10年間。


小学1年生が高校生になってる。


そんな時間の中、僕はGLASS TOPという名を名乗って過ごしてきた。



2004年11月5日にGLASS TOPは渋谷TAKE OFF 7で初ライブを行った。


5人編成のバンド。


なんとなくネットや知人伝いで集まったバンド。


当の僕は当時バンドはやりたくないって思ってた。


大学生時代ずっと組んでいたバンドが就職活動などみなそれぞれの人生の岐路により解散してしまったあと。


青春の終わりを感じたあと。


他人と何かをやる難しさを感じてた。


ましてバンドという複数体はもう重たかった。


でも音楽は好きだしバンド音楽が好き。


活動をしていくという意志とかではなく楽しく音楽を奏でたいと思って集まりスタジオに入り、

そうこうしてたらせっかくだしライブやりたいねってなり、

初ライブに至った。


次なんて考えてなかったライブ。


友達がたくさん集まってくれた。


そのインパクトのおかげかな?


そのライブによって次へとお誘いをもらった。


始めて3ヶ月で僕らはイベントで100人以上動員した。


友達たくさんいたんだな。


その翌月、渋谷CLUB QUATTROのステージに立てた。


早くももうその時にはちょっと調子に乗っていて、

音楽楽しい、俺たちいける、

そうとしか思ってなかった。


勢いと勘違いのままアーティスト活動という領域に入り、その後まもなくしてこの道の厳しさを知っていくんだけど、

時にはそれを見ないふりしたり、相変わらずの勘違いをしたりしながら、

その日々は10年にも至ってた。



5人で始まったバンドは一人抜け、4人バンドプラスサポートドラムという長い期間を経て、2年前には自分と長代憲治の二人アーティストという形になった。


自分がまったく望んでいなかったこと。


悔しさを背負って、情けなさを背負って、なんで自分はGLASS TOPをやっているんだろう。


そう思うことは今だってある。


10年前、


メンバーのいろいろがあるから僕はバンドという形はやりたくなかった。


そんな自分が今は一生懸命GLASS TOPを守ろうとしてる。


なんでだろう。



うまく表現できないけど、


何かを失うのが怖いって思いがある。



何かとは。


誰かと想いを重ねてきたこと、その日々、

誰かと励ましあったこと、その気持ち、


そういったもの。



僕はこの10年間、本当に人に恵まれてきた。


ファンやメンバーや仲間や関係者、そして家族、


本当に愛を注いでもらってきた。


誰よりいたらないのが自分だって心から感じてて、それを思うと情けなくて悔しい。


せめてもの意地がGLASS TOPを頑張ることだと勝手ながらに思ってきた。


そしてGLASS TOPがあらなきゃ、いろんなものを否定してしまうような気がして怖い。


活動において良いことばかりではなかったけど頑張ってこれたのは、

志っていう格好良いものなんかじゃなく、臆病な自分だったからな気もする。



10周年ということで過去の曲を振り返り改めて思う。


なんてセンスの無いアーティストかと。


ただ感情を吠えてるだけの音楽に聞こえる。


そんなことを他人はずっと気づいていたのかと思うとまったく恥ずかしい。


そしてそんな僕のそばで何も突っ込まずに居続けるけんじも変なやつだって思う。


やっぱり僕らは良い意味で勘違いをして来れたのかもしれない。



でもそんな僕らの音楽でも誇りに思えることがある。


それは活動の中で得た人とのふれあいによって、それらが音楽に反映していったこと。


例えば最初僕は自分の葛藤の歌ばかり歌っていた。


だけど一番新しいアルバムでは人とその日々を讃える歌を歌おうとするようになった。


音楽の良し悪しを言いたいんじゃない。


GLASS TOPの音楽が自分だけの手じゃなく人との繋がりの中で生まれるようになったことが嬉しい。


みんながたくさん書き加えてくれた音楽、


それが僕らの音楽だって感じてる。



明日10周年記念のイベントがある。


楽しみが99%なんだけど1%怖い部分もある。


僕はこの10年間をどう感じるんだろうか。


今の自分をどう思うんだろうか。


きっと明日自然とその答えを感じてしまうと思う。



ありがとうの裏返しには情けなさや悔しさがある。


できればポジティブな感情だけを感じれたらいいのだけど。


嬉しさや感謝の気持ちが溢れれば溢れるほど、ネガティブな自分に心配するよ。


でも、


ありのままを受け止めたい。



明日という日は間違いなく自分の人生において一生忘れることのない一日になる。


全部を噛み締めたい。


そして僕だけじゃなく、よかったらみんなもみんなの日々を音楽通して感じられる日にして欲しい。


例えば10年間GLASS TOPとつながってくれた人には10年分の、


5年間の人は5年分の、


1年の人には一年分の、


1週間の人には1週間分の僕らの日々を感じ合いたい。


そしてあなたとGLASS TOPということだけじゃない。


その間あなたにしか知らないことや感じてないことがある。


他のアーティストとのつながりの日々もある。


記念イベントという日を通して、どうかあなた自身を思う日にしてもらいたい。



感情がぐるぐる回っていてうまく想いを書ききれません。


それだけ僕のこの10年間は感謝と挫折、喜びと寂しさ、相反するものが入り混じってます。


でも僕はGLASS TOPという10年を過ごせてきたことを心から誇りに思っています。


大好きな人がたくさん増えました。



僕にとっては音楽に価値があるというのは少し違います。


人に価値があって、音楽はそんな一人一人のストーリーを映す鏡のようなものだと思ってます。


明日、10年分の気持ちと大きな鏡を持っていきます。


僕らとあなたの真新しい未来に向けての1ページになるように。



明日は雨っぽいね。


この10年、本当に大事な日は雨だった。


ここまでくるとミラクルだ。


さあ、


雨上がりの虹をみんなで描こう。


★2014年11月9日(日)
渋谷TAKE OFF 7
GLASS TOP10周年記念イベント
「Brand-new world」
OPEN:12:30
START:13:00
前売:\2,500+D
当日:\3,000+D
出演:GLASS TOP / IN THE MILK! / Emi / 大沢菜大家 / sWan / センチグラム / 空~SORA~ / 西村右 / ハシグチカナデリヤ / HIDEKING project / MAO(SONG ORDER) / MUSIQUA / 森翼 / ゆう / YKJ
*入場は予約方法に限らず当日整列順になります
(整列は会場入口前、11時30分以降可能です)
*再入場可能です(チケット半券を必ずお持ち下さい)
*フィナーレに全出演者によるセッションがあります

【三大イベントコンプリート記念グッズプレゼント!!】
☆11月9日 渋谷TAKE OFF7 「GLASS TOP 10周年EVENT」
☆11月16日 渋谷TAKE OFF7 「MUSIQUA ONEMAN LIVE」
☆11月26日 渋谷TAKE OFF7 「空~SORA~ ONEMAN LIVE」
*上記3日間に参加頂き、12月29日「CACUU fes」にご来場のお客様にオリジナル記念特典をご用意させて頂きます。
*3日間の半券をお持ちください



~□今後のGLASS TOPの予定


★11月9日(日) 渋谷TAKE OFF 7

GLASS TOP10周年記念イベント「Brand-new world」
OPEN:12:30/START:13:00

■2014年11月14日(金)  柏PALOOZA
「Geno'Gravity 1st. Album【FOCUS】 Release Tour in 柏」


■2014年11月29日(土) 上野音横丁
「Passion!! TOUR 2014 秋」 Final!


●2014年12月3日(水) 高田馬場Live Cafe mono
GLASSTOP 主催 「GTV unplugged」


■2014年12月19日(金) 柏PALOOZA


■2014年12月29日(月) 渋谷TAKE OFF7
「CACUU fes vol.19 ~2014.zip~」


★2015年2月2日(月) 渋谷CLUB QUATTRO
GLASSTOP 「讃歌」 PROJECT TOUR FINAL LONG LIVE

こちらのチケット予約フォーム
からご予約ください。
※チケット予約がない場合は当日券でのご入場になりますのでご注意ください。

(ソロ公演もGLASS TOPで予約お願いします)



~□今後のフリーライブ情報


■2014年11月24日(祝月)
川口駅東口キョポラ広場野外ライブ
料金:観覧無料
時間/出演者:
・13:30~14:00 YKJ
・14:00~14:30 佐々木直人(リアクション ザ ブッタ)
・17:30~18:00 GLASS TOP
・18:00~18:30 MUSIQUA