季節はずれのアジサイあじさい。

photo:01



最近は微妙な天気が続いていますねsss


なでしこリーグ最終節は、劇的なドラマが続きました。

まず、土曜に行われた試合。
エキサイティングシリーズの上位・下位リーグの境目となる6位以内の1枠を争って行われたベガルタベガルタ仙台エンブ(6位)とジェフL?(7位)の試合は、2-0でジェフが勝利!

レギュラーシリーズ優勝争いは熾烈を極めました花
首位浦和を追う2位ベレーザ日テレと、ASエルフェン埼玉狭山の一戦は、追いつき追い越され、のシーソーゲームで、結果は3-3!

この時点で、湯郷ベルが勝ち点でベレーザを上回ったため、ベレーザと新潟Lは優勝の可能性がなくなってしまいましたぐすん


ベレーザに堂々たる戦いぶりを見せた埼玉は、積み重ねたパスサッカーが真価を発揮し始めていますね。
終了間際の劇的な同点ゴールを決めたのは、古巣対決となる伊藤香菜子選手でした。
エキサイティングリーグは上位リーグで見たいチームでした泣


そして、優勝するためには勝利した上でベレーザが引き分け以下、翌日に行われる試合で浦和Lが敗れるという条件が必要となる岡山湯郷ベル岡山は、FC吉備国際大学シャルムに7-0と大勝。
司令塔・宮間あや選手が4得点と大爆発!素晴らしい勝負強さですねきらきら

天使の羽(左)天使の羽(左)天使の羽(左)天使の羽(左)天使の羽(左)



そして、日曜日に行われた2試合。
アルビレックス新潟レディース新潟と伊賀FCくノ一の試合は、1-0で伊賀が勝利。新潟Lはこの時点で4位が決定。



優勝は、同時刻に行われた浦和レッズレディースとINAC神戸レオネッサの一戦にすべてが委ねられることに!!!
レッズLは、引き分け以上で優勝が決まる状況。

優勝すれば2009年ぶりの快挙とあって、ホーム・浦和駒場スタジアムには多くのレッズサポーター、5000人以上のお客さんが詰めかけ、メインスタンドは真っ赤に染まっていました浦和レッズ


とはいえ、直近の3試合が0-0と、まずはゴール不足を解消したいレッズは前半から縦に速い攻撃でINAC陣内に攻め入ります。


前半10分、右SB臼井理恵選手のアーリークロスに柴田華絵選手が合わせて口火を切ると、その後も速いプレスからINACのパスワークを封じ、チャンスを演出。

前半20分には加藤千佳選手が負傷し、大滝麻未選手と交代ウキャー!


前半、INACの決定的なチャンスは21分。高瀬愛実選手が相手クリアをさらってドリブルで突破し、シュートまで持ち込んだ場面。乗松瑠華選手が体を寄せてピンチを逃れます。

27分には、右サイドで吉良千夏選手がカウンターから抜け出しGKと1対1の場面でシュート。これは海堀選手がコースを読んでいました。

37分。中盤で大滝選手がためて左サイドに展開。前線で最後は完全にフリーになった後藤三知選手が、飛び出した海堀選手を交わしてシュートを放ちますが、ボールは海堀選手に当たって外へ。PA(ペナルティエリア)外、肘に当たったようにも見えましたが、主審の判定はノーファウルでプレーは続行。


0-0で前半を折り返します。


後半もレッズが押し気味に試合を進めますが、流れを変えたプレーは後半7分。
INACがPA外の右側で得たFKを、中島依美選手が蹴り、一度は浦和Lディフェンス陣が跳ね返したものの、増矢理花選手が右足を振り抜くと、人の間を抜けたボールがゴール左隅に決まり、INACが先制サッカーボール0-1

思うように攻撃の形が作れず、苦しんでいたINACですが、このゴールで選手達の中に一つの「覚悟」のようなものが芽生えたようにも見えました。

ボールに対する執着心は両チームとも凄まじく、球際の競り合いが激しさを増していきました。


なんとしても1点が欲しいレッズはFW清家貴子選手、MF齊藤あかね選手を投入し、パワープレーで猛攻を仕掛けます。


長身の大滝選手、後藤三知選手をターゲットにロングボールを入れますが、INACも全員が体を張って阻止。
後半32分、柴田選手のクロスに大滝選手がヘディングで合わせた場面は決定的でしたが、枠は捉えられず。

INACはDF三宅史織選手、SB渡辺彩香選手を投入し、疲れが出てきた終盤はフレッシュな選手達が試合を落ち着かせました。

試合は最後の1秒までまったく目が離せない熱戦でした。


結果は、INACが0-1で勝利サッカーボール

シュート本数はレッズが13本、INACは3本。
INACは後半放った1本のシュートをゴールに結びつけ、僅差の勝利に結びつけました。
一方、掴みかけていた優勝がするりと手から抜け落ちてしまったレッズ…
優勢に進める時間は多かったものの、1点が遠い試合でしたね。

いくつかの判定に関しては、解せないところがありました。
リプレイを見れば、ある程度の判断はできますからね。レフェリングに関しても、競技同様に国際的な基準を目指して行くべき点ではあると思います。

もちろん、それを差し引いても、サッカーの面白さを示す様々な要素が詰まった試合だったと思いますが手描きふうクローバー

一つ、残念なことがありました。

それは、選手に対する「ヤジ」。

試合やプレーに関することなら分かるのですが…個人への中傷や暴言は、聞くに耐えません。
試合中、それが選手の耳に届いてしまっていることもあります。

選手を鼓舞したり、愛が感じられるものならもちろんいいと思いますし、個人的には、相手チームを挑発するにしても、ニヤリとしてしまうようなヤジならOKだとも思います。

せっかくスタジアムに足を運んだ皆さんがゲームを楽しめるように、今一度、考えたいテーマだと思います手描きふうクローバー

天使の羽(左)天使の羽(左)天使の羽(左)天使の羽(左)天使の羽(左)

この結果、岡山湯郷ベルが逆転で首位に立ち、レギュラーシリーズ大逆転優勝!!!王冠

この後行われるエキサイティングシリーズの結果で年間優勝が決まりますが、湯郷ベルにとっては初のシーズン優勝には違いありません。
選手、関係者の皆様、おめでとうございますぽっ
湯郷ベルは、国際女子サッカークラブ選手権2014への出場権を獲得。

出場権を得るもう1つのチケットは、年間王者の手に。



今月末から始まるエキサイティングシリーズのレギュレーションはちょいと複雑なので、簡単にまとめると…

【エキサイティングシリーズ】

レギュラーシリーズの上位6チームと下位4チームがそれぞれ総当たりのリーグ戦を行い、年間順位を決定。

上位リーグはレギュラーシーズンの首位(湯郷)が6点、2位(日テレ)は5点、浦和が(4点)~千葉(1点)まで、勝ち点が割り振られた状態からスタート。総当たりの10回戦。
下位リーグはレギュラーシーズンの勝ち点の1/3ずつが割り振られ、総当たりの6回戦で残留争いが行われる。
最下位のチームは自動降格、9位のチームは入れ替え戦に回ることに。

今月31日からスタートするエキサイティングシリーズの日程は、今日発表されるそうです!


天使の羽(左)天使の羽(左)天使の羽(左)天使の羽(左)天使の羽(左)

その前の来週23日は、なでしこリーグオールスター。
各チームからファン・サポーター投票で選ばれた選手達の競演が見られるチャンスですぽっ

メンバーやレギュレーション、イベントは 
なでしこリーグオールスターメンバー発表!! にて。