膝の痛みは、だいぶ良くはなったが続いてはいて、階段の登り降りも出来るようにはなったものの一足ごとに痛む。

生活の中で、小走りにならなければならないことは案外多く、そうするとやはり痛いので少し跋扈を引きながら駆ける。

駆けるというのは、歩くに比べて、両足が地面についている時間が極端に短い。すぐに片足が上がるから、もう一方の片足で支える。

しかも、軸足はが膝を曲げた状態で体を支える瞬間が必ずある。

これが痛い。

先々週にはとてもじゃないが踏ん張れなかった。

階段の登り降り、駆け足、自転車の漕ぎ始め、といった、曲げた右膝に体重がかかる動作は、一切出来なかった。

痛くて我慢できないというより、痛みを我慢しても力が入らなかった。

これがまあ、数日経って、我慢すれば跋扈を引きつつも上り下りや駆け足をできるようになり、そうすると生活にはさほど不便がない。

痛みは不快だが、我慢すれば生活はできる。

自転車と正座が出来ないけれども、これは生活する上での必須ではないからだ。


変形性膝関節症の初期だという診断だが、おそらく3年前の膝強打で後十字靭帯も傷めていると思っている。

こちらはMRIでないとわからないが、MRIはこちらからお願いすると保険が効かず25,000円とか30,000円とかかかるようだし、判明したところで治療や対策は変形性――と取り立てて変わらなそうなので、さしあたりこのまま先生の言う通りにすることにした。

今日も、膝の水を抜いてもらい、ヒアルロン酸を注入、軽いリハビリをした。


「正座はタブー」とあちこちに書かれている。

現在、痛くてとてもじゃないが正座はできないのだが、この先、痛みがおさまったらしてよいものかどうか、先生に確認した。


「正座はあかんな。まあ、20kg痩せてガリガリになったら、出来んこともないやろけどな」


20kgはさすがに無理でございます💦

要するに、やめとけってことね・・・・・・。

さしあたり、お茶のお稽古はアウトか・・・・・・。

痛みがおさまって正座が出来たところで、右足を軸にしての立ち上がりは無理だろう。

これまでも、無理をおしてお稽古してきたが、それもよくなかったのだと思う。

せっかくお道具も少しずつ揃えてやる気になっていただけに無念だが、しかたがない。

無駄にはしたくないので、落ち着いたら少し立礼式の作法を学んで、自分で楽しもうと思う。

お茶の先生には、膝のことをLINEで説明させていただいたが、日曜日にお茶会のチケットを買っているので、それだけは参加させてもらうつもりだ。

正座ができないし、躙り口でにじれないとは思うけれど、まあなんとか誤魔化すしかない。


今の状態でお稽古を続けるのはムリだが、せっかく楽しさを知ったので、老後に向けて個人的な楽しみにしたいなと思う。

お茶のおかげで着物を着る楽しさも再燃したので、こちらも細々と続けていくつもりだ。