幣殿、本殿もコンクリート造りでちょっと残念な気がします。さすがに鍋島藩の
神社で立派なことは間違いありません。応神天皇や神功皇后を祀っているの
ですから、武士としては八幡宮と同じく、やはり大事に扱うのでしょうね。
壇ノ浦の戦いの時にこの神社の前の「心の池」から飛び立った白鷺が源氏を
応援したとの事で、戦勝した源頼朝は、神徳を感じ「御教書(みぎょうしょ=
自分の意思を表した古文書)」を送ったとのこと。その古文書などが残っている
とのことです。
鷺は、弥生時代から日本人にはとても馴染みのある鳥なんです。農耕民族に
とっては、稲作と害虫を食べてくれる鷺とは、切っても切れない仲で、銅鐸など
にも鷺の絵が描かれているほどなのです。今でも、日本中の田んぼで鷺を
見ることが出来ます。
本殿横には、「歩射(びしゃ)みくじ」なる恋占いなるものが!同じように弓で
矢を射るおみくじは松尾大社にもあったと思いますが、あそこも恋占いだった
はずです。
こちらは、本格的な弓矢で、的の輪を通れば心願成就とのことです。まぁ~
今更さすがに恋占いは、遠慮させてもらいますw
その左奥の「御神木」の扁額が架かった鳥居をくぐり進んでいくと、なんと
樹齢3000年の大楠が現れます。なんと根回りが26mもあるそうです。圧巻です。
帰りには、坂を降りたところに夫婦檜があり、仲哀天皇と神功皇后の御神意
とかで、根が続いているのと、枝が繋がっている?ので、縁結びの象徴として
崇められているとか!って、神功皇后はかかあ殿下やったやん!(笑)
枝からぶら下がった尾(綱)を振って拝むと、ご神徳があるそうな。小生
には関係なさそうなので、急いで武雄温泉のほうに帰ることにしました。
※写真上は、武雄神社の本殿 2016/09/06
※写真中は、神社前にある「心の池」 2016/09/06
※写真中の下は、本殿横の「歩射みくじ」の場所 2016/09/06
※写真下は、ご神木の大楠 2016/09/06
※写真下の下は、夫婦檜 2016/09/06