花「松原渓のスポーツ百景」
第28回は
GWに“山の芸術”雪形探しはいかが?


花Number Web に川澄選手の記事が掲載中ですにこ

花花花花花


いつもブログを書いていて、はっと振り返ると、

「ブログ長っG
と思います。

お付き合いいただきありがとうございます~ぽっ


てなわけで、たまにはゆるーり、夕食の写真でも。

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豚キムチ、新タマネギと牛肉のすきやき風いため、ワンタンスープ…など。
知り合いの農家から取り寄せているこのトマトはフルーツみたいに美味しいんです。
トマトは「食べられるけど苦手な食べ物」の一つなのですが、これは本当に好き♪


で、この時期欠かせないのがこれですきらきら

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めかぶ、もずく、ところてんの3点セット。
特にめかぶは好きなのです。
疲れている時など、食べると胃腸から体調が整う気がするんですよね。

そういえば、こないだ友人に「ところてんはデザートでしょ!」って言われたのですが・・・

そうなの!?
たしかに、甘味処のメニューに載ってますが。

私の中ではおかずだと思ってたのになG

デザートだ!っていう方、いらしたらぜひ意見をお聞かせくださいな~花


というわけで、以下、今日の試合レポートです。

花花花花花



なでしこリーグ第5節
ASエルフェン埼玉 vs INAC神戸レオネッササッカーボール

昨日は多摩陸上競技場に日テレベレーザ vs アルビレックス新潟レディース戦を観に行きましたが、途中から雷が鳴り、スコールに見舞われました雷

が!今日はうってかわって晴天、初夏のような暑さに晴れ



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埼玉スタジアム第2グラウンドの青々とした天然芝で首位・INACを迎え撃ったのは、ここまで4連敗で最下位に甘んじ、浮上のきっかけを掴みたいASエルフェン埼玉。
今シーズンは選手14名が移籍・退団・引退となり、新たに選手11人が新加入。監督も交代し、新たな体制で臨んでいる新シーズン。サポーターの声援をバックに、選手達の表情からはモチベーションの高さが感じられましたしゃきーん

INACの松田岳夫監督、伊藤香菜子選手、大野忍選手の古巣対決でもありましたね!

スタメンは…

【埼玉】

高橋(彩)高橋(花) 薊
  櫻林 高野 大谷
松久保 奈良 松岡 秋田谷
     船田



【INAC】
   大野 伊藤(香)
南山        川澄
  澤  伊藤(美)
鮫島 田中 三宅 近賀
    海堀


INACは京川舞選手に代わって南山千明選手が左サイドで先発。センターバックには三宅史織選手が先発に名を連ねました。ケガで戦列を離れていた高瀬愛実選手がベンチ入り。


ボールの支配率はINACが上回りましたが、前半は順位の差を感じさせないほど、攻守に埼玉の健闘が光りました。
ボールホルダーに対し、絶妙な間合いのプレッシャーでパスミスを誘い、奪うと手数をかけずに
INACゴールに迫ります。
吉田弘監督が「事前に見た映像や情報などにとらわれすぎることなく、プレーの中で感じること。警戒すべき相手だとしても「あれ?今日はこの人、調子悪いのかな」と、対面している自分が感じたのなら、思い切って勝負していい」
と試合前に話したように、対面する相手が代表選手であっても、気持ちでは負けていないことが伝わってきました。

特に右サイドの薊理絵選手、FWの高橋花歩選手が攻撃の起点となってスペースをうまく使い、シュートまで持ち込む場面も。


とはいえ、INACも田中明日菜選手を中心に身体を張り、決定的なシュートは打たせず。
GK海堀あゆみ選手が高いラインの裏を広くカバーし、フィールドプレイヤー並に足元での組み立てに加わり、なんとか状況打開を試みますが…
慣れない芝の感触と風下という条件も加わり、攻撃のリズムは作れない時間が続くにつれて、あわや、というシーンも。

流れを変えるべく、松田監督は前半33分に左サイドに増矢理花選手を投入。
そして、前半も終了に近づき、徐々に流れはINACに傾き始めます。

前半40分、大野選手がシュートを放ち、1分後にはCKから近賀ゆかり選手のミドルシュートがバーを叩きます。
42分には薊選手が持ち上がり、高橋(花)選手とのコンビネーションからシュートまで。
薊選手は今年最初の代表合宿に呼ばれた際、体力測定では川澄選手と並んでトップの記録を出したダイナモ。
小柄で細身ながら、鋭い切り返し、勝負どころを見極める戦術眼の高さが印象的でしたcandy☆

ただ、マッチアップしたのはなでしこジャパンの左サイドバック、鮫島彩選手。
スピードを持ち味とするサイドアタッカー同士の駆け引きは見応え十分でしたきらきら


後半、埼玉の吉田監督は、ニュージーランド代表で今季チームの10番を背負うサラ・グレゴリアス選手を投入。


一方、INACのロッカールームではハーフタイムに監督の檄が飛んだそうで、珍しく試合後はそのことに触れる選手も多かったです。
松田監督曰く「とにかく、走れ」と伝えたとのこと。
そして、その「走る」はもちろん量だけでなく、質も含めてのこと。

後半、風上に立ったINACが猛攻を仕掛けます。

50分、伊藤(美)選手のスルーパスを受けた増矢選手のミドルシュートは僅かに枠の上。
しかし、試合が動いたのはその直後でした。
51分、大野選手の落としを受けた澤穂希選手が、ペナルティエリアの外からグラウンダーのミドルシュート。一度はGK船田選手が弾きますが、そこに詰めていたのは川澄奈穂美選手!サッカーボール0-1
ついにINACが均衡を破ります。

そして3分後には、ミラクルなゴールが生まれます天使の羽(左)
右サイドを駆け上がった増矢選手が相手を引きつけてフリーの川澄選手に落とし、川澄選手は左に切り返してすかさずクロス。
オフサイドにかからない絶妙のタイミングで上がっていたのは澤選手。
右後方からの浮いたボールを、右足で上手くコントロールした技ありのシュートがゴールネットを揺らします!サッカーボール0-2
アシストした川澄選手も驚いたというゴールは、澤選手のリーグ通算150ゴール目という記録的なゴール。

そのことは、INACのチームメイト達も意識していたのかもしれません。

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同時に、リーグ最年長ゴール記録も更新アップ


W杯やリーグでも決めてきたCKからの角度のない位置のヘディングやインサイドのゴールなど、難しいゴールを大事な局面で決めてきた澤選手らしいゴールと言えるかもしれません。
試合後にゴールについて澤選手に聞いてみたところ、
「私はゴールの瞬間は何も考えていないので、感覚で打ちましたひらめき電球

と。なんとも澤選手らしい答えでしたにひひ


リードを2点に広げたINACに流れは大きく傾きますが、埼玉も意地を見せ、一矢報います。

70分過ぎ、杉原遥波選手のゴールはオフサイドの判定になりますが…

77分、高野紗希選手のパスを受けたサラ選手が、ペナルティエリアの左角あたりから、内側にカーブをかけた技ありのシュートで右のサイドネットを揺らしますサッカーボール1-2
モーションも小さく、コンパクトな足の振りであの精度の高いシュートはさすがに代表レベルですねぽっ


INACもその1分後、澤選手のボールを大野選手が受けてスルーパス。
最後は途中で入った高瀬愛実選手が決めて再び2点差にサッカーボール1-3


スコアはこのまま動かず、最後まで攻撃の手を緩めなかったINACが勝利。
5連勝で首位をキープ花

自分たちのサッカーができない中でもしっかり結果を残す強さはさすが。
その要因の一つとして感じるのは、選手間の競争激化による好循環。
スタメンの顔ぶれの変化もそうですが、交代のタイミングなどを見ていても、競争の激しさ、その日のコンディションやプレー如何でピッチに立つ選手が決まる。
ベテランも若手も関係なく、スタメンを保証されている選手は一人もいないのだな、と感じます。

一方、埼玉は前半の流れを後半も続けたいところでしたが、炎天下とも言えるコンディションの中、最後は地力の差が出てしまった感じでした。
とはいえ、前半の統率の取れた守備はINACを苦しめていましたし、若い選手達の台頭の息吹も感じさせてくれるチームでした。
上に挙げた選手の他に、今シーズン吉備国際大学から加入した高野紗希選手のプレーも印象に残りました。試合前には必ず柴崎岳選手の映像を見るそうですよcandy☆


他会場では、昨日、日テレが新潟に2-1と競り勝ち、首位のINACを射程圏内に捉える(勝ち点2差)2位をがっちりキープ。
レッズとベガルタが2-2で勝ち点を分け合い、ベガルタは未だ無敗の3位。
ジェフが伊賀を2-0と下して無敗を継続(4位)。今日もゴールを決めた菅澤優衣香選手が、得点ランキング単独トップの5ゴールアップ
高槻と湯郷ベルが2-2で引き分け。

まだ5試合を終えたばかりですが、上位4チームが無敗というレベルの高い上位争いは見物ですねハート