ご入籍おめでとう! | 星川敬オフィシャルブログ「星川敬の星川系」Powered by Ameba

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ご入籍おめでとう!




今はこの幸せな話題。


今日はエピソードトークを。
思い出すと澤選手(普段はほま呼びですが)とは、長い付き合いです。
年齢も近いですし、同じヴェルディというチームでプレーしていたので、澤選手が小学生の競合チームのレギュラーで男子と混じってプレーしていた事、小学生の全国大会の東京都予選で戦っていた事、15歳でなでしこデビューした事、もちろん知ってました、凄い選手が女子チームにいると同じヴェルディ内の男子チームでも澤選手は有名でしたから。
その時からの付き合いですから23年ぐらいですか‥‥‥
振り返ると歳を感じます。笑


でも、その時は、まさか指導者と選手の関係になるとは思っていませんでしたけどね。


そんな澤選手と話すと感謝等の言葉をもらいますが、自分的には、澤選手は自分がチームを率いた時には、プレーヤーとしては完成の域に近づいてましたし、プレーでの指導は他の選手に比べて本当に少なかったと思います。
技術的指導はあまり記憶はないですね。
澤選手はアンカー(ワンボランチ)でプレー経験が少なかったので、ダブルボランチとの違いとアンカーでのポジショニングとチームでの攻守のリスクマネージメントの事ぐらいです。

ただ、オフザピッチの方は結構大変でした。
チームと彼女を取り巻く環境がW杯後に激変したので、試合外のストレスを軽減させる事、なでしこをメジャースポーツにという彼女の理念に極力、自分も協力した記憶があります。
タイムスケジュールは良く考えてましたね。
あの時は、今思い返しても、異常な状況で日々過ごしてましたから。
当時は、澤選手は相当なストレスを抱えながらプレーしていたのではと思います。
彼女はプロフェッショナルですので、大丈夫としか言わないですから、なのでその辺りは本当に気をつかいました。



そんな澤選手には、逆に、大事なゲームでチームが困難な状況下におちいった時に助けてもらった記憶のが多いです。


多くの活躍を一つだけあげると

INAC神戸が初めてリーグ優勝した時のリーグ戦終盤の浦和レッズレディース戦。
アウェイでしたので、W杯フィーバーもあり大宮サッカー場はほぼ満員で真っ赤でした。
前半に浦和に先制を許してからは、こちらは何度も決定機をつくりましたが、相手の身体を張った守備と山郷選手のスーパーセーブにあい、終盤まで0-1。
ほぼラストプレー、アディショナルタイムでのコーナーキックでの澤選手のヘディングシュートで同点に。

澤選手のゴールがなければ、二年連続のリーグ戦の不敗優勝もなかった事ですしね。

もちろん、同点ゴールも嬉しかったですが、リーグ戦でのゴールで彼女があそこまで喜んだ事が、自分は凄く嬉しかったです。
どうしても、あのW杯の決勝の舞台とは、テンション、相手、賭けてるタイトルの重み等、全てが違いますからね。

W杯のようにかっこいいガッツポーズじゃなかったのが、また澤選手らしい。
ただ、ゴールはニアでのヘディングのお手本の様な素晴らしいゴール。

どんな試合、どんな状況、なんでもない日常の練習でも手を抜かない澤選手の姿勢があの喜びに表れていたと自分は思います。


相手、舞台、状況に関係なく、その瞬間に集中している。

どんな時も手を抜かない。

自分はサッカー下手。(本人の口癖)
(向上心の裏返し)


それら、世界一のフットボール選手になる秘訣だと自分は彼女を見てきて、思っています。
自分はサッカー選手時代、思い出すとあそこまでサッカーに賭けてなかったですしね。

だから、自分は今はプレーしてないわけです。


ただ、今は、その"気づき"を関わった選手に伝えるのが仕事ですから。
彼女みたいな選手を男子でもって!


澤選手の言葉

『夢は見るものではない。叶えるもの。』

ですから!



最後に本当におめでとうございます!
お二人でご協力して素晴らしい人生を!

日本帰国時に澤選手に直接、おめでとう言うのを楽しみです。


澤選手とはいい写真は結構あるのですが……それは自分の良い思い出に。


@keihoshikawa