重量感がある肥前鳥居にビックリ 武雄神社 =1= | 神社って面白いやん!つんつらぽっぽと行こう

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神社の起源から、今に至るまで・・・少し知識を得て神社めぐりをしよう!

大阪南港から弾丸で吉野ヶ里遺跡へ行くツアーに参加したのですが、午前中に
武雄温泉に寄ると言う事で、みなさんがお風呂に入っている間に、武雄神社へ!


是非、見たいものが!それは、肥前鳥居を今まで見たことがなかったのです。

せっかく来たのですから見ないと損ですもんね。一時間しかないので、武雄温泉の

観光用楼門からタクシーに乗ると、運転手さんが鳥居のあるところまで連れて

行ってくれました。


それは、神社の前でなく、神社の前の通りを北東に進んだところにありました。

(一ノ鳥居)鳥居の横には「肥前鳥居」の説明が書かれた案内板もあります。

石造りで柱が太く、3段継ぎが特徴で、笠木は真ん中部が真っ直ぐで両端が船の

帆先のように曲がっています。
すごい重量感がある鳥居でビックリしました。


この鳥居から、どんどん武雄神社のある山(御船山)のほうに近づいて行きます。

神社入り口の鳥居は残念ながら石造りですが明神鳥居(二ノ鳥居)です。そこの

石段を上り、さらに少し坂を登り、さらに右に石段を上ると肥前鳥居(三ノ鳥居)が

あり、境内が広がります。鳥居の扁額には「武雄宮」と書かれています。


拝殿は、近代的な板葺きコンクリート造りで神紋の「開扇(ひらきおおぎ)」がとても

美しいです。肥前後藤家の家紋は、「下り藤」なのですが、後を継いだ武雄鍋島家が
武雄神社を崇拝し、この「開扇」を裏紋としたようです。


案内板によれば、主祭神は武内宿禰で仲哀天皇と神功皇后の夫婦とその子どもの

応神天皇、武雄心命を相殿と、、、武雄心命って誰?

ネットで調べると屋主忍男武雄心命(やぬしおしおたけおごころのみこと)とのことで、

日本書紀の景行天皇の項に出てきて、なんと武内宿禰のお父さんですって!




< ※写真上は、武雄温泉の楼門(東京駅と同じ建築家とのこと) 2016/09/06
※写真中は、武雄神社の一ノ鳥居 2016/09/06
※写真中の下は、武雄神社のある御船山(船の形をしている) 2016/09/06
※写真下は、武雄神社の二ノ鳥居 2016/09/06
※写真下の下は、武雄神社の拝殿(神紋が美しい) 2016/09/06