昨夜のアルガルベカップ決勝戦!!

日本日本 vs ドイツドイツ

2年ぶりに同じ舞台でドイツとあいまみえることとなった決勝戦。
日本はベストメンバーで臨みます。


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スピードと個人技を織り交ぜたダイナミックな攻撃を仕掛けて来るドイツに対し、日本もシンプルに前を狙う場面が多く、前半から攻守がどんどん入れ替わる緊張感たっぷりの展開に!!

なでしこジャパンはドイツの女子ブンデスリーガでプレーする選手が増えたことも大きいと思いますが、3年前のW杯時と比べると、対ドイツ戦での球際が強くなったなぁきらきらとしみじみ。


前半28分、左サイドへの展開から、裏に抜けていた川澄奈穂美選手が直接シュートを狙うと、GKが弾いたところに大儀見選手が詰め、そこに澤選手が詰め…

スロー映像を見ると、ゴールラインを越えているようにも見えましたが…
これはノーゴールぐすん


逆に、前半38分にはドイツの決定機。
サイドのクロスからシャシッチ選手のジャンピングヘッド!!
これは、しっかりと身体を寄せていた岩清水選手の守備が効き、枠外へほっ

シャシッチ選手(結婚する前はオコイノ・ダ・エムバビ選手)は、2年前の決勝でハットトリック&決勝戦を決められた超要注意選手。今日の試合でも苦しめられましたね…。

その後も押される場面は多かったものの、スコアは動かず0-0のまま後半へ。



ハーフタイムに近賀選手と岩渕選手が入り、なんとしても先制点を挙げたいところでしたが…
後半開始早々の1分。

前がかりになったところで、ロングボールを入れられ、ボランチのところがぽっかり空いたところでセカンドボールを奪われ、ケスラー選手にミドルシュートを決められ失点。サッカーボール0-1
さらにその3分後には右サイドのアルーシ選手(前回対戦時はバイラマイ選手)のクロスをヒールでミッターク選手に決められ、差は2点にサッカーボール0-2

流れを変えたい日本ですが、後半17分にはマロジャン選手に豪快なミドルシュートを左隅に決められてサッカーボール0-3


その後も、なかなか流れを引き寄せられないなでしこジャパン。
ドイツの攻撃には人数を懸けて守り、カウンターを狙うものの、守備にさかれた人数を攻撃にかけることができず…

結果は0-3の完敗。

失点は3点とも流れの中からの失点でしたが、シュート精度・シュート技術については質の高さを見せつけられた気がします。
そして、メンバーが変わった際の各選手の役割がまだ固まっていないようにも感じました。
ミスを減らすことも含め、5月の女子アジアカップ(5月14日~5月25日@ベトナム・来年の)までに修正して臨んでほしいなぁと思います天使の羽(左)

ポジティブな面では、良い流れを引き寄せている時間帯の日本の連携は王者相手にも十分通じることを実感できました。
また、宇津木瑠美選手の安定感、左足からのフィードという武器が今大会を通じて輝いていました。
GKの山根恵里奈選手の存在感は、大会を通して増していった気がします。
高さだけでなく、読みの鋭さやハーフラインを楽々越えるキックなど、日本に新たな武器をもたらしてくれる守護神のこれからの成長からも目が離せませんきらきら
また、代表192試合目となった澤選手は、最近はボランチでもバランサーとして守備的な役割を担うことが多かったですが、今大会では積極的にゴールを狙いに行く姿勢が見えました。
2011年W杯の時の迫力を彷彿させるプレーも随所に見られ、改めて存在の大きさを感じましたラブ


今大会で得た課題をしっかりと見直して、5月に向けて完成度を高めていってほしいなと思いますしあわせ