台風19号が猛威をふるっていますね!台風

交通機関に影響が出ていますが、皆さんは大丈夫だったでしょうか…


今日は美作(岡山)での岡山湯郷ベル岡山 vs INAC神戸レオネッサレオネッさ(エキサイティングシリーズ第5戦)に行ってきましたサッカーボール

帰りは19時台の飛行機で帰る予定でしたが、欠航に。

一本前の最終便に間に合い、なんとか帰ってこられました天使の羽(左)
離陸時、機体が横なぐりの風で揺れているのが分かって怖かった~!



試合前はまだ小雨ぐらいでもっていたのですが、試合が始まる頃には大雨に。

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写真だと雨の勢いが分からないんですが、後半はザーーーという雨の音で試合の音がかすれるほどでした。


レギュラーシリーズ優勝の湯郷ベルは、3試合勝ちなし(1分2敗)で前節、首位の座を明け渡してしまうことに。直近の2試合は関東圏での試合でしたが、地元から応援に来ているサポーターも多く、チームを支える気持ちが、遠方まで足を運ばせてくれるんですね。すごいですハート

今日は大雨の中、神戸から来たINACサポーターの方とお話しましたが、
「車で来て、帰れるか心配です…」
と言いながら、応援の準備はバッチリでしたしゃきーん
どんな時も変わらず応援してくれるサポーターの存在は本当に温かいですね花


湯郷ベルは前節と変わらない先発メンバーで臨んだ一方、INACは2列目にゴーベル選手を下げ、高瀬愛実選手がトップに。
左サイドには田中陽子選手が7月12日以来3ヶ月ぶりのスタメンに名を連ねました。

INACはゴーベル選手が一列下がったことで、ボールの中継地点が増え、パスが丁寧につながれるようになり、攻撃が活性化したように見えました。
湯郷ベルはロングボールから攻撃を組み立てる場面の多く、その分中盤が空き、INACは澤穂希選手が持ち上がる場面も増え、ポゼッションからゴールを狙うINACと、カウンターの湯郷ベルという流れに。



前半14分、湯郷ベルは浅野未希選手が左サイドへと展開したところから、中野真奈美選手のシュート!

前半17分にはゴール前の混戦から有町紗央里選手がDFを交わしてフリーでシュート!
しかし、どちらもGK海堀選手の正面。
なでしこジャパンのベテランGK対決も見物でしたね!

INACは35分、右サイドで澤選手から川澄選手へと縦パスが通り、川澄選手はダイレクトで前方へ。
走り込んだ高瀬選手の強烈なシュートは福元美穂選手が弾きますが、走り込んだ田中陽子選手がシュート!決定的な場面でしたが、ボールはゴールのわずか左。

このプレーを皮切りに、INACが押し込む時間が続きます。

39分には澤選手⇒南山千明選手⇒ゴーベル選手とダイレクトで流れるような連携。
しかし、ここも湯郷の守護神、福元選手がしっかりとコースを切って対応21


後半、雨の勢いはさらに強くなり、ピッチは水を吸ってボールがワンバウンドで止まるほどに。
美作の美しい天然芝はなでしこリーグでも屈指の環境ですが、バケツをひっくり返したような雨がどんどん溜っていき、田んぼ状態に雨

風上に立ったINACはさらに攻勢を強めますが、試合が動いたのは後半7分。
右サイドを突破した浅野選手のクロスを松岡選手が押し込んで、ついに先制サッカーボール1-0


しかし、ゴールの匂いはINACにも濃く漂っていました。
後半16分には渡辺彩香選手のシュートがバーを弾き、その後、田中陽子選手のシュートもバーを叩くなど、あと一歩というところまで来ていたのですが…

終盤は、ピッチに溜った水がボールを不規則に変化させ、どちらも流れを作ることはできず、ホームの湯郷ベルが2試合ぶりの勝利で2位をキープ。

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ワンプレーで状況を変えてしまう決定力は、レギュラーシリーズ王者の貫禄ですねサッカーボール
セットプレーも含めた宮間選手のゲームメイクはさすがだなぁといつも感じますが、前線の松岡選手有町選手、中野選手らFW陣の迫力は、個人的にはなでしこジャパンで見てみたい、と見るたびに思ってしまいます。ワールドカップまで残り少ないこともあり、新しい選手が招集される可能性は…そう考えると、もっと早い段階で見てみたかった、とも。


一方、2連敗となってしまったINAC。
優勝を目指すために絶対に負けられない連戦を勝ちきれなかった事実を受け入れなければならない現実は厳しいものです。
ただ、試合後の空気からは前節の敗戦後とは明らかに違う、内容への手応えが感じられました。

リーグ3連覇中の女王であり、常勝を義務づけられたチームだからこそ、勢いがある時を知っている選手にとってはそのギャップが重くのしかかって来るものだと思います。

組織を新たに構築していく中では、ようやくいい流れができたと思っても、次の試合ではまた元に戻ってしまったり、若手選手は自らの波をどうやってコントロールするのか悩んだり……。

空気を掴むようなジレンマを感じることも多いのだろうな、と、今年のINACを見ていて感じることが何度もありましたが、そんな中で今日はまた一つ、浮上への確かなきっかけを掴んだ試合になるのかもしれません。

「負けた責任は自分にある」
と、その重い結果を受け止めながら、
「ようやく自分たちの形が見えた」
と話す前田監督の表情にも、光が見えた気がしました。


花花花花花

地元の方が雨の中でも屋台を出していて、寒くて固まった身体に、温かい食事が沁みましたスープ

手作り感たっぷりのサンドイッチハート

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やきうどんぽっ

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台風と追いかけっこで怒濤の日帰りでしたが、スタジアムグルメを満喫できて嬉しかったですはーと