2日19:00(日本時間3日午前3時)~INAC対バルセロナレディースの試合(セイコーカップ・チャリティーマッチ)がありました!!
ピッチ脇に、カメラ用?の長方形にくりぬかれたような空間があり、そこから見ましたよ
なんと、目線がこの位置です。
芝生からの目線という新しいアングル!
スタンドの高い位置から見ると、戦術的なことやチーム全体のバランス感が見えてくることも多いですが、この位置からは、選手の足元の技術や駆け引き、表情がよく分かります。
会場は、バルセロナのホーム・カンプノウの隣にある、約1万5000人収容のミニ・スタディというスタジアム
1階席とピッチは隣接していて、選手の息遣いまでが聞こえてくるような臨場感がありました。
バルセロナレディースは、スペインの女子リーグ(Superliga Femenina )で現在2位の強豪。
男子のバルセロナと同じユニフォームで、迫力ありました
長身の選手や小柄でもフィジカルが強そうな選手が多かったのですが、足元の上手さはさすが、世界一のクラブ・バルセロナの女子チーム。
試合開始からダイレクト、ワンタッチ、2タッチまでのテンポの良いパスワークで、試合のリズムを引き寄せます。
ヨーロッパの女子サッカーは、イングランド女子代表やドイツ女子代表のように、ロングパスやスピードを生かしたサッカーをするイメージがあったので、なでしこジャパンやINACのように質の高いパスサッカーをするクラブがヨーロッパにもあるんだなぁ、と、嬉しい発見でした!
しかし、ピッチでは選手間の距離感、またパスと選手の連動のスピードでINACが上回っていました。
10分を過ぎると次第にINACペースに
そして前半15分、南山千明選手のループシュートでINACが先制
21分には右サイドで南山選手~近賀選手のオーバーラップ → さらに追い越した川澄選手がヒールで落とし → 近賀選手がシュートと見せかけ、走りこんできた大野選手にパス → 大野選手がシュート!!
惜しくもわずかにゴール左でしたが、流れるようなパスワークに、会場からはおおおー!!という声援と拍手が沸き起こりました。
しかし、前半ロスタイムに少ないチャンスを決められ失点
1-1で後半へ。
後半、ゲームを中盤で組み立てていた澤選手に代わって、新加入の京川舞選手がピッチに登場!
トップの位置に張ります。
裏に抜けて決定的なチャンスを迎えた場面ではシュートがGK正面に飛んでしまいましたが、前線からのチェイシングや川澄選手、大野選手との連携など、可能性を感じさせてくれるプレーぶりでした
試合は後半もINACが主導権を握りましたが、バルセロナレディースも質の高いカウンターで、危ない場面が何度かあり、ヒヤリ
しかし、最後まで両者譲らず、1-1のドローでした!
とっても見ごたえのある90分でしたよ!!
試合は地元のバルサTV でも生中継で放映されたようです
ちなみに・・・
近くで見ていたら、呼んでいただき、出演してしまいました
全世界区のバルサTVですが、日本では流れるのかしら
試合後のミックスゾーンはスペインメディアと日本メディアでいっぱいでした
ゴールを決めた南山選手!
テクニシャンぶりを見せ付けてくれました
試合後、選手のコメントからは、
こんなにボールを回されることはあまりなかったので驚いたこと、また、だからこそすごく楽しめた、といった感想も聞かれて、澤さんや大野選手、川澄選手も表情がいきいきとしていました
スタンドには日本人学校の生徒や、また地元のサッカー少女たちが大勢観に来ていました。
まだ小学校低学年ぐらいの少女たちがバルセロナの応援を7人ぐらいで声を揃えて歌っていたのにはびっくり。
サッカー文化が成熟している一つの表れですね
バルサレディース監督のシャビ・エルヨレンツ監督は、メッシ選手が12歳で来た時のコーチなんだそうです
ゴールを決めたバルセロナレディースのOlga García Pérez選手。
19歳の若手選手です!澤選手とプレーできたことに興奮していました
試合後のINACレディース
楽しんだ様子が伝わってきますよね
今大会の全員のサイン入りユニフォーム、サイン入りボールなどがオークションに出され、寄付されるそうです!!
ここからはオフショットです
大野キャプテン、南山選手、近賀選手。
チームメート暦が長い3人だけに、お互いのキャラクターをよく分かっているので面白いですよ
昨日の練習はこちらのグラウンドでした。
2部や3部のクラブもホームスタジアムを持っているので、住宅街の中に点在する比較的小さなスタジアムは歴史があって、雰囲気もすごくいいです
夕食に食べたパエリア。
地中海に面したカタルーニャ地方の名物の一つです!
海鮮専門店のお店だけに、とても美味でした
こちらも、カタルーニャ出身の洋菓子、クレマ・カタラーナ。
クレームブリュレに似ていますが、牛乳とクリームを使ったこちらが起源という説も。
最近は日本でも流行っているので、おすすめですよ