伝統の一戦、L・クラシコ‼︎

今日はなでしこリーグ第16節、日テレ・ベレーザ(2位) vs INAC神戸レオネッサ（首位）
なでしこリーグをリードしてきた2チームによる、「L・CLASICO(エル・クラシコ」と名付けられた頂上決戦でした

台風27号の影響で開催が危ぶまれた一戦でしたが、「決行」の最終判断が下されたのは、朝5時でした！


個人的にも待ちに待った、味の素スタジアムでのなでしこリーグ


朝から降り続いた雨でピッチはスリッピーなのなっていたとはいえ、ショートパスを多用する両チームにとっては悪くない条件。
試合開始まで降り続いた雨は、キックオフと同時に止みました
それにしても、寒かった～‼︎





ホームのベレーザは水曜日に行われたジェフ市原・千葉レディース戦に勝利したものの、中2日でのハードなスケジュール。
加えて、U-19に7人もの選手を送り出したため、その選手達が月曜日に帰ってきて、チーム全員での練習時間が十分にない中での試合となりました。


ジェフ戦翌日の夜練習は、ジェフ戦に出ていない、U-19組中心の練習。

「悔しかったら、もっと意地を見せなさいよ‼︎」

雨の中、”鬼軍曹”の異名をとる寺谷監督のゲキが飛びました。

U-19アジア選手権で4位と思わぬ結果でチームに帰ってきた選手たちは、それぞれに気持ちを切り替え、寺谷監督曰く「普通に、遠征前と同じように」練習に入ったそうですが…



飄々とプレーをこなす選手達に対し、悔しさをもっとプレーや練習への姿勢に出して、良い意味でがむしゃらになっても良いのではないか？という、寺谷監督の愛の鞭。



読売ランド横のヴェルディグラウンドには、このゲキを力に変えて育ってきた選手たちのベレーザイズムがあります。
そして、チームの精神的主柱でもあるベテランの小林弥生選手に話を聞くと、今のチームには、ポジション争いが生む上昇ムードが漂って良い雰囲気なのだそうです


そのベレーザは、今日の試合ではジェフ戦のメンバーを中心としたスタメンで臨みました。


一方、先々週に優勝を決め、先週ホームで浦和レッズレディースを下したINACは、U-19組の三宅史織選手と道上彩花選手は帯同せず、センターバックに磯金みどり選手が加わった他は前節と同じくベストメンバー。


試合はINACがボールを支配し、ピッチをワイドに使って両サイドの川澄選手、高瀬選手、トップのゴーベル・ヤネズ選手にボールを集めます。
しかし、ベレーザは高瀬選手をU-19の清水梨紗選手と籾木結花選手、川澄奈穂美選手を日体大の後輩である有吉佐織選手と、小林海咲選手が身体を張って抑えます。

そのベレーザは守備に追われながらも、2トップに狙いを定めたカウンターから何度かチャンスを演出します。


そして、24分。

右サイドで原菜摘子選手が粘って入れたグラウンダーのクロスに、 木龍七瀬選手が飛び込んでベレーザが先制！サッカーボール" border="0" />1-0


その後も、INACがボールを支配して攻め込みますが、ベレーザも身体を張った守備を見せ、スコアは動かないまま後半へ。


後半は、寺谷監督が一番警戒していたチ・ソヨン選手や澤穂希選手ら中盤の選手達も攻撃に積極的に参加してゴール前にボールを入れる回数も増えたものの、終盤の高瀬選手の決定的なヘディングは曽山加奈子選手が素晴らしい反応で弾き出し、得点を許さず…


そのまま3分のアディショナルタイムも凌ぎきったベレーザが勝利！



両チームのワンタッチプレーやダイナミックなプレー、代表選手同士のマッチアップに会場が歓声に包まれる場面も多く、雨の影響を感じさせないハイレベルな戦いでしたぽっ" border="0" />


ベレーザはINACに対し、昨年のカップ戦以来の勝利。
リーグ戦では、2010年の11月の対戦以来となります。

そして、モブキャストカップ出場権のかかった2位争いも、ベレーザが一歩リードしたと言えそうです。
あと2試合、どうなるかますます目が離せません


一方、今季2敗目を喫したINACですが…
勝ちつづけている間も、常にさらなる高い課題を設定し、それに向かって走り続けてきたわけですから…
敗戦が教えてくれることは多そうです。

11月末から開幕するモブキャストカップは、その進化が試される舞台でもありますね





明日は静岡県沼津市で行われる

「SURUGAbankCUP FUTSAL FESTA決勝大会」
に参加します！

ガッタスさんと一緒に参加させてもらいます

頑張ってきますね～