はぁ~!!
手に汗握った~光たん?
ハラハラする試合でしたが、2連勝を飾り、勝ち点を6に積み上げた日本が決勝トーナメント進出決定!ハート

以下、試合の振り返りです。





グループリーグ初戦のスイス戦で、FW安藤梢選手が左足首骨折で戦線離脱。
安藤選手の分まで、残った22人の選手が想いを背負い、臨んだカメルーン戦。
ゴール裏にも
「安藤梢選手と共に勝利を」
の横断幕が掲げられていましたね。


会場は初戦と同じ、バンクーバーのBCプレイススタジアム。
対戦相手は過去一度も対戦がなく、日本と同じく初戦を勝利したカメルーンカメルーン国旗


日本は先発メンバーを初戦から5人入れ替えて臨みました。


     大儀見優季 菅澤優衣香

鮫島彩             川澄奈穂美

    宮間あや 阪口夢穂

宇津木瑠美 熊谷紗希 岩清水梓 近賀ゆかり
 
      海堀あゆみ


GKは海堀選手、両サイドに鮫島彩選手と川澄奈穂美選手、右サイドバックに近賀ゆかり選手。トップには菅澤選手。左サイドの宮間選手がボランチに入りました。


最初のポイントは、日本に取って課題だった試合の入り方ですが、日本の縦パスに対し、カメルーンはなかなかボールを納められず、前線へなんとかクリアするという状況が続き…

早くも前半6分に試合が動きます。

宮間選手、近賀選手との縦の連携から抜け出した川澄選手のグラウンダーのクロス。大儀見選手に2人がいったところで、ファーサイドに走り込んでいた鮫島選手が決めて先制!!投げKISS
今大会初先発の3人の連携から幸先の良い先制ゴール。
サッカーボール1-0

一列前に出た鮫島選手は、本来は攻撃的なポジション出身の選手。
5月28日のイタリア戦(@南長野)では、中盤のポジションで途中出場し、積極的な仕掛けでチャンスを演出。
試合後には「ここのポジション久々~!と思って、思いっきり仕掛けちゃいました」
と、本当に楽しそうな表情で話していたのを思い出しました。


しかし、その直後に8番のフェジオ選手が強烈なミドルシュート!
初戦でハットトリックを決めているエンガナムイット選手のキープ力は怖さがありました。

ただ、先制した日本は落ち着いてラインを高く、攻撃できるように。
また、左サイドバックの宇津木選手は相手の身体能力にも負けず、足元の上手さでもしっかりと上回るプレーで、周囲に安心感を与えていたように思います。

そして、前半16分。
川澄選手から左サイドの宮間選手に展開し、宮間選手の正確なピンポイントクロス!
ファーサイドに飛び込んで合わせたのは、菅澤優衣香選手!!
GKが飛べる高さまで計算したかのような宮間選手のクロスと、昨年得点王で空中戦に強い菅澤選手の持ち味が生んだ見事な追加点でした。
サッカーボール2-0

前半を通じてボール保持率69%(カメルーン31%)という数字が示すように、日本の一方的なペースでしたが、その数字以上に、カメルーンのカウンターは怖かったです。

カメルーンの両サイドから放たれるクロスの精度があまり高くなかったことにも助けられた部分もあり、単純なミスパスからボールを失ってしまうあたりは今後の課題でしょうか。

特に前半41分、エンガナムイット選手からエンゴノ・マニー選手へのパスは苦し紛れながらもシュートまで持ち込まれて、かなり危ない場面でしたおののく

一方、海堀選手がDFラインの裏の広いエリアをしっかりとカバーしている安心感はありましたね天使の羽(左)



日本が2点リードで後半へ。

後半10分、川澄奈穂美⇒大野忍


後半も、日本ペースで試合は進みますが、あわやという場面もちらほら。
カメルーンも攻撃的な選手を投入して点を取りにきますライオン
そんな中、中盤の緩いパスミスからのピンチは、決勝トーナメント以降の相手には致命傷につながりかねないことも…。


後半18分 阪口夢穂⇒澤穂希

代表201試合目の澤選手が入り、中盤のバランスを調整。
パスの正確度が増し、ボールの落ち着きどころができたことで試合も引き締まったように思います。


後半25分、カメルーンのFKからゴール前の混戦。
何度も身体を投げ出して守り、あわやという場面を凌ぎますラブ

引いたカメルーン相手になかなか攻撃のきっかけを見つけられない日本でしたが、リードを保ったまま、試合は終盤へ。


後半39分 菅澤優衣香⇒上尾野辺めぐみ

上尾野辺選手が左に入り、宮間選手をトップ下に配置し、4-2-3-1のような形に。


そして、試合終了まであと少しというところで、エンガナムイット選手から裏に出たボールを後半に投入されたエンシュ選手に決められて1点差に
サッカーボール2-1

その直後、右サイドのクロスからエンガナムイット選手のヘディングがゴールポストギリギリをかすめる大ピンチのおまけつきおののく


最後は手に汗がじっとりと…落ち込む
1秒が5秒ぐらいに、長く長く感じるアディショナルタイムを経て…
試合終了の笛。

2-1で勝った日本が苦しみながらも2連勝を飾りましたラブ


ポゼッションしていても、意図したパスがつながらないことが多いのは気になるところでしたねぐすん
引いた相手にこそ、なでしこの細かいパスワークが生きると思うのですが、中盤の駆け引きを飛ばして縦に急ぎ過ぎてしまった印象もありました。

縦に速い攻撃はこの4年間で上積みを試みたひとつのテーマではありますが、その使い分けは、ベンチからの指示も重要ですね。
前線の2トップの距離感と組み合わせなどのバランス調整も上手くかみ合わなかった印象ですしょぼん

アジアや国内リーグのセオリー通りにはいかないカメルーンの予測不可能な動きも、判断の迷いにつながっていたのかもしれませんね。


良かった点としては、ターンオーバーできたことでしょうか。
また、内容はさておき、結果を取りきるところもさすが

GL最終戦、17日朝6:00(日本時間)~のエクアドル戦は引き分け以上、GL首位での決勝トーナメント進出が決まりますしゃきーん