滝そのものがご神体の飛瀧(ひろう)神社 熊野那智大社 =5= | 神社って面白いやん!つんつらぽっぽと行こう

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神社の起源から、今に至るまで・・・少し知識を得て神社めぐりをしよう!

熊野那智大社と青岸渡寺にお別れして、駐車場に戻り、バスに乗って那智の

滝前にある飛瀧神社へと向かいます。なぜか、この飛瀧神社の鳥居辺りから、

人出が異常なほど多くなります。なにごと?


鳥居をくぐって右側にある案内板を読むと、「昔、神日本磐余彦尊がこの大瀧を

神と祀られ大穴牟遅神の御神体と仰がれました」と書かれています。って、

記・紀のどこにも書かれていないと思うけど、、、


調べると、どうも熊野那智大社の社伝によるらしいが、ちょっと無理あるんじゃ

ないの?天津神が国津神を祀るって、どう考えてもおかし過ぎるやん?

いつも言う、大神神社(おおみわじんじゃ)と同じですわ!


で、ご祭神は、大穴牟遅神(=大国主命)で後に飛瀧権現として崇められ、本殿は

無く、滝そのものがご神体となる原始神社になります。


石段を降りた右側には、「光ヶ峯遥拝所」と書かれた石が置かれています。

磐座なのか人工的に置かれた磐境なのか、ちょっと不明。光ヶ峯と言うのは、那智

権現が降臨した那智三峰の山の一つとの事です。


さてさて、滝近くまで来たのですが、境内はなんかお祭りのような騒々しさ、、、
日本語ではなく、大きな声の中国語が行き交い、自撮り棒にスマホを付けた

人たちが走り回り、まるで狂騒曲で、滝の音さえ聞こえません。


うんざり、、、彼らには、神聖な場所ではなくて、単なるテーマパーク!マイナス

イオンをたっぷりと吸おうと思いましたが、すぐに退散です。最後に、いやな目を

してしまい、大阪への帰路に。途中、熊野古道歩きの里「ちかつゆ」に寄って、

大阪難波には、定刻の午後8時到着。ちょうど、12時間の旅でした。




※写真上は、飛瀧神社の鳥居 2016/09/15
※写真中は、石段下右手にある光ヶ峯遥拝所 2016/09/15
※写真中の下は、那智の滝を前で見る 2016/09/15
※写真下は、滝前には金色の御幣が立てられている 2016/09/15
※写真下の下は、熊野古道歩きの里「ちかつゆ」 2016/09/15