大事ですね花



ベテランと若手を融合させたチーム作りという点でも、来年の五輪予選に向けてアジア各国の本気度合いを感じます。

同じ敗戦にしても、たとえば澤選手や宮間選手、岩清水選手のような、経験もあり、チームに喝を入れられる存在が1人でも2人でも同じピッチに立っているだけで、得られる経験の質も違うのではないかと思います。
自分の指針でもあり、ライバルでもある追い抜くべきその背中を意識しながら同じピッチでプレーして、その中で自分の良さをアピールする。
それが結果的に世代交代につながっていくのだと思います。

カナダの主力組が再び集まった時に、この中から何人が食い込めるか。
限られた時間で融合できるようにするためにも、まずはなでしこジャパンのコンセプトを23人全員がしっかりと理解できると良いですよねcandy☆


第3戦の相手は、中国中国
ワールドカップではベスト8入りした中国も侮れない相手ですが…

誇りを持って、最終戦、なんとしても勝利で終わってほしいですね!!花