なでしこリーグ開幕戦
浦和レッズレディース vs INAC神戸レオネッサ⚽️

組織的なディフェンスとプレスからの速攻、豊富な運動量を誇る若手選手中心のレッズレディースに対し、経験のある新戦力や代表などのベテランメンバーも多く、パスワークと個人技で相手を圧倒するサッカーが戻ってきたINAC。


昨年も開幕戦となったこのカード。
昨年は3-2で浦和が猶本選手の2ゴールで3-2と勝利した開幕戦を皮切りに、毎試合白熱する好カードでしたねDASH!ラブラブ



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今日のスタメンは…

吉田靖監督(浦和)はFWに新加入の白木星選手を抜擢。
白木選手はラマンガでチーム最年少ながら第三戦では日本を勝利に導くゴールを挙げたストライカー。
細身ながら長身でポストプレーに長け、周囲を使うのも上手く、インパクトがありましたアップ

また、中盤には昨年優勝の立役者の一人でもある猶本光選手が復帰。
昨シーズンで引退した堂園選手の穴は、新戦力の長船加奈選手がセンターバックに入り、乗松選手がサイドバックに入って埋める形に。


一方、松田岳夫監督体制の初陣を飾ったINACのスタメンは…

澤穂希選手と伊藤香菜子選手がダブルボランチを組み、前線は大野忍選手と高瀬愛実選手の代表コンビに。また、サイドバックの両翼は、近賀ゆかり選手と鮫島彩選手のこちらも代表コンビ。


先日のラマンガ国際大会(U-23)とアルガルベ杯(なでしこジャパン)の主力がピッチで競演し、豪華なマッチアップが随所で楽しめました



また、大野選手も「駒場はアウェイのイメージしかない」と話すように、駒場の風物詩でもあるレッズサポーターの迫力ある応援も見られましたメラメラ



そんな中、ピッチでも序盤から一歩も引かない攻防が繰り広げられました。
特に、中盤の攻防は見応え十分目



ボールを持つ時間が長かったのはINAC。
攻撃時には両サイドバックが上がり、中は大野選手や伊藤選手が流動的にポジションを変えながら、ダイレクトパスを交えた迫力ある流れが何度か見られました。



前半9分、サイドでキープした大野選手のクロスに中の京川舞選手が合わせファーストシュート。

続く18分には、川澄奈穂美選手がペナルティエリア手前で1人交わしてミドルシュート!
これはバーを叩きますが、迫力十分でした。


浦和も、この時間を粘り強く耐えると、カウンターからチャンスを演出。
34分に左サイドを上がった猶本選手が大胆なサイドチェンジ。逆サイドの柴田華絵選手が折り返したところに飛び込んだのは後藤三知キャプテン!

鮮やかなダイビングヘッドが決まり、浦和が先制⚽️1-0
広い視野でゴールを演出した猶本選手のサイドチェンジも見事でした。




これで、流れが傾くかに思えましたが…
ここで落ち着きを失わないINACの試合運びもまた見事でした。
試合の流れを見極める勘、心理的な駆け引きなどは、やはり経験からくるものも大きいのかもしれません。



そして、前半終了間際の44分。
右サイドの近賀選手からスペースに出た縦パスに、京川選手がスピードで競り勝ち、ゴール前へのプレゼントパス。
走り込んだのは高瀬選手!⚽️1-1


前半終えて、シュート数は浦和が7本、INACが10本。
両者一歩も譲らない駆け引きは後半も続きます。



後半13分、浦和は白木選手が囲まれながらも放ったループシュートがゴール枠ギリギリを捉えますが、海堀選手がキャッチ。


際どく枠を捉えるシュートも多かったのですが、両GK共にセービングは安定していました。



再び試合が動いたのは後半29分。
INACは大野選手の横パスを伊藤選手が左足ダイレクトで裏の京川選手へ。
胸トラップからのボレーシュートがゴールに突き刺さり、INACが勝ち越し⚽️1-2



さらに、90分には川澄選手が蹴ったCKから、澤選手がニアでヘディングですらしてネットを揺らします⚽️1-3
ワールドカップで、アジア大会で、幾度となく見せた難しい角度のビューティフルゴール!



しかし、浦和も終了間際のアディショナルタイムに、CKから長船選手が高い打点で首を振り、お手本のようなゴールで1点差⚽️2-3



その後も、最後までFKやCKで惜しいシーンを作った浦和でしたが、ここで試合終了の笛。


今年も、たくさんのゴールと駆け引きを楽しませてもらった開幕戦でしたビックリマーク
最後まで目が離せず、今年のなでしこリーグの面白さを象徴するような90分間目


その完成度を象徴するように、試合後の選手のコメントからは、ともにチームとしての一体感の強さが伝わりました。




報道陣、記者も多かったのでひらめき電球
詳しくは、新聞やネットの記事をご覧くださいませませ合格