8/15は日本では終戦日。
ポーランドでは、聖母の被昇天の日らしいです。
街を歩くとポーランドも祝日だったので調べてみました。
こういう些細な事で、その国の事を知る。
ポーランドの歴史を調べてみると戦争でもっとも被害の多かった国にあがるような悲しい国。
なぜ、被害多い?
色々要因あるようですが、多くの国々に囲まれていて、ポーランド=草原の国と言う意味らしいですが、高い山がなく、侵攻しやすいというのも要因の一つにあったみたいです。
確かに、アウェイ遠征でバスで移動、電車で遠出する時に、見える景色は、だいたい草原、高い山もありません。
そんな、少し日本と同じ戦争の悲惨さを知っているポーランドの若い世代が、先日、日本に行って来ました。
Balcom BMW CUP
平和祈念 広島国際ユースサッカー2015
この大会を2015年から、手伝ったのが自分の欧州でお世話になってる方々でしたので注目していました。
まず、欧州のチームがアジアに行って短い期間で試合をする事の厳しさは、皆さんも、日本で行われている日本代表戦を見れば理解していると思います。
しかも、今はアジアの夏。
こちらの30℃と日本の30℃は湿度の関係で全然過ごし易さが違います。
後、日本代表やJリーグと対戦する為に日本に来る経験のあるプロフェッショナルの選手達でしたらアウェイも慣れているでしょうが、今回のポーランド代表はU-17です。
自分は、ポーランドの若い選手達のクオリティーを高く評価しているので少し不安でした。
チームの成熟度は日本の若いチームは非常に高いですからね。
ただそこがフォーカスされ過ぎて、個人としては先に繋がらないのが日本の問題ですが‥‥‥。
大会の結果は、ウズベキスタン代表が優勝。ポーランド代表、日本代表、広島県選抜の順で大会は終了しました。
⚠︎日本代表はU-16での参加
アウェイの厳しい状況でもポーランドの選手達はクオリティーの一部を発揮してくれて、ポーランドにいる自分も少しほっとしました。
後、大会中、平和学習という広島で行われている意義のある時間があったそうです。
こういう事は、素晴らしい。
自分も若い頃は少しわからなかったのですが、指導者になってからは、選手に対してもこういう事の大事さを真剣に言う様にもなりました。
選手が理解していなければ、指導者が言わなければいけない。
サッカー上手ければいいじゃないですから、幸い自分は、男女問わず良い選手と接する機会が多いのですが、ほぼ全員、人間的にも素晴らしい選手ばかりです。
そういう事をきっと大事にしてきたから、一流の選手、魅力ある人になったのでしょう。
色々な文化に触れるのも、人間的に成長する良い時間。
今日は8/15。
同じ日でも、国違えば行われる事は違います。
自分は今日ポーランドから、終戦日を考る時間をつくろうと思います。
欧州に来てから、日本をさらに好きになりましたから。
皆さんも、今日少しでも日本の8/15を考える時間にしてはいかがでしょうか?
明日は、また前回書ききれなかったちょっといい話をと思っています。
お楽しみに。
@keihoshikawa