昨日は、なでしこリーグ第15節
INAC神戸レオネッサ vs 浦和レッズレディース@ノエビアスタジアム神戸
戦でした![[みんな:01]](https://emoji.ameba.jp/img/user/sf/sfido/795677.gif)
先週、INACがリーグ戦3連覇を決め、なでしこリーグは残すところ4試合
INACは優勝した後の試合だけに、様々な選択肢がある中でどのようなメンバーで臨むのかに注目しましたが…
発表されたスターティングメンバーは、優勝を決めた前節とほぼ変わらず(ベッキー選手は帰国中のため左SBに中島依美選手が入り)現時点でのベストメンバーと言える布陣でした![[みんな:02]](https://emoji.ameba.jp/img/user/be/bell-tree-911rira/848.gif)
一方、浦和レッズレディース(以下レッズL)は、昨季限りでベテラン選手の多くが移籍、もしくは引退し、今季は若手選手中心のチームに。
リーグ前半戦こそ1勝6敗2分と、なかなか好転するきっかけを掴めない試合が続いたものの…
ここ4試合を3勝1分と、負けなしで来ており、選手の表情にも自信が戻ってきていました![[みんな:03]](https://emoji.ameba.jp/img/user/ro/rosa-n24/5528.gif)
特に、吉田靖新監督を迎えてからの変化は大きく、
「攻撃に人数をかけるようになって、前への勢いが増した」(加藤千佳選手)
「チャレンジでボールを失うのはOKと練習から言われているので、思い切ってチャレンジするようになった」(安田有希選手)
「分かりやすい指示で、それを信じてやれていて、それが結果につながっている」(柴田華絵選手)
と、選手の言葉からもチームが一つの方向を向けていることが伝わります。
レッズLは残留がかかっているため、なんとしても勝ち点が欲しいところ。
首位INACに対しても、これまでの戦い方を変えずに臨みました![[みんな:04]](https://emoji.ameba.jp/img/user/py/pyony/115.gif)
![[みんな:05]](https://emoji.ameba.jp/img/user/mm/mmmmio/834683.gif)
一気に気温が下がり、冬の訪れが近くなっていることを感じさせる寒さの中、キックオフ。
試合は意外な形で、序盤から動きます。
最前線からプレッシャーをかけてボールを奪いに行くレッズLは前半3分、吉良千夏選手がINAC最終ラインの一瞬のもたつきを見逃さず、ペナルティエリア近くでボールを奪うと力強いシュートを確実に決めます。レッズLが先制！1-0
しかし、どちらともこのゴールで浮き足立つことはなく、試合は徐々に落ち着きを見せます。
テンポの良いパス回しで攻撃のリズムが出てきたINACは、20分、高瀬愛実選手のクロスをゴール前で澤選手が競り、こぼれたボールをゴーベル・ヤネズ選手が押し込み同点に！1-1
ヤネズ選手は得点ランキングトップの13ゴール目
さらにその1分後には、右サイドで絶妙のタイミングで飛び出した川澄奈穂美選手に、近賀ゆかり選手からピンポイントのロングパスが通り、川澄選手のクロスがファーサイドに走りこんだ高瀬選手の頭にピタリと合い、これが決まってINACが逆転2-1
31分には、後藤三知選手(浦レッズLがボールを奪ってGKと1対1の決定機を迎えますが、ここは海掘あゆみ選手が体に当ててボールは僅かにゴールの枠を逸れます
その後も試合は少しも停滞することなく、INACは攻撃で、レッズLは守備で高い組織力を随所に見せ…
動きのある内容に反して、前半のシュート数はINAC4本:レッズL2本と少なめでしたが、少ないチャンスを確実に決める両チームの個人の質の高さも際立ちました![[みんな:35]](https://emoji.ameba.jp/img/user/ic/ichi9go7/28634.gif)
そして、後半![[みんな:13]](https://emoji.ameba.jp/img/user/to/tono777/2901.gif)
後半開始前のINACの円陣では、澤穂希選手が清水あかね選手にツッコミを入れ、笑いが起こる場面も。
試合後に清水選手が話してくれたところによると、2試合連続CBでスタメン出場した清水あかね選手はその期待に応えるべく少し力が入ってしまったそうですが、失点に絡んで落ち込む清水選手に、ハーフタイムには澤選手はじめ、チームメイトの温かい声掛けがあったそうです
後半もINACが試合を優勢に進めますが、レッズLも一歩も引かず、高いラインを保って最前列からプレッシャーをかけ続けます。
しかし、後半は運動量が落ちたこともあってか、そのハイプレスをかいくぐるINACのパス回しがさらに勢いを増し、押し込む時間帯が続きました。
中島依美選手のミドルシュートがバーを叩き、ヤネズ選手の強烈なシュートはGK池田選手が間一髪でパンチング。
レッズLは終盤に齋藤あかね選手(MF)、大滝麻未選手(FW)、安田選手(MF)と、攻撃的な選手を投入してチャレンジし続けましたが、INACは石原監督が流れを見極めた結果、交代枠を使うことなく11人で90分間を戦いきり…
2-1でINACが貫禄の逆転勝利を収めました
最後まで極端に運動量を落とすことなく、2点目を果敢に取りに行ったレッズLと、あくまでベストメンバーで受けて立ち、巧みな試合運びで1点差をものにしたINAC。
見応えのある試合でした
入場者数は、3418人![[みんな:16]](https://emoji.ameba.jp/img/user/ch/chisono200/1075.gif)
解説は、U-16女子日本代表(通称:リトルなでしこ)の高倉麻子監督でした![[みんな:22]](https://emoji.ameba.jp/img/user/s0/s0111012/1822.gif)
9/26～10/6まで中国で行われたAFC U-16女子選手権では、35得点1失点(決勝では北朝鮮と1-1の末にPKを制し、優勝！)の成績で優勝し、2011年に続く連覇を達成
来年3月にコスタリカで行われるFIFA U-17女子W杯へのチケットを手に入れました。
高倉麻子監督の、育成の視点から厳しくも愛のある解説が印象的です
アジア選手権といえば、来年8月にカナダで行われるFIFAU-20女子W杯の出場権をかけたAFC U-19女子選手権 中国2013（10/11～20)は、4試合を終えて、日本は2勝1敗1分で勝ち点7の3位と、ギリギリのラインにいます
今日の北朝鮮(暫定2位)戦に勝てば文句なしで3位以内になりますが、もし引き分けた場合…
もう一試合の、中国(勝ち点5で4位)がミャンマー(勝ち点0で6位)に大量得点で勝つと、順位が入れ替わってしまう恐れも![[みんな:25]](https://emoji.ameba.jp/img/user/wa/wasabi-ya/2244.gif)
日本は14時キックオフで、中国は16:30キックオフなので、日本の結果を待って中国は試合をすることになり、精神的な余裕が…
などと、こういう状況ではあれこれ考えてしまうものですが、目指すはもちろん、勝利のみ![[みんな:26]](https://emoji.ameba.jp/img/user/re/reina103/31108.gif)
ライバルであり強豪ですが、決して勝てない相手ではありません。
W杯という貴重な国際舞台への切符を、なんとしても手に入れてほしいと思います‼︎
秋晴れの空。
いいですね
INAC神戸レオネッサ vs 浦和レッズレディース@ノエビアスタジアム神戸
戦でした
先週、INACがリーグ戦3連覇を決め、なでしこリーグは残すところ4試合
INACは優勝した後の試合だけに、様々な選択肢がある中でどのようなメンバーで臨むのかに注目しましたが…
発表されたスターティングメンバーは、優勝を決めた前節とほぼ変わらず(ベッキー選手は帰国中のため左SBに中島依美選手が入り)現時点でのベストメンバーと言える布陣でした
一方、浦和レッズレディース(以下レッズL)は、昨季限りでベテラン選手の多くが移籍、もしくは引退し、今季は若手選手中心のチームに。
リーグ前半戦こそ1勝6敗2分と、なかなか好転するきっかけを掴めない試合が続いたものの…
ここ4試合を3勝1分と、負けなしで来ており、選手の表情にも自信が戻ってきていました
特に、吉田靖新監督を迎えてからの変化は大きく、
「攻撃に人数をかけるようになって、前への勢いが増した」(加藤千佳選手)
「チャレンジでボールを失うのはOKと練習から言われているので、思い切ってチャレンジするようになった」(安田有希選手)
「分かりやすい指示で、それを信じてやれていて、それが結果につながっている」(柴田華絵選手)
と、選手の言葉からもチームが一つの方向を向けていることが伝わります。
レッズLは残留がかかっているため、なんとしても勝ち点が欲しいところ。
首位INACに対しても、これまでの戦い方を変えずに臨みました
一気に気温が下がり、冬の訪れが近くなっていることを感じさせる寒さの中、キックオフ。
試合は意外な形で、序盤から動きます。
最前線からプレッシャーをかけてボールを奪いに行くレッズLは前半3分、吉良千夏選手がINAC最終ラインの一瞬のもたつきを見逃さず、ペナルティエリア近くでボールを奪うと力強いシュートを確実に決めます。レッズLが先制！
1-0しかし、どちらともこのゴールで浮き足立つことはなく、試合は徐々に落ち着きを見せます。
テンポの良いパス回しで攻撃のリズムが出てきたINACは、20分、高瀬愛実選手のクロスをゴール前で澤選手が競り、こぼれたボールをゴーベル・ヤネズ選手が押し込み同点に！
1-1ヤネズ選手は得点ランキングトップの13ゴール目
さらにその1分後には、右サイドで絶妙のタイミングで飛び出した川澄奈穂美選手に、近賀ゆかり選手からピンポイントのロングパスが通り、川澄選手のクロスがファーサイドに走りこんだ高瀬選手の頭にピタリと合い、これが決まってINACが逆転
2-131分には、後藤三知選手(浦レッズLがボールを奪ってGKと1対1の決定機を迎えますが、ここは海掘あゆみ選手が体に当ててボールは僅かにゴールの枠を逸れます
その後も試合は少しも停滞することなく、INACは攻撃で、レッズLは守備で高い組織力を随所に見せ…
動きのある内容に反して、前半のシュート数はINAC4本:レッズL2本と少なめでしたが、少ないチャンスを確実に決める両チームの個人の質の高さも際立ちました
そして、後半
後半開始前のINACの円陣では、澤穂希選手が清水あかね選手にツッコミを入れ、笑いが起こる場面も。
試合後に清水選手が話してくれたところによると、2試合連続CBでスタメン出場した清水あかね選手はその期待に応えるべく少し力が入ってしまったそうですが、失点に絡んで落ち込む清水選手に、ハーフタイムには澤選手はじめ、チームメイトの温かい声掛けがあったそうです
後半もINACが試合を優勢に進めますが、レッズLも一歩も引かず、高いラインを保って最前列からプレッシャーをかけ続けます。
しかし、後半は運動量が落ちたこともあってか、そのハイプレスをかいくぐるINACのパス回しがさらに勢いを増し、押し込む時間帯が続きました。
中島依美選手のミドルシュートがバーを叩き、ヤネズ選手の強烈なシュートはGK池田選手が間一髪でパンチング。
レッズLは終盤に齋藤あかね選手(MF)、大滝麻未選手(FW)、安田選手(MF)と、攻撃的な選手を投入してチャレンジし続けましたが、INACは石原監督が流れを見極めた結果、交代枠を使うことなく11人で90分間を戦いきり…
2-1でINACが貫禄の逆転勝利を収めました
最後まで極端に運動量を落とすことなく、2点目を果敢に取りに行ったレッズLと、あくまでベストメンバーで受けて立ち、巧みな試合運びで1点差をものにしたINAC。
見応えのある試合でした
入場者数は、3418人
解説は、U-16女子日本代表(通称:リトルなでしこ)の高倉麻子監督でした
9/26～10/6まで中国で行われたAFC U-16女子選手権では、35得点1失点(決勝では北朝鮮と1-1の末にPKを制し、優勝！)の成績で優勝し、2011年に続く連覇を達成
来年3月にコスタリカで行われるFIFA U-17女子W杯へのチケットを手に入れました。
高倉麻子監督の、育成の視点から厳しくも愛のある解説が印象的です
アジア選手権といえば、来年8月にカナダで行われるFIFAU-20女子W杯の出場権をかけたAFC U-19女子選手権 中国2013（10/11～20)は、4試合を終えて、日本は2勝1敗1分で勝ち点7の3位と、ギリギリのラインにいます
今日の北朝鮮(暫定2位)戦に勝てば文句なしで3位以内になりますが、もし引き分けた場合…
もう一試合の、中国(勝ち点5で4位)がミャンマー(勝ち点0で6位)に大量得点で勝つと、順位が入れ替わってしまう恐れも
日本は14時キックオフで、中国は16:30キックオフなので、日本の結果を待って中国は試合をすることになり、精神的な余裕が…
などと、こういう状況ではあれこれ考えてしまうものですが、目指すはもちろん、勝利のみ
ライバルであり強豪ですが、決して勝てない相手ではありません。
W杯という貴重な国際舞台への切符を、なんとしても手に入れてほしいと思います‼︎
秋晴れの空。
いいですね