熊野那智大社と青岸渡寺にお別れして、駐車場に戻り、バスに乗って那智の
滝前にある飛瀧神社へと向かいます。なぜか、この飛瀧神社の鳥居辺りから、
人出が異常なほど多くなります。なにごと?
鳥居をくぐって右側にある案内板を読むと、「昔、神日本磐余彦尊がこの大瀧を
神と祀られ大穴牟遅神の御神体と仰がれました」と書かれています。って、
記・紀のどこにも書かれていないと思うけど、、、
調べると、どうも熊野那智大社の社伝によるらしいが、ちょっと無理あるんじゃ
ないの?天津神が国津神を祀るって、どう考えてもおかし過ぎるやん?
いつも言う、大神神社(おおみわじんじゃ)と同じですわ!
で、ご祭神は、大穴牟遅神(=大国主命)で後に飛瀧権現として崇められ、本殿は
無く、滝そのものがご神体となる原始神社になります。
石段を降りた右側には、「光ヶ峯遥拝所」と書かれた石が置かれています。
磐座なのか人工的に置かれた磐境なのか、ちょっと不明。光ヶ峯と言うのは、那智
権現が降臨した那智三峰の山の一つとの事です。
さてさて、滝近くまで来たのですが、境内はなんかお祭りのような騒々しさ、、、
日本語ではなく、大きな声の中国語が行き交い、自撮り棒にスマホを付けた
人たちが走り回り、まるで狂騒曲で、滝の音さえ聞こえません。
うんざり、、、彼らには、神聖な場所ではなくて、単なるテーマパーク!マイナス
イオンをたっぷりと吸おうと思いましたが、すぐに退散です。最後に、いやな目を
してしまい、大阪への帰路に。途中、熊野古道歩きの里「ちかつゆ」に寄って、
大阪難波には、定刻の午後8時到着。ちょうど、12時間の旅でした。
※写真上は、飛瀧神社の鳥居 2016/09/15
※写真中は、石段下右手にある光ヶ峯遥拝所 2016/09/15
※写真中の下は、那智の滝を前で見る 2016/09/15
※写真下は、滝前には金色の御幣が立てられている 2016/09/15
※写真下の下は、熊野古道歩きの里「ちかつゆ」 2016/09/15