今日はなでしこリーグ第5節
INAC神戸レオネッサ×伊賀フットボールクラブくノ一戦@ノエビアスタジアム神戸でした
冬に逆戻りしたような肌寒さでした。
ダウンジャケットでも良かったぐらいですが…さすがに衣替えしちゃいました
今年の春は3月下旬の花冷えといい、暖かい日とそうでない日の差が激しいですね
那須麻衣子選手(キャプテン/ボランチ)や小野鈴香選手(CB)、久野吹雪選手(GK/なでしこジャパン)をはじめ、伊賀FCくノ一には、元INACの選手が多いんです
くノ一の選手にとっては古巣対決で、選手のコメントからは「INACで成長させてもらった」と感じている選手も多いだけに、特別な思いを持ってこの一戦に臨む選手は多かったようです。
ピッチ上には、そんな緊張感がよく表れていました。
ボールポゼッションを高めようとするINACに対し、カウンターから手数をかけないシンプルな攻撃でゴールを目指すくノ一。
INACは攻守の要である澤穂希選手が肉離れでこの試合を欠場したため、ダブルボランチに田中明日菜選手とチ・ソヨン選手が入り、トップ下に南山千明選手。
最終ラインは、左SBにベッキー選手がケガから復帰し、CBに甲斐潤子選手が復帰。公式戦では初の組み合わせでした。
試合後、INACの石原監督が「テンポが作れなかったことと、後ろに人数をかけすぎた」と話していましたが、パスで崩していくINACのサッカーが封じられ、フィニッシュに持ち込めません。
くノ一もINACの攻撃の起点である中盤は特に警戒して、元INACコンビの那須選手と櫨(はじ)まどか選手がダブルボランチで良いコンビネーションを見せ、パスの出どころを抑えていましたし、様々な要因が絡み合った結果、攻守の切り替えが激しい展開に。
しかし、やはり今日も頼りになるあの選手が均衡を打開しました!
前半33分、甲斐選手のロングボールに、絶妙の動き出しを見せたゴーベル・ヤネズ選手が反応
ボールはやや左に流れたようにも見えましたが、イレギュラー気味のボールのバウンドをうまく利用してボールの芯を叩き、逆サイドネットを揺らす技ありゴール‼
ここまでの4試合も、昨年よりはシュート数自体は多くないINACですが、決定力はすごいものがありますなかでも、ゴーベルヤネズ選手は前節ハットトリックを決め(しかも前節は結婚記念日‼)、5試合で7ゴールと脅威的なペースでゴールを量産しているんです
このゴールで先制したINACが、その後も試合を優位に進めますが、くノ一は試合終盤になっても前からのプレスの質を保ち、那須選手のミドルシュートやセットプレーからチャンスを作ります
しかし、INACも海堀選手がゴールに鍵をかけ、最後まで守り切りました
結果は1-0でINACが勝ちましたが、シュート数はINACの3本に対し、くノ一は5本。どんな試合内容でも勝ち切るINACは流石ですね
一方で、最後まで緊張感の途切れない試合を見せてくれたくノ一は、なでしこリーグの良さである「最後まで全力で走り、諦めない」スピリットを見せてくれました
今日のなでしこリーグは他会場も含め、ゴールが少なかったですね。
数年前は、かなり得点差が開く試合も多かっただけに、各チームの実力が拮抗してきていることの証でしょう
帰りにかっこいいポスターを見つけました
ゴール後の笑顔って、ほんといいですよね
さて、それではこれから帰りの新幹線で寝不足を取り戻しまーす
みなさんも週末の楽しい夜を過ごしてくださいね