27日のソロクアトロライブに向け初リハーサルしてきました。

 

 

これまでソロはずっとWOMANというものをテーマに楽曲を書いてきて、

今回久々にパーソナルな部分を意識して新曲を書きました。

もともとGLASS TOPで書いてきたテーマであるけれど、ここ最近のサウンドのGLASS TOPではあまり表現してない部分だったりする。

もっと言うとGLASS TOPで書いてきたとはいえA面楽曲というよりかはアルバム曲になりそうな世界観のもの。

ファンの方たちが‘あの曲、実は、いいよね’って言ってもらえるようなラインのもの。

 

ソロで、しかもバンドで、

表現するならばここのところで楽曲を久々に書きたいと思った。

 

いざ曲を書き演奏してみたら、GLASS TOPの始めたての頃を思い出した。

もう知らない人がほとんどだと思うけれど、GLASS TOPの一番初期の代表曲は「Mirage」というアップナンバーだった。

スケール間のあるサウンドにずっと高音を張り上げて歌う曲。

夢に向かえ、希望に向かえと叫ぶ曲。

その後そのイメージが自然と僕らのイメージになり、その次に「Brand-new world」で確固たるものになっていった。

でも最初には裏話があって、

一番最初にGLASS TOPが作った手作り音源のA面候補には「Mirage」ともう一つ「想いの果て」という曲があった。

「想いの果て」はちょっと渋めなロックバラード。

歌詞の思い入れとしては断トツにこちらの方が強かった。

テーマは変わらないにしても光か影か、明るいか暗いか、という違い。

伝わる印象は大きく違う。

きっとその時僕一人の選択だったら「想いの果て」をA面に選んでた。

結果、せっかくみんなでバンドやるんだし、イメージ暗いより明るい方が良いかってくらいの判断で「Mirage」がA面になった。

今考えたら当然の選択だ。絶対そうしてて正解。

だけどなぜだろう。当事者としてその場にいるとどうしても曲への思い入れだったりで全体的なことが見えなくなったりする。

あの時「想いの果て」を選んでいたらGLASS TOPの活動の仕方自体変わってただろうし、やる場所、繋がる人、生まれる曲、

全く今と違っていたんだろう。

 

ただその「想いの果て」のような曲を一番に良しとする精神性は変わらずあって、

それがアルバム曲になってたり、デモで埋もれたたくさんの曲たちになってたりする。

 

つまりちょっと暗い曲、ちょっと重い曲が個人的には好きなのです。

そしてそこを選んでしまう自分のセンスを決して良いとも思ってはいないのです。

明るい曲の方が人に好きになってもらいやすい、

キャッチーなメロ、歌詞の方が気に入ってもらいやすい、

世の常は確かに存在する。

もちろんいろんな方に支持してもらうために音楽をやってるわけで、ただのマニアックな音楽はしたくない。

そういう意味でもこれまでの経験でバンドメンバーや関係者がいてくれたことはとても大きくて、そういう周りがいたことで自然とキラキラした方への選択できてきたと思ってます。

 

久々にソロでパーソナルな曲を書いてみたら、相変わらず垢抜けないドロドロしたとこが出てきてる感じ。

でも何だろう、無性にそこらへんで今一度表現したいんだよなーって。

 

うまく言えないけど、

とあるバンドのボーカルがソロやります、ユニットの人がソロやりますって時、

どんなに良い曲書いて表現しててもバンドの方が売れるな、ユニットの方が売れるなって思うことありません?

それとかヒットソングを長年歌ってるアーティスト見たら、大抵歌いすぎて歌いまわし変わってて聴いてる方はあまり気持ちよくなくなってたり。

物事ってちょうど良いバランスってものが存在するんですよね、きっと。

そこにエゴや癖が乗っかりすぎるとそのバランスがどんどん崩れていく。

ちょうどよいバランスのものが大衆的というものなんだと思う。

一般的な正解は基本そこにある。

でも逆にコアな人、ファンの人はそのはみ出したとこに触れたい、知りたい、聴きたいという思いもあったり、

実際表現としてや芸術としての素晴らしさ、面白さがそこにあったりもする。

 

今回のソロ、

久々に自分らしさたっぷりの音楽です。

どの程度受け入れてもらえるのか、とても気になります。

垢抜けないとこいっぱい、

でもその分かっこよくて、胸に刺さる言葉もあるはずで。

自分がこの音楽すごくかっこいいと思えば思うほど、きっとバランスがずれているんだろうなとか思ったり。

逆に案外普通に受け入れられるのかもしれないって期待してみたり。

なんだかそこがとても面白く感じてたりするのです。

 

久々にバンドでスタジオで音鳴らして、あーやっぱバンドって楽しいな、生演奏って良いなって感じた。

この純粋な気持ちを音楽に乗せて表現できたら。

 

人ってなかなか変わらんもんですね。

これだけやってきて今になって、未だ「想いの果て」をA面にしようっていうあの日の気持ちと向かい合ってることになんとも不思議な気持ち。

 

 

 

 

~今後のGLASS TOPのライブ予定~

 http://cacuu.jp/production/ticket/ からご予約ください(小林 佳ソロもこちらにて予約お願いします)

 

■2017年11月18日土曜日
池袋 LIVE INN ROSA
出演:World chord / GLASS TOP / clockwork-scene / オトナキドリ

 

■2017年11月24日金曜日

吉祥寺SHUFFLE

出演:センチグラム / HIDEKING project / GLASS TOP / 笛ラジオ / 中野隆司
 

20171211日月曜日

渋谷CLUB QUATTRO

SAYONARA 2017

出演:GLASS TOP/MUSIQUA//more

 

 

~今後のソロライブ予定~

 

20171127日月曜日

渋谷CLUB QUATTRO

出演:小林佳 / 東京カメレオン/REALHEART'S/Crisis Climb/永田ミツコ/鈴木康平

 

 

 

GLASS TOP最新MV公開

ファンやミュージシャン達も一緒に創ったGLASS TOPの最新MVParty」がついに完成

https://youtu.be/sQgHnerwXUM