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【なでしこリーグ】 「ブームではなく、文化に」――カナダの地でともに戦った宮間、川澄らが再開初戦で激突

花
「松原渓のスポーツ百景」

第33回は
女子W杯を取材、現地観戦の魅力


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W杯後のなでしこリーグ再開初戦!!(第10節)

なでしこジャパンの選手は両チーム合わせて9人に上る注目の一戦。

前売りは通常の4倍売れたそうで、美作で行われた
湯郷のホームゲーム、過去最多数となる4998人が入りました合格

ワールドカップ効果を感じますが、大切なことは継続ですねアップ


そのためには、初めて来たお客さんが、なでしこリーグの魅力を感じられることが一番ですね音譜

その点では、今日の試合は非常に白熱した内容でしたし、会場の雰囲気もとても良かったです。


スタメンは、ホームの湯郷ベルが

松岡     高橋(千)
 
 




  







小林真




浅野
 

宮間

大久保

 
 


水島 高橋(佐) 加戸 中島
 





 



 


   福元
 
   

なでしこジャパンからは宮間あや選手とGK福元美穂選手ニコニコ
今季新加入選手が4人入り、櫻井庄吾コーチが監督代行として初の公式戦でした。

一方のINACは、

 
 

 
  
 大野      高瀬





 
京川




              川澄
 

伊藤香

伊藤美

 









 

鮫島  三宅

甲斐

  近賀
   海堀    


ボランチは伊藤美紀選手と伊藤香菜子選手のW伊藤コンビ。
なでしこジャパンからは大野忍選手権 、川澄奈穂美選手、鮫島彩選手、近賀ゆかり選手、海堀あゆみ選手がスタメンに名を連ねました得意げ




ボールを回すINACに対し、湯郷はカウンターから反撃の機会を伺います。

お互いの特徴を知っている両チームだけに、序盤は様子を伺いながら、危険なところをチェックして良さを出させず。


湯郷はホームの大声援をバックに、宮間選手が裏へのキラーパスを通すと、会場から大きな拍手と歓声が沸き起こりました。


しかし、徐々にボールのタッチ数を少なくしてテンポの良いパスワークを見せるINACが押し込み始めます。

前半23分、左サイドから切れ込んだ伊藤(美)選手のミドルシュートはバーを叩きます。

決定的な場面は、30分(あたり)。

伊藤(香)選手から右サイドを上がった川澄選手へ。
川澄選手のシュートはバーを叩いてゴールライン上でバウンド。
跳ね返ってきたボールを高瀬愛実選手が再びシュート!
これは福元選手が正面でキャッチ。川澄選手のシュートが入った?入ってない?と会場がざわめきますが、これはノーゴールの判定。


前半42分、湯郷がカウンターからCKを獲得。
CKの場面では、手拍子と共に「み・や・ま!」コールが起きましたにひひ
アメリカの「U・S・A」コールを思い出しましたが、湯郷サポーターの声援は温かみがあるなぁとにひひ


このままハーフタイムに突入するかと思われましたが、試合は動きます。
前半44分、大野選手のパスを受けた高瀬選手のゴールで、INACが先制!⚽️0-1
高瀬選手は、第5節でも怪我からの復帰戦でチームを勢いづけるゴールを決めましたね。

その後、前半アディショナルタイムなしとの伝達ミス?により、一度前半終了の笛が鳴ってロッカールームに戻りかけた選手達を再び呼んでアディショナルタイムをやり直すというアクシデントもありましたが…

HT 高瀬愛実→増矢理花


後半9分、増矢選手からオーバーラップした川澄選手にオシャレなパスが通り、川澄選手のクロスに京川舞選手が飛び込みますが、ヘディングは惜しくも合わず。ダイナミックな一連の流れに、敵味方関係なくスタンドから拍手が送られますラブラブ!


後半25分 (INAC)川澄奈穂美→杉田妃和
後半31分 (湯郷)小林真紀子→細川元代
後半32分 (湯郷)大久保舞→葛間理代

後半33分、相手のパスミスを見逃さなかった増矢選手がボールをカットし、そのままドリブルでGKまで抜ききって決め、INACのリードは2点に⚽️0-2


湯郷は後半36分、右サイドの浅野未希選手のクロスを、今季新加入のFW高橋千帆選手がヘディングで決め、移籍後初ゴール!!⚽️1-2

完璧なクロスからのビューティフルゴールでした目


後半38分 大野忍→田中明日菜 


さらに後半39分には、湯郷がプレスをかけて宮間選手がボールを奪い、GK海掘選手の位置を見極めて技ありゴール!を 土壇場で湯郷が同点に追いつきます⚽️2-2
スタンドは割れんばかりの拍手に包まれましたメラメラメラメラ


同点となった直後には、左サイドの鮫島選手のクロスに伊藤(香)選手が合わせますが、福元選手が右手で搔き出します。

両チームとも勝ち点を分け合うつもりはなく、最後まで攻め合い、何が起こるか分からないハラハラ感がありましたが、スコアは動かず。
リーグ再開後初戦のビッグマッチは、2-2のドローでした!!


90分間を通して…
ワールドカップでなでしこジャパンが見せた「最後まで諦めない」魅力が、なでしこリーグの魅力でもあることは伝わったのではないかと思います。

また、今後なでしこ入りも期待される若手選手の活躍も。
湯郷ベルは初ゴールを決めた高橋千帆選手。
INACはボランチの伊藤美紀選手や、追加点を決めた増矢選手などが光るプレーを見せていましたねアップ


代表GK対決も見物でした。海堀選手が安定したセービングを見せる一方で、味方を鼓舞し続ける福元選手の声がピッチに響きましたラブラブ


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改めて、スタジアムという空間は、観に来た人が作り上げる空間なのだなぁと感じました。


ブームではなく、文化に。

宮間選手の言葉が現実になるように、これからもスタジアムで観る楽しさを微力ながら伝えていけたら良いなと思いました黄色い花