今日はヨコハマ・フットボール映画祭2011に遊びに行ってきました
1日で4本を観られるという、贅沢な一日でした♪♪
1本目はろう者サッカー女子日本代表チームの成長を追ったドキュメンタリー「アイ・コンタクト」 (中村和彦監督/日本/2010)。
上映後には選手として作品に出演していた御園裕未選手が来場し、私も飛び入り参加!?でガールズトークに参加させていただきました♪
観るのは2回目だったんですが、最初に観た時からすごく気になっていた御園選手と直接お話ができて嬉しかった!
スクリーンの中で見たとおりの、とても魅力的な方でした。
意志的な目と、迷いのないサッカー観。
好きな選手は、ゴン中山選手、岡野雅行選手、田中達也選手だそうです。「最後まで走りきる選手が好きです」という御園選手も、映画の中でもそうであったように、強い気持ちが感じられるプレイヤーです
試合中、音がない世界でいかに「顔を上げるか」。
コミュニケーションの大切さも、映画の中の選手達から学ぶことがたくさんあります。
今度一緒にフットサルしましょうという約束をしたので♪
楽しみだなぁ
2本目は、メキシコのトップリーグを目指す兄弟を描いた「ルドandクルシ」 (アルフォンソ・キュアロン監督/メキシコ/2008)。
兄(GK)と弟(FW)は、その大きな可能性を秘めた才能を敏腕?スカウトマンに発掘され、メキシコでプロサッカー選手として成功を収めていくのですが……
サッカーというゲームと、人生というゲーム。
映像の美しさや出演者達が醸し出す「艶」と、ハイテンポでコミカルな会話のやりとりはメキシコ映画ならでは。
想像もつかない、けれどどこかリアリティたっぷりの、プロサッカー界の運命の荒波の中で、2人にとって特別な意味を持つ「PK」のシーンはとても印象的です。
おすすめです!!
3作目は、インドネシアのトップリーグを舞台にしたラブストーリー「ロミオ&ジュリエット-フーリガンの恋」 (アンディバディアル・ユスフ監督/インドネシア/2009)。
愛するチームを異にする2人の、両クラブのサポーターにとっては「禁断」の愛。
そして、最後に待っている衝撃的な結末・・・。
サポーター同士の抗争で残酷な描写も多いのですが、サッカーを愛する者として考えさせられることは多かったです。
感じ方はそれぞれかもしれませんが、重いメッセージが伝わってくる作品でした。
4本目は、AC長野パルセイロと松本山雅FCとの「信州ダービー」を追ったドキュメンタリー「クラシコ」 (樋本淳監督/日本/2010)。
長野県を本拠地とする2チームによるこのダービーを、ある人は「日本における唯一のリアル・クラシコ」と呼ぶそうです。
舞台はJ1、J2、JFLの次の4部に相当する地域リーグ。
コールリーダーの呼びかけでどんどんサポーターが増えていく様子や、夜の飲み屋さんでの熱いサッカー談議の様子など、スタジアムでは決して知ることのできない映像に引き込まれました。
老若男女が自分のチームを勝たせたいとスタジアムに足を運び・・・一人ひとりの声が大きな塊となってスタジアムを包む映像は圧巻!!
★★★★★
テイストは全く違う4本ですが、どれも個性がしっかりしていて、見た後に残るものがあります!
日本未公開の作品でも、面白い作品が実はいっぱいあるんですよね。
アンテナを張り巡らしておかないと♪
そういった作品にスポットを当てるという意味でも、この映画祭の意義は大きいですね
今回はなんとチケットがすべて前日までに完売してしまったそうで!!
来年も期待したいと思います♪
名画座の、雰囲気たっぷりのシネマ・ジャック&ベティも良かったですよ
また、今回の映画祭の詳しいレポートはフォトジャーナリスト、サッカージャーナリストジャーナリスト・宇都宮徹壱さん の公式メールマガジン「徹マガッ」でも掲載されるそうです☆
宇都宮さんの新刊、「日本代表の冒険 南アフリカからブラジルへ」(光文社新書)
これから早速読ませていただきます
暖かくなってきてそろそろ梅が見頃ですね♪